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SML1 書類袖珍宝
【書名】書類袖珍宝
【目録1】書状脇付次第之事/同事儀次第之事/奉主君書状之事/同御請之事/御内書奉書御請之事/宛状之事/摂家江之事/其外大臣家之事/門跡方之事/大納言中納言宰相迄事/国持之事
【目録2】天台真言江之事/禅家長老江之事/西堂江之事/首座蔵主之事/律家江之事/浄土宗長老江之事/日蓮宗江之事/遊行江之事/社僧江之事
【目録3】太刀折紙上中下事/目録軽重事/注文事/折紙事/女中目録/太刀目録裏書事
(4)制札事
【目録5】禁裏え将軍家より事/同大臣家よりの事/大臣家より女房奉書事/院御所え大臣家より事/大納言宰相より女房奉書事/親王え大納言より事/同中納言よりの事/参議より大臣えの事/蔵人頭より大臣江の事/四位五位の殿上人より大臣への事/同人より禁裏えの事/同人より摂家への事/五位殿上人より大臣への事/五位殿上人より摂家への事/同人より大中納言宰相江の事/諸大夫より殿上人えの事
【目録5】書状并連判事/弔状之事/産所文之事/目安之事/召文之事/過書之事/女中方書状脇付之事/感状之事/頭注文之事/着到之事/手負着到之事
(6)品々不好事など
☆伊勢流の書札礼の故実書
SML2 亮心集記
【書名】亮心集記
【冒頭】此書ハ亡父亮心日記致置保古類、又ハ覚書等其儘相成様候分、捨置候事も不本意ニ存、所集候、小冊随ニ前後無之、書物又ハ墨引候保古、何ニ不寄一集有之候、他見ハ甚痛入候事、只亡父之所存捨難、所 候者也、
安政二年卯四月 五代 孫平次孝蔵書
【内容】迷復記 播州高砂浦船頭徳兵衛度々渡天之事/菱垣廻船柏屋兵衛難風逢、唐船ニ被助事、/南都大仏殿起記建立両殿供養之事/江戸十組諸問屋冥加上納金割合高事/天地山海日月陰陽金銀魚鳥獣之事/館林宰相綱吉公五代将軍宣下之事/天保四巳年同五年午年米穀高下之事/天魔雄尊之事/志州鳥羽湊船頭小平次難風漂着之事
SML3 珍宝楽之留書
【内容】万治三年より元禄十六年に至る間の、江戸幕府内でやり取りされた文書の写しを集めたもの
【備考】「桜山文庫」朱印あり
【備考】桜山文庫は鹿島神宮の出身で、明治になって伊勢神宮大宮司となった鹿島則文のコレクション。国文学関係のものは昭和女子大学図書館所蔵。
SML4 旅路のうちぎき
【著者】清水浜臣の著作。浜臣は江戸時代後期の医師・歌人・国学者。
【内容】関西での見聞を記したもの
【目次】
一石川年足朝臣墓誌
二養和のみかとのあやしのつたへ
三皇子の御いみなの字
四大洲の大をとこ
五難波の夜□
六大湊の烈女
七多田の奇童
八酒うるおうな
九白髪畑の怪
十西扇屋花紫
【備考】
イェール所蔵本は秋山光彪(江戸時代後期の小倉藩士・国学者)が浜臣から見せられて書写したものを、文政三年に本間游清(江戸後期の伊予吉田藩の藩医・国学者)が書写し、さらに天保七年に伴直方(江戸時代後期の国学者)が書写したものを、天保十二年に片山賢が書写したもの。
片山賢については未詳だが「雑司谷片山賢」の朱印が押されている。
この他「吉野弘隆蔵書」朱印、「佐度萩埜邎之図書記」(萩野由之の蔵書印)朱印が押されている。
「旅路の打聞」は新潟大学にも所蔵されている(佐野文庫)。
SML5 昔今奇語
【内容】明和八年以降の江戸時代の様々な出来事を記したもの
【目次】
宗対馬守臣朝鮮に而虎狩之事
三ツ俣新地略図
薬研堀埋立地略図
行人坂大火覚書
凌雲院一件(凌雲院は上野東叡山寛永寺の子院)
など
二冊を合冊
【奥書】
「于時天保十四癸卯年/閏九月初旬/真木廼屋(朱印)/持蔵」
「于時天保十四癸卯年/閏九月初旬/真木廼屋(朱印)/蔵」
SML6 武功雑書
【現況】洋装ハードカバー外側ラベルにFgce51:x655
【備考】
見返しのラベルに「1907」
洋装背表紙に「武功雑書」
中の表紙には「細川忠興軍功記
細川家大坂陳書留
有吉家代々之覚」
【現況】写本、縦帳
【内容】
第2丁右下に正方形の朱印「酒井家蔵」
添付のメモに「細川忠興軍功記 元和元年
牧丞大夫著
戦記
成:寛文4
写 内閣(明治写)、etc.
活:改訂史籍集覧15、続群書類従20輯下」
SML7 検使一件
【現況】洋装ハードカバー外側ラベルにFgp20e:857
【表紙】表紙に「検使一件」
【現況】写本、48丁(表紙共)、横(半)帳
【内容】
一橋領知備中国小田郡宇角村・板倉摂津守領分同国同郡矢掛村 立会検使吟味一件(天保四年)、死骸御見分一札之事(摂州豊嶋郡芝村、天保十三年)、水死人死骸御見分一札之事(泉州大鳥郡菱木村、嘉永二年)など計8件
SML8 御元服蔵人所御調度注進記
【内容】長禄二年四月十七日の成仁親王の元服に関する文書の写
【年代】江戸時代の蔵人所出納平田(中原職直)が作成、寛永七年の成立か、
【備考】蔵人所出納平田家旧蔵史料の流出本
【参考】『歴博』150・科研報告書『室町期禁裏・室町殿統合システムの基礎的研究』参照
【内容】
(原表紙)
「後花園院御宇
長禄二年
御元服蔵人所御調度注進記
職直朝臣新写御染筆」
(所収文書)
長禄二年二月日蔵人所(中原職豊)注進状写
長禄二年三月廿一日御厨子所(勘解由左衛門為高)注進状写
長禄二年四月日蔵人所(中原職豊・国弘)注進状写
(長禄二年カ)三月日康弘注進状写
長禄二年三月廿三日顕長注進状写
(長禄二年カ)内蔵寮厨家分注進状写
長禄二年二月十六日てい阿弥注進状写
長禄二年三月十一日しろかね屋孫三郎注文写
長禄二年三月十一日御鏡師せん阿弥進上状写
文明十二年勝仁親王元服の際の記事、職直の「私不審条々」もアリ
SML9 塵捜
【書名】塵捜
【印】「村田謙太郎印」
【奥書】塵捜止/文政十三庚寅年二月
SML10 名香
【内容】香道(志野流カ)に関する書物
【年代・著者】延享四年に志野原貴品が編集
【奥書】
「右組香之草紙者、志野・米川両師撰被集全部一冊綴、猥不許他見候者也、
延享卯暮春 志野原貴品(朱印)(朱印)」
SML11 郡上糺正録
【内容】宝暦年間に発生した郡上一揆に関する記録、明治元年に成立したものを、明治九年に「劇文園主人」が書写したもの
【奥書】
「明治九年丙子晩春第五月五日
劇文園主人
小楼の東窓において
抄録畢」
【備考】劇文園については筑波大学中央図書館所蔵「世界綱目」の序に「劇文園主人 四世 櫻田衛夫記」、 巻末に「慶應二年丙寅秋八月上浣綴為冊 劇文園四世櫻田藏」とあり
SML12 渡辺幸庵対話記
【備考】加賀藩士杉本義隣が渡辺幸庵の語る古事をまとめたとされる書物。渡辺幸庵は渡辺茂のこととされるが、実際には無関係と考えられる。
改訂史籍集覧に収録。
【備考】イェール大学所蔵本は宝暦三年「邑巷軒蒙鳩子」、宝暦四年「月江軒呂孜」、明和二年「如意」、安永六年「自適軒直僖」、天明五年「向岡之住、源誠貞」と書写されたもの
「水山文庫」朱印アリ
SML13 羽州天童合戦記
【書名】羽州天童合戦記(内題には「羽州天童合戦記 全」とある。
【印記】瀧 蔵書
【奥書】右原本享延三年古写本、于時安政三年丙辰正月写字 大瀧及泉学人
【内容】天正12年に天童で開かれた最上氏と天童氏の戦いを描く。
SML14 霖雨会談
【現況】
洋装ハードカバー外側ラベルにFgcf34:k679
見返しのラベルに「1907」
19丁、縦帳
第1丁に「霖雨会談」
第1丁に長方形の朱印「蔵由岐」「阿波国文庫」「不忍文庫」
第19丁最後に「宝暦十三癸未年六月写之 由岐正珍(花押)」
添付のメモ(英文タイプもあり)に国書総目録では「久広善拾記」(Kyōkō zenshūki)、との注記あり
【目録】
第1丁に目録あり、「亀戸天神宮者建立之事」「松平筑前守松平阿波守へ愛着之事」など13項目
SML15 紀洲西川良俊記録
【書名】紀洲西川良俊記録
