U2 疋夫之抄図解
【構成】「疋夫之抄図解」全七冊之内の四冊カ
【印記】蔵書印「雲林庵(丸印)」「富田蔵書(角印)」の二種類有り
c.f. 嶋田勇雄「兵法諸流と武者言葉集との関係についての試論」
【内容】加賀藩軍学者有沢永貞(寛永15〜享保元)の兵法書を子の加賀藩士有沢武貞が解説したもの
(序言)
兵法抜書疋夫之抄ハ永貞作之ノ/趣キ其序ニ述ルカ如ク当務ノ用/タリ然レトモ是ヲ委クセント思ヘハ/其事少ナカラス・・・且必スル処ノ者モ不図之又ハ大絵図ヲ以テスヘキ者普通ノ知所ノ者モ略之而己
1
(奥書)
右軍詞之巻図解前者宝永四丁亥冬作之
(有沢武貞)桃水子
2 軍詞之巻 後
(奥書)
右軍詞之巻図解後者宝永四丁亥冬作之
桃水子
3 武功之巻
(奥書)
右図解者宝永丁亥冬/始筆之宝永戊子夏終/之者也
於加陽有沢武貞作
右武功之巻図解者宝/永五戊子夏作之
桃水子
4 [江戸城及び城下の解説]
(首部)
一 大手御門外之事
一 大手御門内并ニ桔梗御門内之事
(尾部)
松平肥後守〈二十三万石/ワタクラ〉 有馬中務大輔〈二十二万石/神田橋外〉
【備考】蔵書票「1907」
U3 兵法雄鑑抄
【内容】北条氏長著「兵法雄鑑」を巻第一〜巻第二十と巻第二十一〜巻第五十二の二分冊に合綴、山鹿素行軒印記有り、北条氏長は甲州流兵学をを学び北条流兵学を創始する、山鹿素行は兵学を氏長に学ぶ
【目録】1-20
1
①
②
2 兵法雄鑑抄巻第二 人用捨
①
②
③
④
⑤
3 兵法雄鑑抄巻第三 城築一
①
②
4 兵法雄鑑抄巻第四 城築二
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
5 兵法雄鑑抄巻第五 城築三
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
6 兵法雄鑑抄巻第六 城築四
①
②
③
④
7 兵法雄鑑抄巻第七 城築五
①
②
③
④
⑤
⑥
8 兵法雄鑑抄巻第八 城築六
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
9 兵法雄鑑抄巻第九 城築七
①
②
③
④
10 兵法雄鑑抄巻第十 城築八
①
②
11 兵法雄鑑抄巻第十一 城築九
①
②
③
12 兵法雄鑑抄巻第十二 城築十
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
13 兵法雄鑑抄巻第十三 前習
①
②
14 兵法雄鑑抄巻第十四 武者分
①
②
15 兵法雄鑑抄巻第十五 重習
①
②
③
16 兵法雄鑑抄巻第十六 制法
①
②
③
④
⑤
⑥
17 兵法雄鑑抄巻第十七 手柄批判上
①
18 兵法雄鑑抄巻第十八 手柄批判下
①
②
③
④
19 兵法雄鑑抄巻第十九 出軍
①
②
③
20 兵法雄鑑抄巻第二十 戦地
①
②
③
④
○21-50
21 兵法雄鑑抄巻第二十一 営法上
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
22 兵法雄鑑抄巻第二十二 営法下
①
②
23 兵法雄鑑抄巻第二十三 斥候上
①
②
③
④
⑤
⑥
24 兵法雄鑑抄巻第二十四 斥候下
①
②
③
25 兵法雄鑑抄巻第二十五 足軽
①
②
③
④
⑤
26 兵法雄鑑抄巻第二十六 三戦
①
27 兵法雄鑑抄巻第二十七 五戦
①
28 兵法雄鑑抄巻第二十八 座備
①
②
③
④
⑤
29 兵法雄鑑抄巻第二十九 備変
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
30 兵法雄鑑抄巻第三十 寡戦
①
31 兵法雄鑑抄巻第三十一 衆戦
①
②
32 兵法雄鑑抄巻第三十二 客戦
①
②
33 兵法雄鑑抄巻第三十三 主戦
