本を出して頂けませんか。清水の舞台から飛び降りるような気持ちで知り合いの編集者にお願いしました。しばらくして、電話がかかってきて
「社として結論が出ました」とその編集者。どうなりました、お知らせ願えますか、とおずおずと尋ねると「大事なことなので社までおいで下さい」。
おお!このくそ寒い雪の日にわざわざ呼んで下さるということは! と期待に胸をふくらませて一時間の道のりを出かけてみると、
「残念ながら、ご期待には添いかねます」 ええええええ! じゃあ、何で呼びつけるんだよ・・。 もう帰りの道の寒かったこと。雪の冷たかったこと。
『新・中世王権論』 新人物往来社 04.12
『人物を読む 日本中世史』 講談社メチエ 06.5
『武士から王へ』 ちくま新書 07.10
『天皇はなぜ生き残ったか』 新潮新書 09.4