【内題1】陳情書
【自序の末尾】嘉永紀元戊辰暮秋
紀伊広浦西川良俊草
【末尾】紀州有田郡広中野村地士/東都西久保堺新店勤仕/西川儀兵衛/嘉永元年申十一月)
堺 御一統様
(2)
☆漢詩
【内題3】是迄之諸式仕入方 并御見世仕来之様子書
【末尾)右之通廿余年之間、見居候分、荒増申上候間、御一統様方御相談之上、宜敷様に御仕□可被遊候、猶巨細之儀者口上を以申上度候、以上、
紀州有田郡広之庄中野村地士三浦殿御用達家来/西川丈助兄/当時堺新店勤仕/西川儀兵衛
弘化四年未五月
堺御一統様
【内題4】仕法并取締書
【冒頭】一酒醤油酢仕入方
【末尾】右者是迄之取締方不宜奉存候間、其憚成儀ニ御座候得共、愚存之趣荒増書付申上候、猶宜敷御相談可被下候、以上、
【内題5】御仕法替願
【末尾】右之通御聞済御仕法替被下置候ハ丶是より諸式仕込方、売捌損徳売先々掛引支配之私欲并売場手違、流質、抜取方御屋敷方之勤振り諸所義理附合、我儘者押ヘ方忠心励方年中之損徳、逐々以書付申上度候、以上、
紀州有田郡広之庄中野村地士三浦殿御用達家来/西川丈助兄/当時堺新店勤仕/西川儀兵衛
弘化四年未七月
堺御一統様
SML16 聞ままの記
【現況】
洋装ハードカバー外側ラベルにFga2:851
見返しのラベルに「1907」
70丁、縦帳
【備考】
第1丁右端に鉛筆で「聞まゝの記」
第1丁に朱印「中川氏蔵」(円形)、「会津藩士山内熊之助蔵■記」(長方形)、「水上宿文庫」(円形の中に手袋のような形)→撮影
第1丁は「一、讃州高松江尻村民権三郎奴七五郎孝子之事」から始まり、内容は多岐にわたる
SML17 采幣貝鼓
【現況】「采幣極意神心別伝義解」「三音略伝」「制法」を合冊。
【内容】
「采幣極意神心別伝義解」は竹沢邦光がその師である窪田清音の説を踏まえて記した、采配の故実を記した書物。安政五年の成立。
「三音略伝」は天保元年に窪田清音が、戦陣でのほら貝や太鼓について記した書物。「寺沢式部利行蔵書」朱印アリ
「制法」は戦陣での太鼓について記した書物。「柳眉先生口授」による。「寺沢式部利行書記」朱印アリ
SML18 菅像弁
【内容】伊勢貞丈が菅原道真の肖像について論じた書物。
【奥書】
「安永九年庚子一月廿六日 燈下書畢、
伊勢平蔵貞文(ママ)述、
文化二年二月日 紀雅手写之、」
SML19 東照宮御遺訓
【内容】井上正就が元和の初め、将軍秀忠の使いで駿府城の徳川家康のもとに数日間の滞在した際に家康から聞いた話を松永道斎が聞き書きしたものとされる書物。
【備考】「桜山文庫」朱印アリ。桜山文庫は鹿島神宮の出身で、明治になって伊勢神宮大宮司となった鹿島則文のコレクション。国文学関係のものは昭和女子大学図書館所蔵。
【備考】「私曰、于時寛永五稔夷則未九写終」とアリ
SML20 象山書類
【内容】佐久間象山の書状の写し。
【目録】
戊午(安政五年)正月梁川星巌ニ贈第一書稿
同年三月梁星巌ニ贈る第二書稿
癸丑(嘉永六年)上書
甲寅(安政元年)獄中上書腹案
庚戌(嘉永三年)三月上阿部相公書稿
同年四月擬上書案
SML21 鏡面に仏影を現す
【構成】「鏡面に仏影を現す 黒河翁稿本 附小杉君手書写冥報記納函背記」「十如筆記 輪池翁書」「後三年合戦絵集説存疑」「山東庵手書」からなる。
【著者】黒河翁は黒河春村、輪池翁は屋代弘賢、「後三年合戦絵集説存疑」は北村信節の作、山東庵は山東京伝。
SML22 異扱秘録
【内容】江戸幕府の目付の(?)職務に関する文書などを集めたもの
【奥書】
「此一冊者寛政十一未年二月廿七日御目付新見長門守書留を以当番所御徒目付被突合之義被申談候ニ付、相違之所々江下ケ札□札いたし、同九月差出候事」
新見長門守は新見正登カ。
SML23 鶴阜昔雑談
【書名】鶴阜昔雑談
【冒頭】鶴ヶ岡昔雑談発端
一庄内物語と云記録有、享保年中小寺信正士此書類有を拠として庄内二郡の地理・事跡・古跡等を悉く尋ね集め、猶又村老人の話を聞、私考をも添加へ一冊とし置給ふ。(中略)成覚院様元和八年庄内御拝領御入部以後の鶴ガ岡古跡・事跡・昔雑談を聞集置て、同志の明朝に語りのそふ、
SML24 服忌養実問答
【書名】服忌養実問答 全
【奥書】文化三年丙寅秋七月著述/文政二年己卯冬十一月増補/同五年壬午春二月再増補 土肥頼時/嘉永四辛亥年十月写之、 続源豊包
☆服忌養実明細弁諸家問答124例を末尾に付す。
SML25 積方之図・結方之図
【現況】
洋装ハードカバー外側ラベルにFgdl4:700b
見返しのラベルに「1907」
31丁(表紙を除く)、縦帳
【表紙】「積方之図
結方之図」(右下に主で「其五」)
【備考】添付のメモ(英文タイプもあり)に「伊藤幸允伝著」、「○写東北大狩野」「礼法」とあり
SML26 石川大安寺由緒
【現況】
洋装ハードカバー外側ラベルにFgmb45:id799
見返しのラベルに「1907」
11丁、縦帳、寛政11年
【備考】
第1丁「當寺開基幷開山由緒」(鉛筆で「石川大安寺由緒」とも)
第11丁表「 奥州石川郡南須釜村
曹洞宗 大安寺梅周印
延享三丙寅年二月 庄屋 音右衛門
同 佐市兵衛」
裏 三城目組大庄屋 伊藤十五郎が奥印、御代官所あて
「此一冊者、大寺喜兵衛殿所持之古書等幷系図之内ヨリ抜出シ、且當寺之古書相考記録おわん(漢字)ヌ」と寛政11年2月付で長福山瑞光林大安禅寺 現住十五代明雪翁叟の名あり
SML27 御留書
【表紙】表紙なし
【内容】幕府行政の手続等の具体的な事例を集成したもの。
【構成】
訴状糺方之事(「本公事金公事之事」等七六ヶ条)
吟味物取捌方等之事(「金公事裁許取計之事」等九九ヶ条)
御年貢諸役取立方之部(「御年貢不納取計之事」等八ヶ条)
取計方之部(「六ヶ月以上不相済公事吟味もの之事」等六四ヶ条)
以下、目録なしで「神主名義」「本公事」「仲ヶ間事」「金公事」「葬祭等之類」等々の関係記事が載る。
【備考】蔵書票「1907」/旧番号Fgp20d/830b
SML28 雑留書
①【表紙】「石井源蔵届書 新材木甼庄三郎娘くま一件」
【内容】元禄十一年十一月十七日に浪人石井源蔵が出訴した一件の訴状と、享保十三年に下った裁許。
②【表紙】「あかしの風」
【内容】幕府の触書・申渡等を集めたもの。
【備考】①と②は関係のないものである。①②を合綴し、「雑留書」としたものか。/蔵書票「1907」/旧番号Fgoc7/869/
SML29 諸禮書
【現況】小笠原流の礼書である①~⑤を合綴し、「諸禮書」としたもの。いずれも粘葉装。
【備考】蔵書票「1907」/旧番号Fgdl4/653/下潟儀政から嶋津斎宮に相伝したものであるが、宛所の「嶋津斎宮」は書き直した痕跡あり。
①【表紙】表紙・ 布表紙、題箋あるも書名の記載なし。
【内容】「萬請取渡之次第」
【奥書】「右之一冊者懇((ヵ))記所也、譬執心之仁□共、卒爾御傳有間敷書也、如件、
承應二年 壬/巳 下潟庄左衛門
夘月吉日 儀政(花押)(朱印)
嶋津斎宮殿
【裏表紙】なし
②【表紙】布表紙、題箋あるも書名の記載なし。
【内容】「従古御當家之公武之通礼之事」
【奥書】「右此札者弘安礼節、於相國寺五山之学上集職元改被定置、小笠原家江相渡書、免遣((ヵ))無之中、他出有間鋪也、仍如件、
承應二年 壬/巳 下潟庄左衛門
八月吉日 義政(花押)(朱印)
嶋津斎宮殿
【裏表紙】布表紙
③【表紙】布表紙、題箋あるも書名の記載なし。
【内容】「酌之次第同飲様之事」
【奥書】「右之一冊者懇((ヵ))記申處也、萬日努々御他見有間敷書也、仍如件、
承應二年 壬/巳 下潟庄左衛門
三月吉日 儀政(花押)(朱印)
嶋津斎宮殿
【裏表紙】なし
④【表紙】布表紙、題箋あるも書名の記載なし。
【内容】「通ひ之次第同喰様之事」
【奥書】「右委細懇((ヵ))記申候處也、不可有卒爾、自然御傳□、其心疎能々見分可有候歟、免進無之内努々御相傳有間敷者也、仍如件、
