東京大学史料編纂所

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奈良文化財研究所とのデータベース連携公開に関する覚書の交換

5月29日(金)午前11時より史料編纂所中会議室(福武ホール地下1F)において、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所所長の田辺征夫氏ほか関係者をお招きし、データベース連携公開に関する覚書を交換しました。

覚書を交換する田辺征夫奈良文化財研究所長(右)と
加藤友康史料編纂所長(左)

今回連携を進めるのは、史料編纂所が公開する『電子くずし字字典データベース』(研究代表 久留島典子教授)と奈良文化財研究所の公開する『木簡画像データベース・木簡字典』(研究代表 渡辺晃弘都城発掘調査部史料研究室長)となります。来る10月を目処にそれぞれのホームページから連携検索画面を公開する予定です。

両データベースは、前者が古文書・古記録、後者が出土木簡と、それぞれ異なる対象からデータを集めていますが、文字を読むツールとしてその機能に共通する部分が大きく、連携公開を目指す運びとなりました。両データベースが連携すると、あわせて約17万件の画像データから任意の文字字形を表示できるようになります。ご利用の皆様には、古代木簡から江戸時代の古文書まで、1000年余にわたる文字の変遷を一画面のうちに御覧いただくことが可能になります。