①
34 兵法雄鑑抄巻第三十四 攻城
①
②
③
④
⑤
35 兵法雄鑑抄巻第三十五 守城
①
②
36 兵法雄鑑抄巻第三十六 騎戦
①
37 兵法雄鑑抄巻第三十七 船戦
①
②
③
④
38 兵法雄鑑抄巻第三十八 計策
①
②
③
39 兵法雄鑑抄巻第三十九 夜戦
①
②
③
④
⑤
⑥
40 兵法雄鑑抄巻第四十 夜守
①
②
41 兵法雄鑑抄巻第四十一 勝鬨
①
②
③
④
42 兵法雄鑑抄巻第四十二 八字
①
43 兵法雄鑑抄巻第四十三 用思
①
②
44 兵法雄鑑抄巻第四十四 兵具一 団扇 采幣
①
②
③
45 兵法雄鑑抄巻第四十五 兵具二 鞭扇
①
②
46 兵法雄鑑抄巻第四十六 兵具三 縨
①
47 兵法雄鑑抄巻第四十七 兵具四 旗
①
48 兵法雄鑑抄巻第四十八 兵具五 幕
①
49 兵法雄鑑抄巻第四十九 兵具六 内幕 田町連 幌幕
①
②
③
50 兵法雄鑑抄巻第五十 兵具七 太皷 貝 鐘
①
②
③
④
⑤
51 兵法雄鑑抄巻第五十一 覆伏
①
②
③
④
⑤
52 兵法雄鑑抄巻第五十二 武功
①
②
③
④
⑤
⑥
【奥書】
兵法雄鑑五十二巻終右之外微妙至善合/五十四帖也微妙至善巻者兵法之秘事/成故不顕之而巳
近世談兵者数家其為時也或摘語於/七書或熟習於訓閲自称源義家之伝/且仮楠正成之名矣其為教也或設術於/天文或望異於雲煙自作*(くわ)図之像令/感奇怪之事矣其邪説暴行之*(たふらかす)於世惑/於人属其口労舌沸之謾放正帰千邪/輩不遑挙数矣余此全篇者略著兵法/奇正之適意細論攻戦之根帯矣言繁/冊多而搢紳冠綏之徒以不便見之然上達/者希遇下愚者易得上達者聞一知十/無冊無篇而猶可也下愚者聞一知二有/冊有篇而後可也故下語到于茲矣維時/正保第二之暦九月朔日書謄成矣後之覧/焉者於兵家者流弁溜滬帷幸故跋/伊豆平氏早雲寺天岳宗瑞七世之孫
北条氏長
山鹿平姓素行軒(黒印)
板本小川彦九郎
亥二月朔日出来
戌十一廿日シテ
U4 武功吟味集
【内題】「武功吟味集」
【内容】本多忠勝に仮託して作られた兵法書。慶長12年の子孫への置書の形式。奥に「名将名言集」を追記。
【印あり】「川□□/図書記」(写真1・2)
【序】「凡天下の武功吟味は元弘年中に楠河内守橘正成/奉 勅て穿鑿之一巻の書を書立置しを文明の頃/常徳院源義尚公是を秘蔵し給ひ細川右京大夫源政元/に被仰付武弁才在輩を集め異国本朝之の正しき理/を書添末代迄其徳を守り道に障りなきやふにと思/召書置給ひしを年経て後如何して落ちりけん三河国/の住人夏目五郎兵衛菅原忠氏と云人是を所持す其頃/御祖父清康公武道の吟味を専とし給ゆへ是を被召/上御秘蔵有之御所様迄相伝りしを大須賀五郎左衛門/尉平康高酒井左衛門尉源忠次に被仰談御軍法の内/へ被入し也/秀忠公いまた黄門にて御座の時被遣しを本多忠勝も/御前に罷在て拝見仕端々覚候故彼法を本にたて/私の所存を加書也/・・・・・・」
【目録】「武功吟味集/目録/一番槍之事 二番槍之事/(中略)/槍幷脇詰太刀鑓下之高名之事/都合弐十七ケ条」
【本奥書】「慶長十二年辰ノ九月九日/同平八郎藤原忠勝/本多美濃守殿/同出雲守殿/家老中へ」
【書写奥書】「元文五庚申年八月/成節謹記」
【備考】蔵書票「1907」
U5 武田家軍用故実各種の伝
【備考】蔵書票「1907」
【構成】①~⑦の弓術関係故実書を合冊。朱筆にて批正あり。
【内容】
①
内題:「武田家軍用故実五種之伝」
目録:「武田家軍用故実五種之伝/箙之伝 空穂之伝/矢拵之伝 鞦之伝/鞢之伝/右五種図式別伝/箙矢からみ図式伝重別伝」
奥書:「窪田助太郎清音門人/村上周防守/常要(花押)」
備考:付録あり
②
内題:「矢取拵 うつほ箙小矢さし様/手綱腹帯染様之記」
奥書:「窪田助太郎清音門人/村上周防守/常要(花押)」
③
題:なし(日置流弓術秘伝書?)
