個人研究ノート

〔研究テーマ・関心のある事柄など〕

(1)平安後期を中心とした貴族社会儀礼の研究。十~十二世紀の貴族社会儀礼の分析を通して、院宮・摂関・諸家を基軸に、当該期の権力構造の特質を考察する。

当該期の儀礼・儀式研究は、天皇―太政官機構・蔵人機構を中軸に、主に「国家統制」の視点で論じられる傾向にある。特に院政期以降では国家論の分野史として位置づけられることが多い。私の場合、政治史・貴族社会論に引きつけて、儀礼・儀式を解釈する志向が強い。具体的には、院権力あるいは摂関家の政治性、あるいは貴族社会の関係構造とそれを支える諸慣行にリンクさせて、儀式・儀礼を検討している。
なお、『平安時代貴族社会儀礼の権力構造論的研究』(1996年学位〔博士(文学)、東北大学〕請求論文)もある。

(2)中世東大寺文書の研究。『大日本古文書 東大寺文書』編纂業務から発展した研究

(3)中世収取について。年貢や公事などの収取について、扶助行為やあるいは支配者―被支配者間の政治性に注目し、また中世前期と後期との違いを探究

〔単著〕

『中世王権と王朝儀礼』東京大学出版会 2008.11 A5判448頁*下記のうち1,2,5,7,19および新稿からなる。

【本書の書評と紹介】
本郷恵子さん  『史学雑誌』118(11) 2009.11
樋口健太郎さん 『日本歴史』741 2010.2
佐伯智広さん 『歴史評論』725 2010.9
井原今朝男さん 『歴史学研究』870 2010.9
丸山 仁さん 『歴史』117 2011.10

『後白河上皇 ――中世を招いた奇妙な「暗主」』日本史リブレット人24 山川出版社 2011.1 A5変型判96頁

遠藤基郎編『生活と文化の歴史学2 年中行事・神事・仏事』竹林舎 2013.3 A5判600頁

遠藤基郎西尾知己・畠山聡・三輪眞嗣編『中世東大寺記録執行関係史料』東京大学史料編纂所研究成果報告2020-1(JSPS18H0358318H03583報告書)

『東寺執行日記』第1巻 東寺文書研究会編(編集総括担当) 2022.1

遠藤基郎・西尾知己・畠山聡・三輪眞嗣編『中世東大寺記録出世後見・倶舎三十講関連史料』東京大学史料編纂所研究成果報告2021-16(JSPS18H0358318H03583報告書)

>日本中近世寺社〈記録〉論の構築グループ編『日本中近世寺社〈記録〉論の構築: 日本の日記文化の多様性の探究とその研究資源化』東京大学史料編纂所研究成果報告2022-8(JSPS18H0358318H03583報告書) 2023.3

〔論文〕 *は上記単著に採録のもの

1,*「権門家政機関と諸国所課」『日本史研究』332 90.4 36~65p *ただし大幅に改稿。

2,*「十~十二世紀における国家行事運営構造の一断面 ―五節舞姫献上をめぐる家の国家行事関与の分析―」『歴史』74 90.4 60~78p *ただし大幅に改稿。

3,「鎌倉後期の知行国制」『国史談話会雑誌』32 91.9 1~28p

4,「中世における扶助的贈与と収取 ―トブラヒ(訪)をめぐって―」『歴史学研究』636 92.9 1~11p

5,*「院政期儀礼体系の素描 ―仏事を中心に―」羽下徳彦編『中世の政治と宗教』吉川弘文館、94.8 27~53p *一部改稿。

6,「平安中後期の家産制的儀礼と朝廷諸部局の動員」五味文彦編『中世の空間を読む』吉川弘文館、95.7 138~171p

7,*「御斎会・『准御斎会』の儀礼論」『歴史評論』559、96.11 14~25p  *一部改稿。

8,「過差の権力論 ―貴族社会的文化様式と徳治主義イデオロギーのはざま―」『王朝の権力と表象 ―学芸の文化史』叢書文化学の越境4、森話社、98.9 87~124p