承應二年 壬/巳 下潟庄左衛門
六月吉日 儀政(花押)(朱印)
嶋津斎宮殿
【裏表紙】布表紙
⑤【表紙】布表紙、題箋あるも書名の記載なし。
【内容】「萬躾方之次第」
【奥書】「右之一冊者懇((ヵ))記進之候、萬日直子之外免遣無之中、努々他出御傳有間敷者也、仍如件、
承應二年 壬/巳 下潟庄左衛門
閏六月吉日 儀政(花押)(朱印)
嶋津斎宮殿
【裏表紙】布表紙
SML30 天保改革御觸
【現況】縦半帳。前欠か。
【内容】記事は、天保改革期中心だが、安政5年まであり。記事の末尾に「封廻状」と記されているものがいくつかあり、江戸城内で封廻状をうけとる立場にあった者が作成した記録である可能性がある。
【著者】高島秋帆は、天保13年10月逮捕。町奉行鳥居忠>吟味、のち評定所で再吟味。弘化3年7月中追放判決。
【表紙・裏表紙】表紙・裏表紙なし
【構成】
天保十三年
三月 江戸市中風俗取締令
三月 組合仲間停止令
三月 〆買禁止・湯屋髪結組合仲間停止令
三月廿七日 武具・馬具値段引下令
四月八日 野菜促成栽培禁止令
四月十日 地代店賃・諸職人手間賃金引下令
五月十二日 町中質屋等取締令
五月十六日 市中地代店賃引下再令
五月廿一日 日覆船簾巻上令、および町家取払浮説ニ付通達
七月朔日 似金銀銭拵え・売捌き禁止令
七月四日 歌舞伎興行取締令
八月三日 金銀吹直しニ付古金銀引替令
以上、天保十三年
天保十二年十二月十八日 市中風俗取締ニ付両狂言座等引払令
(天保十四年)卯十二月十四日 棄捐令
(天保十五年)辰五月七日 水戸中納言隠居家督交代申渡
(天保十五年)辰五月十七日 本丸炎上御用金申付(溜間・御役人方)
弘化二年二月廿二日 「長崎一件」(高嶋四郎太夫一件処罰申渡)
天保十二年十二月廿二日 市中諸商人質素倹約令
天保十三年 「桑名土産」(矢部駿河守預け先にて餓死一件の顛末)
安政五年七月六日 尾張中納言・水戸中納言等処罰ニ付申渡
七月九日 外国奉行任命状(外国奉行:水野筑後守・永井玄蕃頭・岩瀬肥後守、同兼帯:下田奉行井戸信濃守・函舘奉行堀織部正)
八月 亜墨利加官吏江戸参府登城ニ付町触
【備考】蔵書票「1907」/旧番号Fgcf33/844k
SML31 弥生のあらし
【書名】弥生のあらし
【冒頭】文政十二〈己丑〉春三月廿一日〈乙卯〉ノ日、西北の風甚しく、巳の下刻、外神田佐久間町、尾張屋と申材木屋、川岸小屋材木中より出火致し、忽榊原小柳町辺土手下、平永町、九斬丁、松本町代地小小伝馬町代地、元誓願寺前、於玉ヶ池龍果町、豊島丁、小和泉町、松枝町、御屋敷ハ佐野様、富田様、市橋様、細川様、其外御屋敷多く焼失致し、
SML32 箱訴状
【現況】縦23.5センチ 横17センチ
【年代】「当戌年」との記述あり(嘉永3年)
【内容】幕政批判、関東取締出役批判
【書出】「乍恐以書附奉御箱訴候」
【備考】「当戌年遊行上人上野国辺六月中遊行いたし候処」とあり、「未年信州大地震」(弘化四年)「酉年京都より姫君様御通」(文久元年)とあることから、文久二年の上野国からの訴状と考えられる。
SML33 制度衆策
【表題】制虜衆策(目録の「制度」は誤り)
【内容】嘉永六年に幕府がペリーの開国通商要求への対応策を下問したことに対する回答書などを集めたもの。SML34制虜策(目録は「制度策」)と一具。
【備考】「鶴鳴蔵書」朱印アリ
【目録】
(嘉永六年)七月十七日松平美濃守(黒田長溥)上書写
戸川播磨守以下連署上書写
丑(嘉永六年)七月某上書写
丑(嘉永六年)七月小花和正助上書写
丑(嘉永六年)七月勝麟太郎上書写 勝麟太郎は後の勝海舟
丑(嘉永六年)七月勝麟太郎上書写
吉田虎次郎将及私言 吉田虎次郎は吉田松陰
藤森恭助(弘庵)海防備論抄
(嘉永六年)十月高島喜平(秋帆)上書写
癸丑(嘉永六年)八月大橋順蔵(訥庵)上書写
SML34 制度策
【表題】制虜策(目録の「制度」は誤り)
【内容】嘉永六年に幕府がペリーの開国通商要求への対応策を下問したことに対する回答書などを集めたもの。SML33制虜衆策(目録は「制度衆策」)と一具。
【備考】「鶴鳴蔵書」朱印アリ
【目録】
(嘉永六年)七月十三日松平越前守(松平定猷)上書写
太田道醇(資始)・太田摂津守(資功)上書写
溝口伯耆守(直溥)上書写
(嘉永六年)七月二十九日松平薩摩守(島津斉彬)上書写
嘉永六丑年七月松平肥前守(鍋島直正)上書写
(嘉永六年)八月松平越前守(慶永)上書写
(嘉永六年)八月四日松平加賀守(前田斉泰)上書写
(嘉永六年)八月十五日松平筑前守(前田慶寧)上書写
(嘉永六年)七月松平陸奥守(伊達慶邦)上書写
(嘉永六年)八月十日井伊掃部頭(直弼)上書写
(嘉永六年)八月松平大膳大夫(毛利敬親)上書写
(嘉永六年)八月四日大目付・御目付上書写
(嘉永六年)八月御目付戸川中務大輔以下連署上書写
丑(嘉永六年)七月本多中務大輔以下連署上書写
嘉六(嘉永六年)十十四石河土佐守上書写
(嘉永六年)六月井上三郎右衛門上書写
(嘉永六年)久世某上書写
嘉永六年癸丑九月二日大槻平治上書写
徳川斉昭密書(阿部正弘宛て)
SML35 武隠脱錐
【書名】武隠脱錐
【印記】日置蔵書
【冒頭】武隠脱錐上巻 古老物語を聞集記之、時代ノ年月前後不論一ツ書ニ記畢、
【末尾】文化七庚午夏六月十五日写終 日置道朋 一随時歳七十二
武隠脱錐巻之下 大尾
【構成】上中下巻を一冊に筆写する。合綴ではない。
SML36 卓翁雑俎
【書名】卓翁雑俎
【内題】海外之部 卓翁雑俎
【内題見返し 目録】東韃紀行/薩摩大坂蔵屋敷より大坂町奉行所へ届書/鴉片始末/清国越東檄文外清商注進書状/興福寺延年ノ舞
【内容】東韃紀行/薩摩大坂蔵屋敷より大坂町奉行所へ届書/天保十五甲辰之歳イギリスより我日本え申越候書記/先達而御手頭を以被仰渡候本国船武具并玉薬員数則左之通ニ御座候間、御届奉申上候/鴉片始末/清国粤東義檄文/英吉利和議并告示/弘化三丙午年五月廿日(此一巻川越儒臣石井信太郎より借謄)/興福寺延年舞式
SML37 はつか草
【内容1】江戸時代中期の幕府周辺での出来事を説話風に記したもの。
【備考】写本であるが、親本で読めなかった部分を空白にしている。
【内容2】鈔定吟味役辻六郎左衛門・江戸北町奉行能勢頼一・御膳番依田政次・老中松平乗邑・神尾春央らが登場し、将軍徳川吉宗期の話題を中心とする。
SML38 鳴弦口決
【書名】鳴弦口決
【内容】鳴弦神事についての作法書
SML39 金座由緒書
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf32:725y
【洋装中表紙】「Tō-Bu shi-in Manuscript」のラベル(添付のメモに「東武市尹要鑑 系譜」とあり)
「金座 享保十年
町年寄地割役
新吉原町御免以来 由緒書
歌舞伎芝居
浅草弾左衛門 」
【表紙】縦長の朱印「永昌廣漢」、鉛筆で「鶴渡り」
【現況】写本、67丁、縦帳
【内容】金座由緒書(享保十一年)、江戸三年寄由緒書(町年寄・地割役、享保十年)、新吉原町御免以来由緒書(享保十年)、歌舞伎芝居由緒書(享保九、十年)、浅草弾左衛門由緒書(享保十年)
【備考】蔵書票「1907」
SML40 水戸騒動武田一件実記
【書名】水戸騒動 武田一件実記
【内題】水戸騒動 武田一件実記
SML41 弥生の根雪
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf43:860y
【丁数】68丁(表紙とも)
【現況】縦帳
【表紙】「弥生の■雪 完」
【内容】初めの2丁に、安政五年六月十日、浅草並木町月行事新兵衛からの訴え(町内往還木戸扉に張札)
その後の部分は、安政七年三月の桜田門外の変についての記述
【備考】蔵書票「1907」