首:「じんどうの事/一手しんとうこしらへ様の事箟はさはしのた/るへしふしかけをとりたぬるへしはすハふし/はす也・・・・・・」
奥書:「右此一冊吉田新助於越州/一乗谷上原豊前守殿へ重而罷下/候刻種々致懇望申請候也/本書依為磨滅改之写〓(正+子)〓(畏+之繞)テ/聊尓不可他見者也/元和[甲/子]稔二月上旬/吉田一水判/印西(花押写)/吉田五左衛門尉/貞氏(花押写)/吉田市丞殿参/右一帖者大久保忠□(茅?)所蔵之吉田氏/自筆之本歟得写之畢小笠原/家古伝正本也実後来之可為亀鑑/者也/寛政十一年己未五月廿三日土井主税/利徃(花押写)/天保六年九月十七日 窪田清音(花押写)/嘉永四年亥六月十一日 村上周防守常要(花押)
④
題:弓弛巻様
首:「弓の長サの事其主の手の中指をからめて二ツ/のふしの間を・・・・・・」
奥書:「右弓弛巻様ハ京都将軍時代小笠原家にて/記されし古伝の書数巻に見えたる趣も/一ツに合セ取て絵図を加へ口伝を書入て子孫に/授る者なり/天明三年癸卯八月八日伊勢平蔵貞丈書(花押写)/窪田助太郎清音門人/村上周防守常要(花押写)
⑤
内題1:「矢羽文考 伊勢貞丈録/追考土井利徃」
内題2:「矢羽文考」
内題2下:「平貞丈書」
本奥書:「安永五年丙申九月十九日 伊勢平蔵貞丈録/右一冊免伝写候畢/寛政元年己酉三月十日 伊勢万助/貞春(花押写)/土井主税殿参」
備考:土井利徃の追録あり
奥書(追録分):「右矢羽文考一巻ハ土井氏之蔵本ヲ請テ写之/天保十五甲辰年二月十四日 窪田助太郎清音(花押写)/嘉永四辛亥年正月十一日 村上周防守常要」
⑥
内題:「箙乃矢からミの秘伝」
首:「此ゑひら矢からミの秘伝ハ矢を幾筋ぬきいたし/たル其あと・・・・・・」
奥書:「右えひら矢搦の秘事古より口伝にて其書□□/存に其伝のほろびん事を恐れて是を書/にしるし置者也猥に人に伝ふへからす/秘すへし/\秘すへしとハ此通を好まさる人に秘するなり好む人にハ秘さることなかれ/宝暦十二年壬午二月朔日 伊勢平蔵貞丈判/右一冊免伝写候畢/天明七年丁未六月二日 伊勢万助/貞春判」
⑦
内題:「鞢緒留様」
目録:「歩射ノ遊かけ緒とめやう/騎射ノ遊かけ緒とめやう/流鏑馬の手袋ノ緒とめやう 秘伝/軍陣ノ遊かけ緒とめやう 秘伝/以上四品古伝」
奥書:「右の遊かけの緒結ひやうハ小笠原家の伝なり/かゝる事ともハ書付おかされは其伝紛失するによりて/絵図ヲもくはへてくハしくしるして孫ともの為に/するものなり/安永四年乙未春三月八日 伊勢平蔵貞丈書(花押写)/天保二辛卯年四月廿三日[ 破損 ]/嘉永四年辛亥正月十五日[ 破損 ]」
備考:奥書下部は破り取られる
U6 甲州議弁
【内題】甲州議弁
【首】「正休問云先年有学謙信流軍法彼師甚誹/謗信玄之兵法以甲陽軍鑑為詐偽書以数/十条誤挙之予又疑惑冀挙之以問矣長春/曰夫称誉而不議毀則不知所毀称毀而不/議挙則不知所誉也卿曽勿所残一々以議/弁矣休云川中島合戦有三偽/・・・・・・」
【尾】「大坂夏陣 権現様以板倉伊賀守有軍法/御尋九箇条[冬陣有鈞命入大坂/城与大野主馬語]景憲記載/之」
【蔵書印】「小諸/文庫」
U7 騎格順道
【現況】上巻・中巻・下巻合冊
【内題】「騎格順道」
【蔵書印】「綾野氏蔵」「成澤館蔵書印」
【序】「騎格順道序/伊勢家進退の秘伝を記したる礼格伝授と/題せる書の序言に/○礼とはしつけかたなり格とハ定法のきハめ也/・・・・・・/于時文政己丑孟夏中旬得偶閑書於坰埜亭/窓下 沼田美備(朱印・印文「沼田美備」)」
