編纂・研究・公開

研究紀要

東京大学史料編纂所研究紀要第20号(2010)

標題 著者名 掲載ページ
研究報告
高山寺の明恵集団と宋人 大塚紀弘 1
将軍が笙を学ぶということ―南北朝・室町時代の足利将軍家と笙の権威化― 三島暁子 22
一六世紀後半京都における貨幣の使用状況―『兼見卿記』の分析から― 川戸貴史 40
近世持明院流入木道に見る公家家職―その成立と「秘伝」の伝播― 西村慎太郎 59
田沼時代興利策の残影―甲府勤番堀内粂之丞氏有の鉱山開発を事例として― 山本英貴 71
「兼宣公記」応永二十九年記の錯簡について 榎原雅治 89
史料紹介
綱光公記―文安三年・四年暦記― 遠藤珠紀・須田牧子・田中奈保・桃崎有一郎 99
東京大学史料編纂所所蔵影写本「兼右卿記」(下) 村井祐樹 112
「宗家判物写」所載文書編年目録稿 渡邉正男 <1>
研究集会報告日本関係清代档案をめぐる国際研究集会報告
文化遺産の応急的保護と清史編纂プロジェクト 鄒愛蓮 138
研究集会報告日露関係史料をめぐる国際研究集会報告
サハリン・アイヌ交易帳簿の「発見」と共同プロジェクト 保谷徹 149
サンクトペテルブルグ東洋古籍文献研究所(旧東洋学研究所)所蔵の交易帳簿について ワジム・クリモフ 151
幕末蝦夷地の経営帳簿「土人勘定差引帳」 東俊佑 155
帳簿の概要とアイヌ交易研究 谷本晃久 161
十九世紀末朝鮮における露日両国の帝国権益対立の歴史―ロシア国立海軍文書館所蔵史料より― V・S・ソボレフ 170
十九世紀後半から二十世紀初頭の露日貿易と経済関係 A・P・ソコロフ 133
研究集会報告日露関係史料をめぐる国際研究集会パート2報告
文久遣欧使節団に対するロシアの外交的準備について ワジム・クリモフ 194
アポリナリー・ニコラエヴィチ・ヴァスクレセンスキーと日本におけるその活動 M・E・マレヴィンスカヤ 202
ヤルトロフスク市保存フォンド保管センターから返還されたロシア国立海軍文書館所蔵文書の概要 S・B・チェルニャフスキー 207