SML42 検使手控其外見合物留
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgo20e:83q
【現況】写本
【丁数】40丁(表紙共)
【現況】横半帳
【表紙】「検使手控其外見合物留」
【内容】御廻米積船乗組之者積湊着船病気致候節取計方心得之事、死骸御見分一札之事(備中国小田郡大戸村、天保二年)など
SML43 田畑検見御取箇仕出法
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgnde7:848
【丁数】17丁(表紙共)
【現況】横半帳
【表紙(第1丁)】「田畑検見御取箇仕出法」
【第3丁】「田畑検見御取箇仕出秘録」
【第16丁裏】「右、嘉永元戌仲秋御勘定小林銕次郎殿著述ニ付乞請(のぎ編に周)秀写記之」
【備考】蔵書票「1907」
SML44 服忌令公案集成
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgとのみあり(Fgは印刷)
【丁数】49丁(表紙を除く)
【現況】縦帳
【詳細】第2丁に「服忌令公案集成」、朱印「庄内」、「深谷」あり
【備考】蔵書票「1907」
SML45 神奈川在勤ニ付諸留
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf43:863y
【丁数】10丁(表紙共)
【現況】横半帳
【内容】文久三年七月に神奈川表御警衛のため三ヶ月在勤を申付けられた者が、その準備等の様子を書き留めたもの
【詳細】第1丁表「神奈川在勤ニ付諸留 渡辺控」→SML47の渡邉と同じか?(筆跡似ている)
【備考】蔵書票「1907」
SML46 後水尾院勅講百人一首聞書
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgih12:tc235g
【現況】縦帳
【詳細】
第1丁裏に鉛筆でMSS:P50とあり、その番号で登録されたカードのコピーが添付され「後水尾院御勅講百人一首聞書/後水尾天皇述、飛鳥井雅章記」「田宮為則著、享和2」、国書総目録では百人一首御講釈聞書、と英文で表記
最後から2丁目に「右此書物 後水尾院法皇御勅講之聞書幷口訣従転法輪三條殿御家姉小路殿江御相承之秘本依転令伝写者也 川鯉教書」、続いて「享和二壬戌年中春写之 田宮為則謹書(花押)」
【備考】蔵書票「1907」
SML47 御刀番日記書抜
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf33:848y
【丁数】34丁(表紙は除く)
【現況】横半帳
【表紙】「弘化五戌申年 三月十五日嘉永与改元
御刀番
日記書抜
御隠居
御家督一件
従三月
至十一月 渡邉陟」→SML45の渡辺と同じか?(筆跡似ている)
「一、利位公御隠居御願之思召上候事
二、安井氏御家督御礼之節献上物差添被仰付」
(以下、九十九まで)
【備考】蔵書票「1907」
SML48 職原抄百敷草
【著者】北畠親房の著作である『職原抄』を伊木常敬が抄出したもの。
【備考】
職原百敷草とも。
イェール大学本は五清園方慈(江戸時代後期の狂歌師)の書写本カ。
【奥書など】
「此鈔者伊木平常敬之所集也、百官及諸家之勝劣殆如指掌也、宜着眼而已、平貞丈」
「于旹享保十九甲寅年二月一日書之畢、伊勢平貞丈十八歳編集之、」
「常敬先生百鋪草を述べて(中略)初学の助とも成りなは幸甚、
門人 坂政実」
「文政十二年五月廿四日・六月朔日与五清園主人対校一過」
SML49 松前家系図略抄
【内容】蝦夷地(北海道)松前藩松前家の系図。源義光から松前章広までの系図。
SML50 本朝画図品目
【書名】本朝画図品目
【印記】伊沢文庫
【冒頭】本朝画図品目 源嵩年輯
【刊記】天保四年 巳歳次孟春/野梅園蔵板
【跋】谷文晁
SML51 御門式
【書名】御門式
【目録】御門式/御番式/固式/出火式/水出式/御成御門式/正定寺式/御茶屋口式/火之番式/組式/礼式/御咎式/会式
【末尾】組合印、是迄弐枚宛差出候処、以来三枚ツ〃差出候様御目付中申聞候、
天保十五正月十一日
SML52 勤方定
【内表紙】「勤方定 乾」とあり。
【現況】横半帳
【目録】「目録」として「白洲出幷取扱雑」等二十一項目。
【内容】城中の儀諸礼に関する覚書の写。
【備考】表紙の左隅に「渡辺弥」とあり。持ち主か。
【旧番号】Fgoc7/812
【備考】蔵書票「1907」
SML53 諸禮筆記
【表紙】「諸禮筆記」
【現況】横半帳
【内容】「威儀門」「飲食門」「書禮門」に分けて、御礼・拝領、その他の節の諸作法を記す。
【表紙】「文化十五年戊寅年春借リ写」「渡邊繁祉」とあり、文化十五年の春に渡邊繁祉が写したものであることが分かる。
【旧番号】Fgdl15b/818
【備考】蔵書票「1907」
SML52(54) 藪書
【備考】リストで藪書はSML54、52は勒方定
【書名】藪書
【内容】鎌倉年代記、土井家御菩提所之事(佐々木淵宗記録抜書)、三浦家譜
SML55 記事書留
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgp20d:860
【丁数】54丁(表紙は除く)
【現況】横半帳
【表紙】「記事書留 高松」
【詳細】第3丁「記事條例目録」とあり
【内容】「(朱書)「壱」一、欠落帳付願之部 上下」
(以下、「湯屋捨物印付之品」(二十八に該当)までの項目あり)
SML56 長州征伐ニ付備中書類
SML57 御差合見出
【表紙】「安永八亥年ゟ 御差合見出」(目録の「見書」は誤り)
【現況】横半帳
【内容】安永八年から安政五年(西田氏は七年)までの諸大名の忌服・産穢・遠慮の期間の記録。
【旧番号】Fgcf14/c779
【備考】蔵書票「1907」
SML58 築城要法
【内容】築城の方法について述べた書物
【備考】甲州流軍学の書物カ
SML59 済民録
【内容】社倉(飢饉のための食糧備蓄倉庫)に関する書物
【序文】安田経吉の序アリ、序文中に「乙卯之冬」とあり寛政七年を指し、この頃の成立カ。
【備考】「本藩寛保年中毎郡建社倉」「小浜末有社倉」「創建社倉於青井浦」とあることから、若狭小浜藩の社倉に関する書物と考えられる。
SML60 行類抄
【巻数】10 v. (double leaves) in 1
[1-6]. 節會 -- [7]. 改元 -- [8-9]. 平座 -- [10]. 遷幸
【背文字】「親長卿記行類抄」
【背表紙ラベル】Fgcd4/498g
【印記】蔵書印2個押捺
【寸法】縦28cm
【備考】蔵書票「1907」
SML62 武備専務録
【内容】天保十三年から安政二年に至る間の、海防に関する幕府の触書などを集めた書物。
SML63 授将悉用
【表紙】なし
【裏表紙】なし
【内容】
※授将悉用之巻 天
「授将悉用之巻 天 一志軒氏明著
目録
▲治乱 ▲人数押
▲敵来 ▲攻城
▲攻我 」
「授将悉用之巻 号悉事抜書
○大将ニ授奉ル密悉ノ軍用也、又密悉ノ軍事抜粹ノ書記也、
凡大将ハ重職也、ヒキユルト訓ズ、士卒ヲヒキモチユルノ略言也、……」
「 天終
相羽氏氏明註評
享保九年四月日 (花押)
相羽十六郎氏龍
授与之 」
※授将悉用之巻 地
「授将悉用之巻 地 一志軒氏明著
目録
▲異國征伐 ▲大将軍出立 付軍賞
▲八備之算用 ▲作圖之品
「 地終
相羽氏氏明註評
享保九年五月日 (花押、白抜)
相羽氏氏龍
授与之 」
※授将悉用之巻 人
「授将悉用之巻 人 一志軒氏明著
目録
▲城取 ▲与有大小
▲夜討 ▲敵可泊
「 人終
相羽氏氏明註評
享保九年四月日 (花押)
相羽氏氏龍
授与之 」