【跋】「右之条々師伝に習ひて騎格の順道を略記すと/いへとも必此格に而已閉られて偏屈する事なかれ/間(ママ)愚が癖説なきにしもあらず古語に法あるも非也/法なきも非也と先哲の遺言もあれハ唯其大法を/知て時の宜きに随ひ修行すべし然れ共流俗ニ習て/大に道を踏違ふ事勿れ子孫勉て馬芸の格十分が/一ツも古に復し武備の本意に叶ふ徳あらん事を庶幾(コヒネガウ)而已 沼田美備自跋」
【備考】蔵書票「1907」
U8 武門要鑑抄
【備考】蔵書票「1907」。「日本伝」二冊を合冊。茶表紙各々にあり。越後流兵術書。
【内容】
①
外題:「日本伝[自国政伝/至手組伝]
内題:「武門要鑑抄」
内容:武門要鑑抄巻一~七
序:「大凡武道者諸法之摂官也/〈天子将軍〉主将政者司天地保四海富吏/相之務者尽忠守邦家士卒之/業自離〈私ヲ離ルヿ〉法随倶信冥加則国治/家楽身安矣兵者凶術也非所/良将之好有世於安将害道則/刑之施者天与師而無対之敵/背是而起兵者〈自ラ己カ身ヲ害ス〉逆矛而堅如押天鏡懸面可恐□(可カ)慎」
②
外題:「日本伝[自備捌伝/至軍旅伝]
内題:「武門要鑑抄」
内容:武門要鑑抄巻十五~十九.
奥書:「石田伴右衛門景如(8文字抹消)/文政七年九月中旬 ■■■■■■■■」
備考:挟み込みの紙片多数あり
U9 武門要鑑抄
【イェール】1907
【内題】「武門要鑑抄」
【蔵書印】「□保埜印」 *巻7と巻8の間、印文要検討(写真3・4)
【内容】巻一~巻二十
【首】「武門要鑑抄第一 国政伝/品第一 国家鎮護段/軍法大本/夫軍法の本ハ武略知略也」
【備考】奥に上杉謙信以下兵術相伝の系図有。切り抜き二か所あり、蔵書印を切り抜いたものか。
U10 武備目睫
【イェール】1907
【構成】①巻下→②巻上の順で合冊する
【内容】
①
内題:「武備目睫巻下」
内題下:「雲州鵜飼半左衛門平矩著/東都松宮左膳俊英校」
目録:「武備目睫巻下目録/一番所詰所ニ而変在之時心得/一取篭者在之時之心得/一変死在之検使可勤心得/一討果之心得/一切腹仕時之心得/一介錯可仕心得/巻之下目録畢」
跋:「不侫幼雅の昔より父師乃教に就き道の/本末先後有事を聞しより彼遠きニ至り高/其ニ昇る事ハ不逮之質多病乃身の及へき/処ニあらさる事を知りぬ務めてハ一歩の足下/に〓(足+夜)かさる心掛せま同しと年来傍ニ問て遍/く求て車の底にたまり□の間に積るよし/なくことを筆にまかせていゐつらぬれハ誠に/〓(艸+袖)塚の堆きか如く元より撰定の材なけれハ/鳥の雌雄を弁す難波のよし何くも分地備/らねと砂の中に金をえり石の中ニも珠を拾/ふ人にも何以なき暗路の蛍盲人の杖共/ならざらめかも/元文己未春末 鵜飼平矩着」
識:「斯書鵜飼氏所草家君応其需令愚/校閲事見于序文愚不肖而年尚弱輙旧撰/定之仕似無所憚雖然厳命不可辞乃不自揣/艾繁補闕或加批評或添事類務事詳細/増於原文凡悉于条恐碔砆□玉魚目乱現/謹繕写以里賢欲下雌黄之後再浄書云/元文己未初秋朔旦/不肖小子松宮俊英謹識」
②
内題:「武備目睫巻上」
内題下:「雲州鵜飼半左衛門平矩著/東都松宮左膳俊英校」
序:「諺に秘事ハ睫と言事有り目ニ近/けれ共見へぬと云事成るへし此書載る/所の如き誠ニ武士の睫なるへし誰しも/知らては叶わぬ事なれ共余り近過たる事ハ面々に心掛て他を待へき事にも/あらねは教る人もなく何分いせる事も/なく当時昇平の久しき英材俊/傑並起り識ハ支竺も遠之極め/道ハ鄒魯の古に復るしかりと言へ共/高を抑けは足元之見へる遠きに/意あれハ近キを忘るゝためしかゝる/目前の事を想ひ寄らぬも有間敷/・・・・・・/元文己未仲夏日/下谷散人/松宮俊仍識」
目録:「武備目睫巻上目録/一供奉之時変有之心得/一自分他行之節変有之時之心得/附夜中心得/一使者勤之節変有之心得/一取次役相勤候節変有之心得/一隣家に変在之時の心得/上目録畢」
