東京大学史料編纂所

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天理大学附属天理図書館・財団法人阪本龍門文庫所蔵の史料の調査

 一九九八年三月二三日天理大学附属天理図書館に、二四・二五日財団法人阪本龍門文庫に出張し、中世後期から近世初期における禁裏本およびその周辺に存在したと思われる公家所蔵の写本の調査を行った。天理図書館では吉田文庫本のうち、奥書などを中心に、『延喜式』四六冊(吉16—8)、『上延喜格式表』一冊(吉16—30)、『上延喜格式表』一冊(吉16—31)、『江家次第』二冊(吉16—18)、『本朝月令』四冊(吉23—29)、『行幸日記』一冊(吉16—18)、『大嘗會次第』一巻(吉41—53)、『大嘗會条々』一冊(吉41—448)、『大嘗會神前次第』一冊(吉41—176)、『大嘗會巳刻次第』一巻(吉41—47)、『大嘗會次第』一巻(吉41—442)、の調査を行った。阪本龍門文庫では、土御門泰重晩年の手写本という『江次第』一五冊(善本書目番号556)の調査を行った。
                                 (田島 公)


『東京大学史料編纂所報』第33号p.107