【備考】相羽(一志軒)氏明が、享保九年に著わした軍書。天・地・人の三巻に分かれるが、各巻が独立した冊子になっているわけではない・
【旧番号】Fgde70/724
【備考】蔵書票「1907」
SML64 公裁秘録
【表紙】なし
【裏表紙】なし
【構成】
※公裁秘録巻之壱(目録+本文)
「評定所始幷看板之写」等四五ヶ条(元禄・享保年間)
※公裁秘録巻之弐(目録+本文)
「町々町代相止候事幷町觸為致候儀其外町中入用之儀ニ付町觸」等二〇ヶ条(正徳・享保・元文年間)
※公裁秘録巻之三(目録+本文)
「正徳五未年公事訴詔人ゟ音物贈候儀御書付」等四六ヶ条(享保年間)
【内容】享保期を中心とした幕府法令等の集成。
【旧番号】Fgp20d70/742a
【備考】蔵書票「1907」
SML65 香延玩具
【書名】香筵玩具(目録の「延」は誤り)
【内容】香道に関する書物、「半華室蔵版」の版本を筆写したものカ。
【備考】
「空華庵忍鎧子述」「旹享保十四年季秋吉旦」とアリ
空華庵忍鎧は江戸時代中期の天台宗の僧侶で、米川流の香道で知られ、恵南流の祖。
SML66 射法指南
【内容】大和流弓術に関する書物
【内題】「射法指南 陽之巻」
【奥書】
「右二十壱ケ条ノ抄ハ寛文甲辰ノ春記之、且亦当流走射之挌者陰ノ巻ノ通ニ修行可為者也、
右之紅葉之巻者大和流之秘書也、即依懇望鈴木正秀先生ヨリ請之写置者也、
天明六年丙午閏十月三日 若林新太郎 興
右若林新太郎養息泰次郎先生ヨリ受之者也、
天保十一子年八月吉日 石崎八郎長久「源長久印」(黒印)「□□堂」(黒印)
SML67 米田先生伝法(火失之書)
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgde56:777
【丁数】6丁
【現況】縦帳
【内容】
第1丁に「米田先生伝法」「火矢之書」、朱印(長方形)「■■蔵書」
第5丁に土井主税利往(安永六年、天明八年)、第6丁に土井七太郎利恒(文政十一年)が写した旨の記述あり
焼薬方(火薬の配合)、火矢之図、揚火之図などあり
【備考】蔵書票「1907」
SML68 一橋領問合附札
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fg0j6:844
【丁数】30丁(表紙共)
【現況】縦帳
【表紙】表紙にペンで「一橋領問合附札」
【内容】
(朱書)「一」一、検使出役差出方大阪町奉行所江問合附札
「二」一、堺奉行所江御手限之分ニ而茂検使届方問合附札
など、17項目の書上
【年代】明記してある年代は安永3~天保14(1843)
SML69 桜田記問
【洋装ハードカバー外側】Fgcf43:860s
【丁数】97丁
【現況】縦帳
【題目】第1丁左上にペンで「櫻田紀聞」とあり、ハードカバー背文字は「櫻田記聞」
【内容】第1丁は「申三月三日彦根侯より届書写」から始まり、桜田門外の変についての史料を書き留めたもの
【備考】蔵書票「1907」/最終丁裏に横書きで書いた「イ十」を抹消して「弐冊」と記してある
SML70 堕涙口碑
【書名】堕涙口碑
【冒頭】顕徳公遺事〈公諱康哉、任越後守、称松平越後守、幼名仙千代、文化二年乙丑七月十三日卒、二十歳、葬于江戸天徳寺、〉
【中途】厳恭公遺事〈公諱康人、初康致、任越後守、叙従四位、寛政六甲寅年八月十九日卒、四十三歳、葬于江戸天徳寺、〉
【奥書】壬辰三月廿一日、江戸潟洲家舎にて一閲了、少しハ改正する処あり、 臣茂松
(中略)右安政三丙辰年四月念一日写事、
原本ハ上原氏蔵書にて稲垣先生直筆也、中村高尚ヨリ借り写ス、 中嶋政済
右一巻者顕徳公・厳恭公両聖之遺事而、可謂盛徳美化也、蓋桂林一枝崑山片玉乎、儒臣稲垣武十郎周旋仕、両朝者之裔戸而摭拾以記之、名曰堕涙口碑焉 、謂慣于羊祜故事哉、或日借佐々木氏所蔵之本、以遂得之、於机上冀両朝之徳化、布而聞郊外草茅焉、維時嘉永壬子孟春既望日、渓口〈義賢〉彙書之、巻尾稽首百拝、
【備考】顕徳公は津山藩主松平康哉、厳恭公は松平康又である。
SML71 次嶺経
【書名】 次嶺経第六 〈つぎねふ〉
【内容】京都の地誌。イェール大学本は全六巻の内の第六巻。
【備考】「つぎねふ」と読む。「つぎねふ」は山城の枕詞。「菟芸泥赴」とも記す。
SML72 集記
【内容】戦国時代を中心とした武将の逸話などを収録した書物。
【年代】「文化八辛未年七月写之」とあり
【印記】「富田蔵書」「雲林庵蔵書」「朝□家蔵」の朱印アリ
SML73 桜の雪
SML74 寶永元年加賀越中古跡覚書
【表紙】「石川河北能美三郡由来」
【内容】加賀国三郡の記述の最後に、
「右、當國御郡方由来御座候所々相尋、書上申候、以上、
寶永元年十一月 長瀬□兵衛
永原持之丞」
とあり、続いて越中国礪波郡・射水郡について記し、最後に、
「右、砺波・射水両御郡由来有之所相尋、書上申候、以上、
(宝永元年)申十二月廿二日 加藤九郎太郎
古屋六之丞」
とあり、続いて越中国新川郡について記し、最後に、
「右、新川郡之内由来・申傳之分、書上之申候、以上、
(宝永元年)甲申十二月十九日 神子田孫七郎
高 畠 源 蔵」
【備考】表紙の左下に「村井所持」とあり。表紙には加賀三郡のみが記されているが、実際は越中三郡も記されている。洋装の遊び紙に記された「寶永元年加賀越中古跡覚書」のほうが正確である。
【旧番号】Fgcp38/705
【備考】蔵書票「1907」
SML75 要秘録
【備考】「当時珍説要秘録」(馬場文耕の著作)カ。「当時珍説要秘録」は国書刊行会『馬場文耕集』に収録。
【内容】江戸時代の徳川家重‧家治の時代の逸話などを集めた書物。
【末尾】「文政四巳年正月、福島氏・佐々木氏求之」とアリ
SML76 行余随筆
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf14:g755
【丁数】95丁
【現況】縦帳
【印記】
第1丁 「行餘随筆 塩瀬公祐撰輯」、朱印(1字)あり
最終丁にゴム印「文淵堂 四十年二千三百 十四」
【内容】織田信長以下の人物についての記述がほとんど、そのほか「酒醤油直段附」の引札なども
【備考】蔵書票「1907」
SML77 田園類説
SML78 官位不審問答
【現況】版本
【内容】朝廷の官職に関する解説書。「多々良問答」と同内容カ。
【刊記】
「寛文八戊申歳孟秋吉辰
下御霊前 谷岡七左衛門刊行」
SML79 諸家知譜拙記
【現況】版本
【内容】公家の系図を修正したもの。続群書類従完成会『公卿諸家系図』参照。
【刊記】
「諸家知譜拙記、延享二年印行、宝暦四年・明和二年増補、又今年補正既訖、
文政三年二月 速水常忠
(黒印)(黒印)
延享二年閏十二月開板
明和二年五月改正刻
文政三年二月補正新刻
皇都書肆 三条寺町西へ入る
竹原好兵衛」
SML80 政府見聞私記
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcn64:780
【丁数】90丁
【現況】縦帳
【備考】添付のメモに「写本:鶴岡市立図書館」とあり
第1丁に「政府見分私記
大泉事跡考 杉山宜袁撰」とあり
【印記】朱印「櫻山文庫」(円形)、「竹蔭亭図書記」(円形)、「齋藤又四郎蔵」(長方形)
【内容】第1丁「此書ハ出羽風土記〈南北の社人近藤和泉撰〉又荘内物語〈小寺信正之注本〉荘内縁記〈八島寿軒撰〉荘内各所古都伝来記〈神明之社司辻大和守著〉昔向談〈志田氏著〉此諸書を抄書し、あるひは参考をくわえ、又宜袁か聞及び見及びし了簡を記してこゝろ覚とす」
【備考】蔵書票「1907」
SML81 御仕置其外日記
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf33:857s
【洋装中表紙】「御仕置其外日記」
【丁数】34丁(乱丁あり?)