U11 武教全書
【背表紙】「[ ]教全書」
【備考】山鹿素行著。一上・一下・二・三・四上・四下・五を合冊。朱書にて注記有。貼紙あり。挟み込みのメモ書き多数あり。その内の一つには「三八[七日/十七日] 兵学会日」とあり。
【内容】
①
内題:「武教全書 一之上」
自序:「武教全書自序/孫子曰兵者国之大事死生之地存亡/之道也不可不察也是千歳不易之格/言也近世談兵之士満巷然不知其本/源而皆論其枝葉故兵要□論本末差/別而不一貫之甚可歎息焉矣山本道/鬼者中興之鳴于兵之士也尾畑景憲/因茲伝末書及結要本且述三品等之/書北条氏長亦伝此而著雌鑑雄鑑及/用法兵之道於于茲庶乎其不差乎矣/予嘗述兵法神武雄備集若于巻殆竊/取先哲之意今又摝其要詳其事仍附/門人等所輯録之武教小学始著其教/戒終次其序品欲令有便看焉而已尚/管見之所不及者闕其疑而俟后之君/子云惟(漢字要確認)時明暦丙申秋謹序 后学/山鹿平義矩(矩は漢字右側のみの異体字)粛
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯九月 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
②
内題:「武教全書 一ノ下」
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯九月 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
③
内題:「武教全書 巻之二」
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯十月吉日 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
④
内題:「武教全書 巻之三」
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯十月吉日 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
備考:朱書にて「雖城築之作法如本文具形成非紙筆之所尽/精義之工夫・・・/豈夫不可忽矣/万延紀元之夏 后学紀部景瑞謹校」
⑤
内題:「武教全書 四之上」
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯十一月吉日 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
⑥
内題:「武教全書 四之下」
備考:「船戦」の項に「海国兵談」を引用する。「津軽家臣/山鹿高輔ノ書ニ仍テ/改正ス高輔ハ先師六代ノ/孫也八郎左衛門ト号ス/文政十三寅年十一月山鹿流/復古ノ志ニテ我藩ニ来ル/仍之度々対面ス/最上信直記」と注記あり。
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯十一月吉日 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
⑦
内題:「武教全書 五之巻」
後序:「武教全書後序/兵法者其理出伏義氏ノ一画其用起軒轅氏/之制法矣・・・・・・/甚可熟味者乎/山鹿素行軒」
奥書:「明暦二年丙申秋 山鹿甚五左衛門義矩(右側のみ)/東一郎兵衛親貫/三宅図書忠重/松岡一野右衛門義通/生駒丈之介貴近/南治左衛門長澄/青木四郎兵衛一通/塩田与惣左衛門忠篤/寛政六年甲寅二月朔日/初称次郎太夫/最上求心/右条々伝来之意趣致授与畢過日/如盟約勿漏泄矣/安政二年乙卯十一月吉日 信直(朱印・信直埜印)(花押)/森下亀次郎殿」
