『史料としての猫絵』ご理解の参考になる猫の描かれた絵画など、展示されていることに気づいた際にお知らせします。近世初頭（17世紀前半頃）までの日本・中国の著色画などが主な対象です。浮世絵その他は専門外です。
2023年7月18日記
根津美術館「物語る絵画 涅槃図・源氏絵・舞の本」
2023年7月15日（土）～8月20日（日）
※No.11源氏物語図屏風（狩野派）・No.12源氏物語図屏風（白描）に若菜上の場面。作品全図は『新館蔵品図録 近世絵画』（2023年）に所収。
2020年11月8日記
サントリー美術館
「日本美術の裏の裏」
2020年9月30日～11月29日
※No.56住吉派「隅田川名所図巻」：店棚の番が猫を抱える。
2020年1月14日記
東京国立博物館
「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」2020年1月2日～26日
※歌川国芳「鼠よけの猫」：表紙の原本です。
2018年10月24日記
和歌山市立博物館「お殿様の宝箱―南葵文庫と紀州徳川家伝来の美術―」 2018年9月15日～10月21日
※No.101桑山玉洲「桃李狸奴図」（個人蔵）
和歌山県立博物館「西行―紀州に生まれ、紀州をめぐる―」 2018年10月13日～11月25日
※No.168「西行銀猫図」（弘川寺蔵）
2018年9月29日記
東京ステーションギャラリー「横山華山」 2018年9月22日～11月11日
※No.58横山華山「桃錦雉・蕣花猫図」（泉涌寺蔵）:通期展示
2017年10月17日記
愛知県美術館「長沢芦雪展 京のエンターテイナー」 2017年10月6日～11月19日
※No.23「薔薇に鶏・猫図襖」（無量寺蔵）、No.28「童子・雀・猫図」。
2017年9月28日記
サントリー美術館「狩野元信―天下を治めた絵師―」 2017年9月16日～11月5日
※No.65「山水人物花鳥図扇面貼交屏風」永青文庫所蔵（熊本県立美術館寄託）：「牡丹花下睡猫図」の「元久」印扇面あり。展示期間：2017年9月16日～10月9日。
2017年2月6日記
京都文化博物館「日本の表装―掛軸の歴史と装い―」 2016年12月17日～2月19日
※No.57春屋宗園頂相（17世紀初頭・自賛）京都大学総合博物館蔵：足元に眠る猫。後期（1月17日～2月19日）展示。
2016年11月29日記 ←終了
サントリー美術館「小田野直武と秋田蘭画」 2016年11月16日～2017年1月9日
※No.54松林山人「牡丹猫図」一幅（18世紀）個人蔵：前期（12月12日迄）展示。
2016年4月24日記 ←終了
渋谷区立松濤美術館「頴川美術館の名宝」 2016年4月5日～5月15日
※No.23探幽「布袋・獅子・猫図」：三幅対に牡丹猫図。探幽法印六十四歳筆の落款あり、寛文五年（1665）の作。
2016年3月20日記 ←終了
練馬区立美術館「国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション」 2016年2月19日～4月10日
※No.65国芳「鼠よけの猫」を全期間展示。現存確認されている２枚のうちの１点（表紙に用いたのは東博所蔵）。図版では確認しにくい、空摺による毛の表現にもご注目。
2015年10月26日記 ←終了
サントリー美術館 「久隅守景」 2015年10月10日（土）～11月29日（日）
※No.86久隅彦十郎「鷹猫図屏風」佐渡市立佐渡博物館蔵：菊・秋草の下。展示は前期（～11月3日）のみ。
2015年8月13日記 ←終了
日本民藝館 「動物文様の工芸と絵画」 2015年6月30日～8月23日
※No.21「大津絵 猫と鼠」、No.85「猫蝶図（18世紀朝鮮）」。ネコなので、工芸ではまだ隠れていたかも知れません。
2015年7月20日記 ←終了
出光美術館 「田能村竹田」 2015年6月20日～8月2日
※No.57書画貼交屏風：右隻第四扇の「陸放翁猫詩曰…」。同館蔵、図録ではNo.56として掲載。
2015年6月22日記 ←終了
根津美術館 「江戸のダンディズム」 2015年5月30日～7月20日
※展示室5：北野天神縁起絵巻（根津本）Ⅱにて、巻六の銅細工師姉妹利生（一）の場面に猫がいます。
2015年4月20日記 ←終了
府中市美術館 「動物絵画の250年」 2015年3月7日～5月6日
※（後期）No.83：司馬江漢「猫と蝶図」（府中市美術館蔵）
No.126：狩野栄信「牡丹に蝶猫図」、ほかに国芳版画いくつか。
2015年1月15日記 ←終了
出光美術館 「物語絵」 2015年1月10日～2月15日
※No.6・8「源氏物語図屏風」２種 「若菜（上）」の蹴鞠の場面を含む。図像の型が多少異なり、猫が一匹タイプと二匹のタイプと。図録に後者の拡大図も掲載。
根津美術館 「動物礼讃」 2015年1月10日～2月22日
※No.42「牡丹猫図」蔵三筆：『史料としての猫絵』カバー裏の作品です。
No.76「桜下麝香猫図屏風」狩野宗信筆：猫ではありませんが、人気の画題でした。