外交の世界史の再構築

活動報告

2024年12月26日~27日、東京大学史料編纂所で第13回研究会を開催しました。

コメンテータの方に事前に原稿を読んでいただき、当日コメントを頂戴した後、全員で討論をしました。

12月26日
<司会:木村加奈子>
・山下範久(松方冬子総論コメント)
・太田淳(川口洋史論文コメント)
・稲垣春樹(大東敬典論文コメント)
・伏見岳志(森丈夫論文コメント)

・参加者
稲垣春樹、江口絵理、太田淳、葛西康徳、川口洋史、木土博成、木村可奈子、塩谷哲史、大東敬典、原田亜希子、伏見岳志、彭浩、堀井優、松方冬子、松本あづさ、松本英実(オンライン)、皆川卓、森丈夫(オンライン)、森永貴子、山下範久、山本徹

12月27日
<司会:堀井優>
・谷本晃久(松本あづさ論文コメント)
・井内太郎(皆川卓論文コメント)
・村尾進(彭浩論文コメント)
・松本英実(原田亜希子論文コメント)
・総合討論

・参加者
井内太郎、稲垣春樹、江口絵理、葛西康徳、川口洋史、木土博成、木村可奈子、塩谷哲史、大東敬典、谷本晃久(オンライン)、辻大和、原田亜希子、彭浩、堀井優、松方冬子、松本あづさ、松本英実、皆川卓、村尾進、森永貴子


2024年8月22日~25日、大阪公立大学で第12回研究会を開催しました。

8月22日
<司会:森丈夫>
・松方冬子:総論 ―おもに問題群としての《領事》について―
・岡本隆司:コラム「関税」「条約」「領事」について
・木土博成:琉球在番奉行の職掌
・原田亜希子:近世ローマにおけるフィレンツェ人共同体
・彭浩:近世長崎における唐人屋敷の管理と法規則 ―隔離式商館の複合的比較を兼ねて―
・堀井優:16世紀オスマン帝国内のヴェネツィア領事網

・参加者
岡本隆司、川口洋史、木土博成、木村可奈子、大東敬典、辻大和、原田亜希子、彭浩、堀井優、森丈夫、松方冬子、松本あづさ

第12回研究会

8月23日
『国書がむすぶ外交』総論を読む

<司会:木土博成>
・コメント:大東敬典
・コメント:辻大和
・リプライ:松方冬子
・討論

<司会:皆川卓>
・木村可奈子:明において「外国人や国際取引を律するもの」は何か?
・森永貴子:ポーランドとロシアの関税条約
・松本あづさ:沖の口役所から海官所へ
・辻大和:朝鮮の燕行使貿易と「税」
・皆川卓:「和」「協定」「条約」-近世ヨーロッパ国家間契約の翻訳について
・塩谷哲史:中央アジア・ロシア関係と「条約」 ―1840年代のヒヴァ・ハン国をめぐって―

・参加者
川口洋史、木土博成、木村可奈子、大東敬典、辻大和、原田亜希子、彭浩、堀井優、森丈夫、森永貴子、松方冬子、松本あづさ、皆川卓

第12回研究会

8月24日
<司会:森永貴子>
・大東敬典:イギリス東インド会社による条約収集の試み
・森丈夫:北米先住民 ーイギリス人間条約の生成過程:第二次アングロ―ワベナキ戦争における講和外交の検討、1689-99年
・川口洋史:17世紀アユタヤー朝における「トラー(命令書)」と「条約」 ―オランダ東インド会社とイギリス東インド会社を事例に―
・総合討論

・参加者
川口洋史、木村可奈子、大東敬典、辻大和、彭浩、堀井優、森丈夫、森永貴子、松方冬子、松本あづさ、皆川卓

第12回研究会

8月25日 神戸税関・旧居留地史跡調査

・参加者
川口洋史、木村可奈子、大東敬典、彭浩、森永貴子、松方冬子、松本あづさ

ローマ出張

ローマ出張



2024年6月21日、本PJ・歴史家ワークショップ主催のシンポジウム「HINES構想を考える―歴史学の国際化と史料集編纂―」を、本所共同利用共同研究拠点特定共同研究(海外史料領域)と共催で開催しました。

多分野で国際的な活動をしている研究者4名をコメンテーターにハイブリッド形式で行われ、登録人数103名(実際の参加者数は約60名)を得て、活発な討論が行われました。翻訳・校正など長年培ってきたにもかかわらず見過ごされがちであった技能への着目や、安定した雇用・長期的な研究ネットワークの構築といったHINESへの期待が語られる一方、現状のHINES構想の課題についても率直な意見交換が行われました。

HINES

開催日時:2024年6月21日(金) 14:00-17:00 ハイブリッド開催
開催場所:東京大学 経済学研究科棟3階 第3教室 およびオンライン
参加費:無料、事前登録制


司会:山本浩司(東京大学/歴史家ワークショップ)
趣旨説明:松方冬子(東京大学)
HINES構想へのコメント:佐野真由子(京都大学)、佐藤雄基(立教大学)、皆川卓(法政大学)、新居洋子(大東文化大学)


(本ページの無断転載を禁止します。)

松方 冬子(まつかた ふゆこ) 東京大学 史料編纂所 教授 博士 (文学) Professor,the University of Tokyo Ph.D.(the University of Tokyo, 2008)

「学術の中長期研究戦略」の提案

  • HINES

インタビュー記事

ブックレット

主要研究業績

本の紹介

販売書籍

所属学会