備考:最上求心口上書を挟み込む。「口上/名印未無之故押字実名共/難仕延引ニ相成居申候病中/故ニ候已上 十一月十二日書置」、端裏に「森下亀次郎君 最上求[ 」
U12 愚得随筆
【外題】「愚得随筆 一」 表紙茶引
【蔵書印】「川内文庫」
【内容】巻1より巻10まで。
【序】「愚得随筆序説/愚得随筆ハ朝倉孫右衛門日下部景衡カ集ル所也景衡ハ武芸ノ連人且/武器ノ故実ヲ知ルヲ以テ其名高シ・・・/纔ニ小見ヲ記シテ識者ヲ俟而已/明和七年庚寅夏五月十三日/東都扈従隊士 伊勢平蔵貞丈識」
【奥書】「右愚得随筆求于新井源太郎邦孝写之/明和七年庚寅夏四月望日/伊勢貞丈公持書/右貞丈公御持書拝写畢 田村節蔵敬則/安永三年甲午五月/右田村氏ヨリ懇望而安永酉年ヨリ亥六月終/白井高桐書写」
*次丁の奥書は書さしか
U13 座右書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一 座右書
【構成】「座右書」1~4合冊。弓術書。
【内容】
①
外題:「座右書 壱」
凡例:「座右書/凡例/一京都将軍乃時代我家の先祖代々伊勢守に任し政所職御所奉/行に補せられて将軍家殿中乃礼式作法を司とりけれハ諸家の/人々殿中の礼法をハ伊勢守に問ひ給ひし也又小笠原家ハ代々将軍/家弓馬乃御師範とし給ひ彼流を用ひ給ひけれハ諸家の人々弓/馬乃礼式をハ小笠原に問ひ給ひし也されハ小笠原ハ殿中の礼法をは/我先祖伊勢守に問ひ給ひ伊勢守ハ弓馬の礼法を小笠原に問ひ/給ひし也依之小笠原の古伝書とも多く我家に伝え来れり今/かの古伝書幷ニ其門弟の人々乃聞書の古書ともの中より予か/覚悟すへき事ともをぬき出し書あつめて一書と成しぬ是常に/座乃かたはらに置て見るへき物なれは座右書と名付る也/・・・・・・/安永七年戊戌六月廿七日 伊勢平蔵貞丈記/于時六十二歳」
備考:引用古伝書目録・小笠原家系図あり
②
外題:「座右書 弐」
③
外題:「座右書 三」
④
外題:「座右書 四」
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二 座右書
*「座右書」5~7の三冊を合冊。U13のつづき(装丁等も同じ)
①
外題:「座右書 五」
②
外題:「座右書 六」
③
外題:「座右書 七」
奥書:「右座右書七冊此度仍深御懇望免/転写参候此書努々不可被出窓外依/之証書如件/寛政二年辛亥七月四日/伊勢万助/貞春(花押)/山辺和三郎殿参」
U14 武器考証
【内容】武器に関する記載を故実書・古記録等から抜書したもの。
○11~15
【背表紙】「武器考証 十一―十五」
【蔵書印】「川内文庫」
【内題】「武器考証巻十一」
【内題下】「江府扈従隊士伊勢平蔵貞丈輯」
(以下、巻十五まで同様)
○16~20
【背表紙】「武器考証 十六―二十」
【蔵書印】「川内文庫」
【内題】「武器考証巻十六」矮
【内題下】「江府扈従隊士伊勢平蔵貞丈輯」
(以下、巻二十まで同様)
【奥書】「従明和五年戊子至今年己亥/凡十二年毎読書採摝所関武/器之語而微塵為山滴露成海/其所抄写者凡二十巻更副目/録号曰武器考証以授吾孫矣/孫々伝授勿忽云爾/安永八年己亥春二月朔旦/扈従隊士伊勢半蔵貞丈書」
【備考】最終ページに「十冊[サキ/シイヨ(ヵ)]」と墨書、「一□□□□□□□年七百 十」と印字あり(不鮮明)
U15 薫風雑話
【内容】武芸者の逸話集。
【蔵書印】「□□図」