【現況】縦帳
【備考】15~16丁に3点、24~25丁に1点、31~32丁に3点、33~34丁に2点の史料(一紙物)が綴り込まれている、33丁の中に2点の史料(一紙物)が入っている
「稽古様之儀奉願候書付 山田朝右衛門」(第3丁裏)→雛形のようなもの
【構成】「壱」(第17丁)~「十七」(第27丁まで)、「十八」(第2丁)~「廿六」(第15丁まで)、「廿七」(第28丁)~「三十(異体字)三」(第34丁)という番号が振られ、獄門等になった者の出身や居所と名前、年齢、切り手?の名前が記されている。
【年代】榊原主計頭が北町奉行の時期=文政2(1819)~天保7(1836)
【備考】蔵書票「1907」
SML82 鶏林事畧
【表紙】なし
【裏表紙】なし
【本文書出】
「雞林事畧
神代記に素戔嗚尊、其子五十猛神……」
【末尾】
「弘化四年丁未五月廿八日 西田真養((ヵ))説記
【内容】弘化四年に西田真養が、古代からの日朝関係史を述べ、通信使について論じた書。
【旧番号】Fgcb5/c847
【備考】蔵書票「1907」
SML83 浦賀諸事留
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgck519:855
【洋装背文字】「浦賀諸事留」
【丁数】115丁
【現況】縦帳
【内容】浦賀奉行の周辺で諸事を書き留めたものか
【構成】
第1丁左上に鉛筆で「浦賀諸事留」
「支配組頭本多喜八郎江達ス」等の注記ある「覚」3点
第4丁「諸御普請懸性名」(嘉永元~安政二年)
(例)嘉永元申年七月
御増人与力同心組屋敷幷居小屋御普請其外三崎御役宅御普請御用懸(八名)
(例)同二酉年三月
第15~32丁 東浦賀干鰯屋
第33丁「乙卯三月十七日松平伊予守交代之砌申送之覚」
【備考】東浦賀干鰯問屋関係の史料が多い
SML84 当道拾要録・四宮殿伝記・当道要集
【内容】中世以降,平曲・三弦・箏曲・鍼灸(しんきゆう)・按摩などに携わる盲人(男性)により組織された職能団体である当道座の由緒に関する書物を合冊している。
【四宮殿伝記奥書】
「正徳元年辛卯十一月
済下未〔末〕流前禅与徳林野衲東海津識」
【当道拾要録奥書】
「即此書を尋る事年久し、宝暦第四戌のとし、はからすも是を得たり、因茲定を職に相納、御本所久我殿へも進献せしめ、今又当社へも奉納もの也、
三老永井検校」
【某書奥書】
「右実録者安永六丁酉年迄の書記之内、御見合ニも可相成所之書抜奉差上候以上、
巳十月
此書皇代よりの古実にして検校たらむ人之わきまふへき奥義なれハ、蘭秀一叟□□ちなみ厚きを□□てこれをうつせとあれハ、いなみかたくして禿筆といへと毎書記して□ミこておさむる而已、
于時天保二龍次辛卯晩春
比比多神社之裏
鵜川主膳
藤原直定
「藤原」(朱印)「直定」(朱印)」
【当道要集奥書】
「右此末書令留置処□自然当道に対して談問せんする時、此当道要集根源を為令談論也、
八坂殿法名□一翁通玄大居士
明石殿法名ハ清就開基真月本明
此当道要集大秘書、不可彫梓、実於懇望者筆ニ可伝授之者也、若相背彫梓神文無之於令伝授者、山王上七社中七社可蒙罰也、可秘之、
天明四甲辰年林鐘初二日」
SML85 雑書類
【書名】雑書類
【構成】上下2冊
【内容】
上巻
諸書抜書懸弓ノ助共成歟可登之認之 明和六丁丑年六月 中根正芳
時廼戯書
朝鮮国御軍役之式/最上出羽守分限書/有徳公御代御書附
年々雑々談集
雑々談話
下巻
常陸源氏佐竹大系図
古今見聞珍話集 安政四巳年十二月吉日 万字屋控
【旧番号】Fgcf33-817z Fgcf14-g870
【備考】蔵書票「1907」
SML86 犬追物記
【構成】
秘伝犬追物記 乾
秘伝犬追物記 坤
【奥書】「右此一冊者雖為秘事依御執心深懇記進之畢努不可有外見者也/岩村意休/重久/小笠原河内/知成/上原八左衛門/定宣/水嶌卜也/之成/横山三郎右衛門/時連/早川茂衛門/為迎/原田理左衛門/元陳(花押)」
【旧番号】Fgdl5p-600
SML87 水府公御尋三十五箇条答書
【内容】徳川斉昭の仏教に関する質問に、常陸国長倉蒼泉寺の寂点が答えたもの
【末尾】
「天保十四年卯十二月廿日
蒼泉寺
寂点
右御答申申上候ニ付、蒼泉寺江常安寺合寺にて常案(ママ)寺へ住職
中納言殿被仰付候、
水戸領 杉室大雄院
曹洞宗役寺 山方円通寺
御朱印地 水戸 常安寺
移転地 長倉 蒼泉寺
大道本来無異同、
神儒豈有外真宗、
不知因果東方究、
廃仏却違天理公、」
SML88 地方公裁録一・二
JMSS K5
【書名】裁断類聚
【備考】上・下と同内容か
【内容】江戸幕府の訴訟取扱いの先例などを記したもの
SML89 青山閑話
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgcf34:h801
【表紙】「青山閑話 単」
【丁数】表紙+48丁
【備考】添付のメモに「青山閑話、嘉永5(1852)、上田子成 写本:慶応大」とあり
【内容】第47丁表「青山閑話源本者 銀臺文庫所蔵也、干時嘉永五年壬子四月執筆 銀臺寓舎北窓下謄写之 中山許居」
【印記】第1丁に朱印「中山氏図書館」(長方形)
【内容】上杉弾正大弼治憲君が御尊信あつかった細井平洲に関する事柄を書き留めたもの
SML90 服忌令異例
【洋装ハードカバー外側ラベル】Fgとのみあり(Fgは印刷)
【現況】縦帳
【内容】
第1丁に「服忌令異例 一」(~第11丁)
「一、娘両人有之、壱人之娘江聟養子いたし相続之処暇出、妻離に致候得ハ相互ニ服忌無之、壱人之娘者養兄弟定式 但実家之苗字名乗候とも無差支」などの条文が並ぶ
→やや複雑な関係での服忌を記したもの
第12丁に「服忌異例」(~第69丁)享和元年、戸田能登守方より服忌問合
第70丁に「服忌異例」(~第119丁)文政十二年、秋元但馬守方より服忌問合
第120丁に「服忌異例 三」民部卿殿郡奉行大家四郎兵衛服忌問合
→いずれも実例に即した対応を記したもの
SML91 印文考略
【表紙】「印文考畧 附印人姓氏/印色法
【書出】
「印文考畧
雲間鞠履厚坤□(「白本」で一字) 輯」
【内容】印鑑・印文・印用等に関する書。
【旧番号】不明
【備考】蔵書票「1907」
SML93 佗助
【表紙】「對公士百日家土産/文廼屋」
【序文】「弘化四とせといふ年霜月七日のひ、浪速乃舘乎立出て、筑紫道のしりなる柳河におちゆけこと負もちて下りゆくみちすから見聞せる事とも、はた((ヵ))やとりにてよみ出たる歌共乎、筑紫の家土産ともなさハやとて、かいつけ置になむ、
嘉永元申年彌生 中 嶋 御 冬 」
【末尾】「弘書肆(之)紫門月南奴迦より、嘉永元年彌生中旬ニ至、終、
文廼舎御冬 」
①
⒧【末尾】「嘉永二酉 なかしま
仲秋 御冬 」
⑵【末尾】「嘉永二酉 やま田正明識
仲夏 」
⑶
②
【内容】千草有功が嘉永四年四月に、赤穂義士百五十回忌に因み詠んだ義士四十七人の歌を、嘉永五年五月に中島御冬が写したもの。
③
【内容】文舎の父葦舎の三十三回忌における詠歌集
④
【内容】嘉永二年萩月の柳河より大坂までの道中記。
⑤
⑥
【内容】
東照神君御教書(「人乃一生ハ…」)
延喜十一年六月十五日の「院に酒を賜ひ…」
「圓江 御霊宮砂持ニ付ねり物見立」
西丸普請金上納令
嘉永六年六月三日浦賀沖へ異国アメリカ船四艘渡来ニ付…
公方様薨御ニ付町中自身番等有之候ニ付…
他、幕末期に関わる記事や詠歌
【旧番号】Fga2/848
【備考】蔵書票「1907」
SML95 立后
【書名】立后
【冒頭】儀式巻第五
【内容】貞観儀式、江次第、北山抄、愚昧記、中右記、野槐記、明月記、長秋記、吉記、人車記、小右記、山槐記より引用した立后部類記というべきもの
SML96 公裁録
【書名】公裁録
【内容】壱・関八州御料私領より訴出候出入之事より百六十七・国人江戸表え召連候節御関所辺手形之事に至る。
SML97 見石録
【書名】見石録