9,「モノを介する吉書」『東北中世史研究会会報』11、99.1 1~12p

10,「職事作法と摂政御教書」 1996~1998年度科学研究費補助金基盤研究(B)(2)研究代表者近藤成一「綸旨・院宣の網羅的収集による機能的研究」研究成果報告書、99.3 16~25p

11,「年中行事認識の転換と『行事暦注』」十世紀研究会編『中世成立期の政治文化』東京堂出版、99.5 227~284p

12,「荘園制収取の構造と変容」『歴史学研究』742 2000.10 38~46p

2000年度歴史学研究会大会中世史部会「中世社会における収取と負担」における報告ペーパー。当日レジュメ(pdf形式)

13,「院政の成立と王権」歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座3 中世の形成』東京大学出版会、2004.7 65~96p

14,「中世公家の吉書」羽下徳彦編『中世の政治と史料』吉川弘文館、2005.1 144~169p

15,「新修東大寺文書聖教とその他の史料群との関係」科学研究費補助金成果報告書(研究代表者綾村宏〔独立行政法人奈良文化財研究所〕)『東大寺所蔵聖教文書の調査研究』  2005.3 23~29p

16,「近世東大寺の組織に関する試論」同上 30~44p

17,(共著)「『世親講唐櫃』について」同上 166~171p

18,「平泉藤原氏と陸奥国司」入間田宣夫編『東北中世史の研究』上、高志書院、2005.6 61~90p

19,*「天皇家御願寺の執行・三綱」鎌倉遺文研究会編『鎌倉遺文研究』第16号、2005.10 27~53p  *一部改稿。

20,「近代におけるお札図像の変生」『国史学』第187号、2006.1 66~77p *『日本の護符文化 』(千々和到編、弘文堂、2010.7)に再録

21,「鎌倉中期の東大寺」『論集鎌倉期の東大寺復興―重源上人とその周辺』GBS実行委員会編、東大寺発行、法蔵館発売、2007.12 90~102p

22,「東大寺関係指図をめぐって―付倶舎三十講・世親講・法華会講堂指図の紹介」2004~7年度科学研究費補助金基盤研究(A)画像史料解析による前近代日本の儀式構造の空間構成と時間的遷移に関する研究〔代表者加藤友康〕研究成果報告書 2008.3 335~348p

23,「清家文庫史料所蔵の年中行事二点」 2006~2007年度科学研究費補助金基盤研究(C)「具注暦を中心とする暦史料の集成とその史料学的研究」〔代表厚谷和雄〕研究成果報告書、2008.3 81~84p

24,「「外記の家」の年中行事書」『国史談話会雑誌』50 2010.3 145~160p

25,「院政期「王家」論という構え」『歴史評論』736 2011.8 4~15p

26,「中世東大寺文書を俯瞰する」『三田中世史研究』18 2011.10 1~39p

【お詫び】正倉院文書蔵「東南院文書」の伝来についての、西洋子「正倉院文書三題」(『正倉院文書論集』西洋子・石上英一編、青史出版、2005年)について見落としておりました。西様に心よりお詫び申し上げます。

27,「バサラ再考」『東京大学史料編纂所研究紀要』22 2012.3 1~19p

【補足】奥村萬亀子『京に「服飾」を読む』( 染織と生活社、1998.4)の21p以下に、「婆娑」がバサラの語源との指摘がありました。ただしその本質は異形性・反逆性としており、小論とは見解を異にしております。