【序】「薫風雑話序/矮屋夏日不堪炎蒸高枕窓下而/午睡適有客来訪忽然驚覚時薫/風生涼相与噲ニ然清談無余頓/慰鬱情譚酣偶論近世所称鎧製/之正法者頗有妄意杜撰之紕繆/曁議当時軍師与枝芸者流麤陋/傍及一二人事之是非得失言訖/夕陽在山客驚将辞去顧而謂余/曰今日之話説固非無根游談也/唯恨耳根軟弱不得一二記之冀/賜筆以見示幸甚矣余曰吾曹雅/不善文筆何敢得応子之需客請/而不己乃舉終日所談者以国字/漫録以貽焉客謝曰恩倍瓊琚感/佩尤深且請為之名余曰瑣ニ穕/記胡以名為蓋嚮有薫風之助興/而譚及若干条若強欲命之則曰/薫風雑話而可乎客曰固善矣乃/以名編云/宝暦九年己卯閏七月/渋川時英識」
【内題】「薫風雑話」
【内題下】「渋川時英記」
U16 正路置郵
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一
【背表紙】「正路置郵 上巻」
【蔵書印】「寺沢式部/利行書記」
【序】「正路置郵序 郵[境上ニ行/書舎也]/古曰学者学人之所以為人也凡以典籍為業/者皆能称此言焉而其所見不同各々道其道/孰以為正乎曰以率性命之理為為所以為人/之□聖人所立道是也若離性則無徴無徴民/不信従是故子思子以尊徳性道問学立教而万世学問之真□□子伝統之直分昭々可以/観焉耳恭惟本邦開国之神聖照徹乎六合/之明徳創業乗統所謂三種伝国之靈宝三/柱立極之名教等天人一体法制簡易暗合/妙契者・・・・・・/以冠干巻首云爾/(朱書)『明和丙戌十月既望』/東都処士松宮主鈴菅原俊仍識」
【内題】「正路置郵巻之一」
*以下、巻之十まで同様
【内題下】巻一・四・五・六・七・八・九「観山先生口授/門人堀三季撰」、巻二「寺沢矩中/観山先生口授/門人堀三季撰」、
【備考】天を切り詰める、巻六・七の間に「兵法伝来氏長公家系/御定序」とあり
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二
【背表紙】「正路置郵 中巻」
【蔵書印】「寺沢式部/利行書記」
【内題】「正路置郵巻之十」*以下、巻之二十一まで同様
【内題下】巻10・11・12・13・15・16・17・18・19・20・21「観山先生口授/門人堀三季撰」
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三
【背表紙】「正路置郵 下巻」
【蔵書印】「寺沢式部/利行書記」
【内題】「正路置郵巻之二十二」*以下、巻之三十まで同様
【内題下】巻22・23・24・25・26・27・28・29・30「観山先生口授/門人堀三季撰」
U17 扶桑軍律
【内容】隊列、戦法等を説く。五之巻、六之巻上、六之巻中、六之巻下、七之巻、八之巻、九之巻、十之巻、十一之巻、十二之巻、十三之巻、十四之巻、十五之巻、十六之巻、十七之巻、十八之巻、十九之巻、二十之巻、(一之巻)、二之巻、三之巻、四之巻 *順番はこの通り
U18 兵法伝記
【現況】折本、帙入、帙の題箋「兵法□□之巻」(ヵ) *帙の題箋は判読困難
【内容】直心影流剣術書
【外題】「兵法□□之巻」(ヵ) *外題題箋は判読困難
【内題】「兵法伝記」
*内題上部に朱印・印文「直心影流」
【首】「凡日域之兵法稽其原委曰鹿島神/流者伝言本朝将師之任起神代/而其初/天照太神欲降天孫於豊芦中原・・・・・・」
【奥書】「右者直心影流究心/之巻為秘事側□数/年流義深信仰/御修行因不浅依/之今令伝授畢聊/他言他見有之間/敷者也/(朱印・印文「鹿島/□□」)鹿島神伝十二代/広田翁右衛門尉藤原光章/天保八丁酉歳/末春吉日(朱印・印文「藤原/光章」)(花押)/(朱印・印文不明)同十三代/高橋権太兵衛尉伴利考/同歳/末春吉日(朱印・印文不明)(花押)/本多宮門殿参」
U19 甲冑相伝記
【現況】①「甲冑相伝記」、②「甲冑或問」、③「甲冑名処図」を合冊。すべて国書所蔵なし。
