東京大学史料編纂所

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青蓮院吉水蔵聖教の撮影

 一九九〇年十二月三日より六日まで(第四回撮影)と一九九一年二月十二日より十五日まで(第五回撮影)との二回、青蓮院門跡(東伏見慈洽門主。京都市東山区粟田口三条坊町)に出張し、青蓮院吉水蔵聖教の写真撮影を行った。第四回撮影は、撮影未了分のマイクロフィルム撮影を行い、あわせて花押撮影を行った。なお、林譲・本郷和人による花押撮影については別に報告する。第五回撮影は、マイクロフィルムの補足撮影と4×5判(カラー・モノクロ)撮影を行った。これにて、本撮影事業(出張撮影五回。一九八九年五月に行った東京国立博物館文化庁分室にての撮影一回)は終了した。なお、全撮影期間に、一〇〇フィートマイクロフィルム九九巻、4×5判フィルム三七八枚を撮影した。
 撮影にあたっては、文化庁文化財保護部美術工芸課及び京都府教育庁指導部文化財保護課の協力を得た。また、文化庁文化財保護部文化財鑑査官山本信吉氏(当時)には、本撮影事業について終始ご指導をいただいた。最後に、長期にわたる撮影を許可された青蓮院門跡に謝意を表する。
  (第四回・黒川高明・加藤友康・厚谷和雄・針生邦男・中藤靖之
   第五回・黒川高明・石上英一・村井章介・厚谷和雄・近藤成一・針生邦男・中藤靖之・柿沼徹)


『東京大学史料編纂所報』第26号p.4