

『大日本史料』は、歴史上の重要事件を「綱文」と称する事件の概要をあらわす文章で示し、その関連史料を列挙したものです。史料にはその事件に関連して出された文書、事件を知る人が書き残した記録、系図や家譜、後世の著作や地誌など多様なものがあります。これらを事件の推移が分かりやすいように整理して掲げています。
年代的には『日本書紀』からはじまる六国史の後をうけ、仁和3年(887)から慶応3年(1867)までの約980年を16の編に分けて編纂します。現在は第12編(江戸時代初期)までが着手されており、第13編以降については、幕府法、財政・農政関係、対外関係、朝幕関係などの基本史料の蒐集とデータの整理・公開を行っています。また、本編の刊行が終わった部分は、近年の史料発掘の成果を取り入れるため、補遺の編纂を進めています。
【関連データベース】大日本史料総合
第1編 仁和3年~寛和2年( 887~ 986) 本編24冊完結・補遺既刊4冊
第2編 寛和2年~応徳3年( 986~1086) 既刊30冊( 986~1031)
第3編 応徳3年~文治元年(1086~1185) 既刊28冊(1086~1121)
第4編 文治元年~承久3年(1185~1221)
本編16冊完結・補遺既刊1冊(1193~1203)
第5編 承久3年~正慶2年(1221~1333) 既刊34冊(1221~1250)
第6編 元弘3年~明徳3年(1333~1392) 既刊47冊(1333~1376)
第7編 明徳3年~文正元年(1392~1466) 既刊32冊(1392~1418)
第8編 応仁元年~永正5年(1467~1508) 既刊41冊(1467~1490)
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大日本史料の全巻が刊行されるまでには相当の日時がかかると予想されたため、大日本史料の稿本(約5,330冊)と、その後採取した史料カードなどによって、事件の概要を示す綱文、典拠史料名のみを抜き出したものがつくられました。現在までに仁和3年(887)から寛永16年(1639)までの分17冊が刊行されています。
【関連データベース】大日本史料総合・近世編年