【内容】
①
内題1:「甲冑相伝記」
内題2:「甲冑相伝記」
書出:「家長老翁相伝云甲冑之始者額鉄喉輪耳神/功皇后伐三韓之年大伴武将之人以喉輪[以/皮]/[造之俗云/小具]合数重作勝帯献上之之鎧之濫觴/也腹帯本著衣中之甲而以甲帯腸合背故名/也源頼義伐貞任之年彼武将子孫貞季之人/居筑後国伴太村作甲冑数領献上之是筑紫/甲冑師伴太氏之先祖也
奥書:「宝永三年十二月十八日/今出河若〓(卯+假の右側部分)(花押)
備考:奥に「余謂半田氏曰観具足諸天所主章左袖/帝釈天主之無右袖主天文若落脱乎答/曰不然上古無右袖其所以何者」、裏表紙に黒印(印文「東京/浅倉」)・墨書メモ(「行八」のようにみえる)あり、
②
内題1:「甲冑或問」
内題2:「甲冑或問」
首:「或問甲冑ハ武具ノ要器ナリ古ヨリ鎧筒/丸腹巻ノ名アリ其製各分明ナリヤ/答曰其製各異ナリ旧器ヲ以証トスヘキカ/鎧ハ大和国鳩峰橘本坊ニ源太産衣ト称/スル鎧アリ同国興福寺ノ本談義屋ニ義経公ノ鎧ト称スルアリ山城国鞍馬寺ニ■又/義経公ノ鎧ト云アリ同国藤森ノ神社ニモ/古鎧アリ其製皆大概同シ脇楯逆板障子/ノ板千且小手輪アリ胴ニ弦走リノ皮■リ/草スリハ四枚ナリ……」
尾:「右武器ノ製図管窺蠡測ヲソレナキニアラ/ズトイヘトモ見聞スル処ヲ以是ヲ記シ是ヲ図スルモノナリ」
奥書:「依田貞鎮謹誌」
備考:図はなし。裏表紙に黒印(印文「東京/浅倉」)・墨書メモ(「行八」のようにみえる)あり
③
装丁:表紙あり(青)
内題:「甲冑名処図 全」
内容:甲冑の図と、各部分の呼称を記す。
蔵書印:「三好蔵書」(方朱印) *2ヶ所
奥書:「或人曰甲冑ハ利方ヲ専トシテ造シ故実ハ用ルニ足ラズト嗚呼愚ナル哉/古代ノ製ヲ貴ブハ古人戦場ニ用ヒテ利方アリシ製ナレハ也今世ノ人太平/ノ世ニ生レテ甲冑ヲ着テ戦ヒ試ミタルヿモナク席上ニ安坐シテ意功ヲ運シ/新作シテ利方ト名付テ猥ニ古製ヲ改ルハ笑フベキ事ナリ/明和八年辛卯秋八月九日 伊勢平蔵貞丈記(印影・平蔵貞丈)」
奥に「享和元年酉年夏五月十一[ /平■氏]とあり *■は虫損、御のように見えるが読み切れず
裏表紙:「平■氏」、墨書にて「□サ」のようなメモあり
U20 森重流炮術初授目録
【現況】巻子
【外題】「森重流炮術初授目録」
【全文】「森重流炮術初授目録/一小筒膝台之事/一同立放之事/一同中揉之事/一同居揉之事/一拾文目玉筒膝台之事/一同立放之事/一同中揉之事/一三拾目玉筒膝台之事/一同立放之事/一五拾目玉筒膝台之事/一同立放之事/一百目玉筒膝台之事/一同立放之事/右之条々就御執心令相伝者也/弘化三丙午年正月/森重靫負都由/三井友七為政/寺元四郎右衛門政紀/寺元小弥太正信(朱方印・印文「藤原政信」)(花押)(朱方印・印文写真7)/澤許見殿」
【備考】蔵書票「1907」。紐破損。虫損小。
U21 当流伝授之掟
【現況】巻子。紐欠損。
【外題】「当流伝授之掟」
【題】「当流伝授之掟」
【内容】軍学の伝授方法と内容を書上げる。城郭図等。
【首】「起請文[私記堅禁之]/系図/雄鑑[九ヶ条講談除之用法終而伝之]/用法/起請文[印可懇望之人於有之者前書一ヶ条加之]/免許/徴妙巻[大星伝授之時三日或一日可斉不欲為師/者不改起請文無免許]/七書[孫子三略可講之]/全書/印可/至善巻/三経諺解[無書雖為口伝恐失其正伝故今/新作之]/口伝巻/起請文/武経大全[今附武教全書補注之古今和漢之武法/無不載之是唯授一人之書也雖然有一国/一郡之者又授之/右終/謀知計弁/役定/・・・・・・]
【尾】「書札法/軍礼法/急療法[金瘡書]/馬医書/聖教要録/右終」
【備考】蔵書票「1907」/差出・宛所等なし。