28,「非公家沙汰諸国所課再論」『歴史』118 2012.4 110~133p

29,「天皇作法をめぐる確執と協調」遠藤基郎編『生活と文化の歴史学2 年中行事・神事・仏事』竹林舎 2013.3 509~535p

30,「鳥羽金剛心院ノート」 『年報中世史研究』39 2014.5 89~111p

31,「後三条・白河院の年中行事」田島公編『禁裏・公家文庫研究 第5輯』思文閣出版 2015.3 167~187p

32,「基衡の苦悩」柳原敏昭編『東北の中世1 平泉の光芒』吉川弘文館 2015.6 33~58p

33,(畠山聡氏との連名)「東大寺図書館所蔵記録部中の中世史料」『古文書研究』83 2017.6 46~51p

34,「『東大寺要録』の撰述目的と撰者」栄原永遠男他編『東大寺の新研究3 東大寺の思想と文化』法藏館 2018.3 537~560p

35,「美濃国大井荘を史料論から考える」海老澤衷編『中世荘園村落の環境歴史学 東大寺領美濃国大井荘の研究』吉川弘文館 2018.7 196~213p

36.Tōdaiji's Estate in Its Documentary Record:Perspectives on Ōbe Estate. (translated by Janet R.Goodwin). Land, Power, and the Sacred. Janet R. Goodwin and Joan R. Piggott (ed.) Honolulu: University of Hawai’i Press, 2018 81~106p

37.「室町期東大寺執行の日記から」『秋大史学』66 2020.3 1~23p

38.(河合佐知子氏との連名)「建長二年十月宣陽門院領六条殿分公事注進状の成立ー「建久二年十月日長講堂領目録」の再検討」 『鎌倉遺文研究』45 2020.4 24~47p

39.「あやまって組み合わされた書状の復元 -『大日本古文書東大寺文書』編纂の事例から」 『東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信』92 2021.4  5~13p

40.「公家新制の僧侶過差禁制」伊東貴之編『東アジアの王権と秩序 ―思想・宗教・儀礼を中心として』汲古書院 2021.10 383~398p

41.「中世起請文の成立と関白師通の急逝」『東京大学史料編纂所研究紀要』32 2022.3 13~28p

42.「中世後期東大寺「記録」「日記」序論」日本中近世寺社〈記録〉論の構築グループ編『日本中近世寺社〈記録〉論の構築: 日本の日記文化の多様性の探究とその研究資源化』東京大学史料編纂所研究成果報告2022-8(JSPS18H0358318H03583報告書) 2023.3 3~28p

〔史料紹介〕

「『筒井寛秀氏所蔵文書』所収の弘安徳政関連文書」 『南都仏教』76、99.2

「平岡定海氏所蔵『東大寺別当次第』について」 『東京大学史料編纂研究紀要』13、2003.3

(吉川聡・小原嘉記氏との連名)「「東大寺大勧進文書集」の研究」『南都佛教』91、2008.12 123~220p

(松村和歌子氏との連名)「大宮家文書の鎌倉時代神木動座関係文書」『鎌倉遺文研究』29 2012.4 75~103p

「京都大学総合博物館所蔵『金剛心院文書』の紹介」『東京大学史料編纂所研究成果報告2012-4 協調作業環境下での中世文書の網羅的蒐集による古文書学の再構築(2009-2012年度基盤研究(A)代表近藤成一』 2013.3 96~117p

「新修東大寺文書中の中世後期周防関係文書」『南都における廃仏毀釈後の資料動態に関する調査研究』(2006-2014年代基盤研究(B)代表奈良文化財研究所吉川聡)報告書 2014.3 10~18p

(西尾知己氏との連名)「筒井寛秀氏所蔵文書」『未刊古文書釈文作成のための協調作業環境の構築』(2013-2016年度基盤研究(A)代表近藤成一)報告書 2017.2 25~118p 概要・解題 史料翻刻

(西尾知己氏との連名)「東山御文庫勅封二八函二―四「東大寺文書」」『日本目録学の基盤確立と古典学研究支援ツールの拡充』(2012-2016年度基盤研究(S)代表田島公)報告書 2017.3 44~66p