【冒頭】乍恐以書付奉願上候、/下総国小金一月寺末上総国三黒村松見寺宿主友鵞儀
☆下総一月寺末寺上総松見寺 仙石騒動 神谷転
SML98 両逆浪加聞録
【表題】両逆浪加間録(目録の「加聞」は誤り)
【内容】
博多在住の人物が、「元和・寛永の比より宝暦の今日まて」に見聞きした話を「拾弐巻にして両逆浪加間録と銘し」た書物
栗山大膳の黒田騒動に関する話の他、怪談話などを収録。
【備考】群馬県矢口丹波記念文庫所蔵本の写真が国文学研究資料館にアリ。
SML99 陸奥国仙台封門
【内容】万治三年に伊達家の一族・家臣などが作成した自家の由緒の書上を集めたもの。
【奥書】
「此一冊者塩田中庵文化乙丑望月陰、于□□温泉得仙台所士赤坂十郎左衛門某所蔵而所謄写也、可謂実録矣、」
【著者】塩田中庵は江戸時代後期の二本松の藩医。
【備考】「吉田守祀蔵」朱印アリ。吉田守祀は江戸時代後期の二本松の武芸家。
SML100 除封録
【内容】林鳳岡の著作である「除邑録」を補正したもの。江戸時代初期に改易された大名の一覧。
【奥書】
「林鳳岡先生嘗撰除邑録一巻、蓋殷鑑之意也、今保其闕訂其誤改名除封録、上梓伝之同好云、
温故堂蔵」
【備考】「浅□蔵書之印」朱印アリ
SML101 幕初物語
【内容】江戸幕府初期の徳川家の譜代家臣の逸話をあつめた書物。牛込重忝(時楽軒)・板倉重宗(周防守)・本多正信(佐渡守)・本多正純(上野介)などが登場
SML102 惣役人働
SML103 松栄記 下
【現況】松栄記四から六を合綴。洋装本。もと四目綴。美濃紙。縦22.9×横15.0(横法量は装丁のため概数)
【内容】天保八年から翌年にかけての江戸幕府代十二代将軍家慶の代替、将軍宣下、転任・兼任等の儀式に関わる演能や参賀者・関係者と振舞った献立・祝儀等を詳細に記述したもの。
【備考】日本古典籍総合目録データベースによれば、「松栄記」は、四冊本の写本が、早稲田大学図書館に所蔵されているが、「法制」に分類されており(早稲田大学図書館古典籍総合データベースも同様)、本書と同一であるかは不詳。また、『泰平年表』慶長九年三月黒田筑後守長政父如水孝高の遺物東鑑を献上す、六月十日御入洛、同十一日御参内条に、「其案に年譜・家忠記・松栄記皆以台庿(秀忠)とす」と見える。関係記事は『史料綱本』に見える。
【内容】
○松栄記四(紙数、共紙表紙合わせて墨付五二丁)
・(書出)九月十六日 御礼二日目/今巳上刻、御表〈江〉/公方様、右大将様、出御/将軍 宣下、御転任、御兼任相済候、/御礼有之、如正月二日、/御使 斎藤内蔵頭/紀伊大納言殿/同 高井但馬守/尾張大納言殿/同 森川下総守/水戸中納言殿(以上、一丁表)
・以下、九月十七日、十八日、十九日、二十日、二十一日、二十二日条を収め、その間の演能題目、振舞献立・場所・参賀者名、等について記述する。
○松栄記五(紙数、共紙表紙合わせて墨付六三丁)
・(書出)四度目御能御作法書/九月廿三日/将軍 宣下、御転任、御兼任相済候、為
/御祝儀、今日も御能被仰付候、
・以下、九月二十四日、二十五日、二十六日、二十七日、二十九日、十月二日、四日、五日、六日、七日、九日条を収め、その間の演能題目、振舞献立・場所・参賀者名(僧侶を含む)、等について記述する。
○松栄記六(紙数、共紙表紙合わせて墨付五二丁)
・(書出)十月十二日/今辰上刻、増上寺/御霊屋 御霊前〈江〉/大御所様 御参詣被遊、巳上刻、還御被遊候、
・以下、十月十五日、十九日、十一月朔日、二日、三日、五日、七日、十一日、十三日、十四日、廿一日、廿三日、廿九日、十二月六日、十六日、十九日、廿三日、廿六日、天保九年正月朔日、二日、三日、四日、六日、七日、九日、十日、十一日、二月十九日、廿一日、廿三日、廿六日、晦日条を収め、その間の演能題目、振舞献立・場所・参賀者名(僧侶を含む)、等について記述する。
SML104 浪華城菊物語(お菊物語)・吉川家由緒書
【内容】「お菊物語」は元和元年五月の大阪城落城時に城内にいた、菊という女性の、落城前後の見聞・体験談などを、後人がまとめたもの。「吉川家由緒書」は岩国藩主吉川家の由緒をまとめたもの。文中に関ケ原合戦前後の吉川家文書を引用している。
【年代】「お菊物語」は戊寅年(文政元年カ)に、「吉川家由緒書」は文政四年に鈴木恭が書写したもの。
【備考】JMSS P22-1・2にあたるカ
SML109 若狭守護代記
【Title】Wakasashugodaiki
【現況】現在の装丁 ハードカヴァー装 楮紙袋綴じ 81紙
(見返しYALE UNIVERSITY LIBRARY蔵書ラヴェル)
Japanese Mss. SML109
その他ラベル外の鉛筆書き cp17/687
【備考】蔵書票「1907」
SML115 武家礼式
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SML115―1 摂家関白執柄之事
【現況】折本
【表題】外題朱書「摂家関白執柄之事」
【奥書】「右一冊者愚父牧雲斎数年撰旧記紀公家武家并寺社等之尊卑書札之礼節古往之次第恐慢滅而記此書与予者也然間不免他見雖所持之種々任懇望今始令相伝之訖尤可後代之証本者也/慶長三年六月廿三日/因幡入道/如云在判/兵部少輔殿」
「此書者如奥書以口能令相伝之間曾雖不可洩于他甚重之御懇望之条難黙止写進之候堅不可有他見候也/寛永十六年如月八日 伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
「右相伝之書依執心書写遣之者也/寛文三年/十一月十七日/粟津大学助/**(花押)/森村勘三郎殿参」
【旧番号】Fgdl156-639-1
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―2 書札抄
【現況】折本
【表題】外題朱書「書札抄」
【奥書】「右此一札伊勢加賀守貞助入道常真牧雲斎一段御秘蔵之儀也雖然難去致懇望奉写努々他見有間敷由堅被仰合候訖/天正六寅八月十五日 野条但馬守慶相判」
【旧番号】Fgdl156-639-2
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―3 披露状調事
【現況】折本
【表題】外題朱書「披露状調事」
【奥書】「右書札次第大概鳩這弌冊令相伝者也/慶長三年六月廿三日 因幡入道/如云在判/兵部少輔殿」
「武雑書札大概篇以御懇望被成相伝候堅不可免他見者也/寛永十六年四月十七日 伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
【旧番号】Fgdl156-639-3
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―4 諸事心得書
【現況】折本
【表題】外題朱書「諸事心得書」
【奥書】「右条々任懇望**令相伝之者也/慶長三年六月廿三日/因幡入道/如云在判/兵部少輔殿」
「因御懇望写進之候不可有御他見候也/寛永十六年四月十八日 伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
「右雖為秘書依懇志令相漏畢伊勢一統無相違者也/寛文三暦/夾鐘中旬/粟津大学助/**(花押)/森村勘三郎殿参」
【旧番号】Fgdl156-639-4
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―5 御成之記
【現況】折本
【表題】貼付外題「御成之記」
【奥書】「老父所記置之御成之記依御懇望写進之者也/慶長三年六月廿三日/因幡入道/兵部少輔殿」
「此一巻于他雖難伝因御懇望写進之候御他見可有停止者也/寛永十六年四月十八日 伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
