東京大学史料編纂所

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織田家所蔵史料の調査・撮影

 二〇〇八年三月八日・九日の両日、名古屋市博物館に赴き、織田家所蔵史
料の調査・撮影を行った。参加者は、金子・黒嶋ほか、科学研究費基盤研究
(C)「「信長記」諸本の史料学的研究」の研究分担者堀新、研究協力者桐野作
人・杉崎友美・矢部健太郎・和田裕弘である。
 所蔵者の織田家は織田有楽斎(長益)の系譜を引く旧大和芝村藩主家であ
る。本所では大正十年に一度採訪を行い、所蔵文書七点を収める影写本『織
田文書』が架蔵されている(架番号三〇七一・六五―五六、所蔵者織田長繁
氏)。
 織田家ではこのほか『信長記』著者太田牛一自筆にかかる『信長記』の異
本『太田牛一旧記』も所蔵しており、今回の調査では影写本にある七点の文
書をあらためてマイクロフィルムで撮影したほか、『太田牛一旧記』に加え、
現在織田家が所蔵する文書・記録・系図類の調査・撮影を行った。
 調査は次年度も継続して行う予定であるため、全体の目録については調査
完了時の所報において報告したい。
 所蔵史料調査撮影の許可を与えられた所蔵者織田澄子氏、調査撮影場所を
ご提供いただいた名古屋市博物館、調査当日格別のご配慮を賜わった同館学
芸課鳥居和之・岡村弘子両氏に厚く御礼申し上げたい。
                              (金子拓・黒嶋敏)


『東京大学史料編纂所報』第43号p.59