「右御成之記別而雖令秘蔵任懇望書写令免許畢*以他見不可有者也/寛文三年/十一月十七日/粟津大学助/**(花押)/森村勘三郎殿参」
十一月十七日/粟津大学助/**(花押)/森村勘三郎とのへ」
【旧番号】Fgdl156-639-5
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―6 御座敷飾之記
【現況】折本
【表題】
貼付外題「御座敷飾之記」
表紙貼紙「御座敷飾之記 摂家関白執柄之事/婚迎之記 書札抄/婚入之記 諸事心得書/二ちう対瓶子一具 御成之記/以上九冊」
【奥書】「御座敷飾之儀者於武家者 公方様御同朋衆被致沙汰間従他雖*存儀此本写置之間令相伝者也/寛永十六年四月十八日 伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
「右之書物任懇志令写者也/寛文三年/十一月十九日/粟津大学助/**(花押)/森村勘三郎殿参」
【旧番号】Fgdl156-639-6
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―7 婚迎之記
【現況】折本
【表題】貼付外題「婚迎之記」
【奥書】「這一軸大形記進之候他見之儀堅可有停止者也/慶長三年八月五日/因幡入道/如芸在判/兵部少輔殿」
「此書者別而秘説之書也全不可有他見也/寛永十六年四月十七日 伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
「此一冊別而雖秘伝之書達而所望故令写畢/寛文三年/仲冬十日/粟津大学助/**(花押)/森村勘三郎とのへ」
【旧番号】Fgdl156-639-7
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―8 婚入之記
【現況】折本
【表題】貼付外題「婚入之記」
【奥書】「相伝之処無相違旨任せ望ニ為末代之奥書令加筆事候他言可為禁制者也/承応四年/三月廿五日/伊勢兵庫頭/貞衡在判/粟津勝兵衛殿」
「此一冊雖為重宝達而令執心之条則令相伝畢/寛文三年/霜月十九日/粟津大学助/**(花押)/森村勘兵衛殿」
【旧番号】Fgdl156-639-8
【備考】蔵書票「1907」
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SML115―9 二ちう対瓶子一具
【現況】折本
【表題】貼付外題「二ちう対瓶子一具」
【奥書】「銚子乃柄義包候事当流にハなく候公方様御成なと其外きとくたる時ハ片口にて参候間口義も裹事なく候自然片口なき時もろミちかへ候へは口の包執有之他流にハ木の葉を遊ハ付なと色\/の事候一向なき事候/慶長拾一/六月廿四日 大草三郎左衛門尉/在判/伊勢兵部少輔殿参」
「於武家包丁之根元者大草進士両家也此書者大草三郎左衛門尉公以へ令相伝雖不洩于他因御懇望写進之候不可有他見者也/寛永十六年四月十七日/伊勢兵部少輔/貞昌在判/雨森半右衛門尉殿」
「此書物令相伝条任執心写遺之畢/寛文三年/十一月十七日/粟津大学助/**(花押)/森本勘三郎とのへ」
【旧番号】Fgdl156-639-9
【備考】蔵書票「1907」
SML119 武江年表
【現況】洋装ハードカバー外側ラベルにFgcf14:c873:1
【表紙】洋装背文字「武江年表 一」
【表題】武江年表巻之一~四、編者斎藤市左衛門幸成
【構成】版本(序4丁、巻之一24丁、巻之二33丁、巻之三33丁、巻之四27丁)
【奥付】嘉永二年己酉十月刻/発行書林 大坂心斎橋通博労町河内屋茂兵衛・江戸日本橋通一丁目須原屋茂兵衛・同浅草茅町二丁目須原屋伊八
【備考】蔵書票「1907」
SML120 諸願并届書記録
【現況】洋装ハードカバー外側ラベルはFgのみ
【表紙】
洋装背文字「天保
弘化 諸願幷届書記録」
本来の表紙には 「 安政四巳年十一月改之
天保酉年より同丑年迄
諸願幷届書記録 」
【内容】
途中 「 安政四巳年十一月改之
天保寅年より同卯年迄
諸願幷届書記録
竹田文庫 」
途中 「安政四巳年十一月改之
天保酉年より同丑年迄
諸願幷届書記録 」
安政四巳年十一月改之
天保辰年より弘化未年迄
諸願幷届書記録 」
【現況】173丁、縦帳
【内容】杉野瀬組大肝煎竹田勘兵衛が支配する村々に関係する願書、届書等の写を書き上げたもの?
【年代】天保8~弘化4
【備考】地名→杉野瀬組大町村、筒石村、折居村、東蒲生田村、飛山村、平谷村/今町、丹西鍛冶町
御城下田端町
SML121 御上使御巡見一件記録
【現況】
洋装ハードカバー外側ラベルにはFgのみ
洋装背文字「御上使御巡見一件記録」
【内容】SML120と同じ竹田文庫の記載があり、杉野瀬組大肝煎竹田勘兵衛が巡見一件の記録をまとめたもの
【表紙】
「 安政五戌?午年六月改 五冊之内
御上使御巡見一件記録
竹田文庫 」
【備考】蔵書票「1907」
SML124 武江年表
【現況】洋装ハードカバー外側ラベルにFgcf14:c873:2
【表紙】洋装背文字「武江年表 二」
【表題】武江年表五~八、編者斎藤市左衛門幸成
【構成】版本(巻之五26丁、巻之六27丁、巻之七32丁、巻之八33丁)
【奥付】嘉永三年庚戌十一月刻/発行書林 大坂心斎橋北久太郎町河内屋喜兵衛・同心斎橋通博労町河内屋茂兵衛・同心斎橋通安堂寺町秋田屋太右衛門・江戸日本橋通一丁目須原屋茂兵衛・同浅草第町二丁目須原屋伊八版
【備考】蔵書票「1907」
SML125 武江年表
【書名】武江年表 刊本
【内題】我自刊我書/武江年表/古書保存書屋
【本文】武江年表巻九~巻十二
【奥付】明治十五年七月日出版/著述人 故斎藤幸成 出版人 京橋区西紺屋町九番地 甫喜山景雄
SML126 康済録
【書名】康済録 版本
【表題】康済録二
【序】刻康済録序 (中略)寛政甲寅春三月/紀陽国校督学山本〈惟恭〉子謙甫撰
【序】康済録序 (中略)寛政乙卯孟春 /菊池禎撰/東洲左潤書
【本文】康済録巻之一~巻之三上
SML130 年中事略
【詳細】正月十二日より六月迄年中事略 石川半六郎控
【ラベル】Fgoc7-852
SML131 百寮訓要抄
【著者】二条良基著
【奥書】「凡此記者、後福光園院関白良基公、自鹿苑院殿、依御所望、被記之畢、然間以中山大納言定親卿本、密々令書写已/康正元年十二月廿二日」
SML132 往生要集
【表題】往生要集 中・下(上欠)
【現況】版本
【表題】貼付外題「〈平かな絵入〉往生要集 中」「同 下」
【蔵書票】Gift of E. C. Starr 1927
SML133 納経帳
【背表紙】「納経帳」
【内容】奉納経帳 嘉永三年戌十月朔日
〈神社/仏閣〉奉納経帳 嘉永四年亥二月四日
〈四国三十三ヶ所/八十八ヶ所〉奉納経帳 嘉永四年亥二月四日
〈秩父三十四番〉納経 明治九年/子五月吉日 裏表紙「若松定四郎」
【ラベル】Fgmb9-850
SML134 地方工匠録
【朱筆奥書】「こは四日市の出庁にありける時長き夜のすさみに写し置て此道に志しある人に見せはやと思いおこして此月の十四日の夜筆を執始て今夜迄に写しおへつるなり/明治四年九月廿日 川口常文印(印文「川口常文」)」
【著者】川口常文 かわぐち-つねぶみ1842-1892 幕末-明治時代の神職。天保(てんぽう)13年4月生まれ。国学を八羽(はっぱ)光穂にまなぶ。明治7年野呂万次郎とともに本居宣長(もとおり-のりなが)をまつる山室山神社(本居神社)を創建し,平田篤胤(あつたね)をあわせてまつる。15年伊勢(いせ)(三重県)結城神社を官幣社とするのに尽力し,宮司となった。明治25年10月12日死去。51歳。伊勢出身。(デジタル版 日本人名大辞典+Plus)
SML135 古文真宝
SML136 主註陵墓一隅抄
【表題】首註陵墓一隅抄
【現況】版本
【統一書名】陵墓一隅抄 (りょうぼいちぐうしょう)
【著者】津久井清影( 平塚茂喬 )
【年代】成立年 嘉永七序
【ラベル】Fgch70-x854-1