(佐藤健治氏との連名)「『古文書手鑑(楢のくち葉)』」『MUSEUM』689 2020.12 47~68p

〔書評〕

十世紀研究会編『中世成立期の歴史像』 『歴史評論』525、94.1

井原今朝男著『日本中世の国政と家政』 『史学雑誌』105-1、96.1

元木泰雄著『院政期政治史研究』 『日本歴史』590、97.7

佐藤泰弘著『日本中世の黎明』 『日本歴史』627、2002.3

寺内浩著『受領制の研究』 『日本史研究』519、2005.11

中原俊章著『中世王権と支配構造』『歴史学研究』825、2007.3 47p~

岡野浩二著『平安時代の国家と寺院』 『歴史評論』727、2010.11 84~89p

上島享著『日本中世社会の形成と王権』『史学雑誌』121-1、2012.1 68~76p

市沢哲著『日本中世公家政治史の研究』『ヒストリア』233、2012.8 87~93p

西本昌弘著『日本古代の年中行事書と新史料』 『古文書研究』75、2013.6

高橋昌明著『平家と六波羅幕府』 『歴史学研究』933、2015.7 64~67p

樋口健太郎著 『中世王権の形成と摂関家』史学雑誌128-10 2019.10 67~74p

東大寺史研究所編『東大寺要録』1(東大寺叢書1) 『日本歴史』865、2020.6 94~96p

髙橋昌明著『都鄙大乱』 『週刊読書人』2022年1月21日号

〔その他〕 

「鎌倉時代の朝廷はどうなっていたのか」(峰岸純夫・池上裕子編)『新視点日本の歴史』第4巻中世編 新人物往来社、93.6

『歴史知識学ことはじめ』第六章「鎌倉遺文を対象とするVirtual Laboratory構築プロジェクト」横山伊徳・石川徹也編著、勉誠社、2009.3 81~100p

「東京大学史料編纂所データベース」 『日本歴史』740 2010.1 73~76p

「バサラの語源―跋折羅か、婆娑・羅か」 『日本歴史』744 2010.5 19~21p

「(嘉元二年六月)有力仁上衆分入落書交名」『日本歴史』758 2011.7 口絵

2013年度日本史研究会大会報告批判「中世史部会樋口健太郎報告批判」『日本史研究』620 2014.4 33~37p

「東大寺に「名を籠められ」た寺田はどこ?」『日本歴史』796 2014.9 76~77p

「「婆娑羅」から考える」 『日本史の森をゆく』東京大学史料編纂所編、中公新書、2014.12 14~18p

「『日本歴史』創刊号を読む」『日本歴史』817 2016.6 20~23p

「中世における行列への眼差し」『日本歴史』839 2018.4 42~44p

「東京大学史料編纂所データベースの「使用上の注意」」『日本歴史』848 2019.1 46~52p

「即位年齢の上昇・東宮の変化」『天皇はいかに受け継がれたか』歴史学研究会編、績文堂出版、2019.2 106~107p

「後三条天皇」『平安時代天皇列伝』樋口・栗山編 戎光祥出版、2023.11 276~288p

「白河天皇」『平安時代天皇列伝』樋口・栗山編 戎光祥出版、2023.11 289~301p

〔学会報告など〕

「鎌倉期公家政権論と中世国家史研究」中世史サマーセミナー 92.8

「平安貴族社会における見物と過差」東北中世史研究会例会、於仙台、95.12

「荘園制収取の構造と変容」 歴史学研究会大会中世史部会、於東京、2000.5

「鎌倉中期の東大寺-朝廷・幕府との関係から-」第5回ザ・グレイトブッダ・シンポジウム、於奈良東大寺、2006.12

「史料群としての東大寺文書、その成り立ち」 国史談話会2009年度大会公開講演 於東北大学文学部(仙台市)2009.6

「東南院文書の高精細デジタル撮影とTKMビューワ」東京大学史料編纂所シンポジウム「研究と情報の資源化―史料編纂所大型プロジェクトの進捗―」 於東京大学山上会館 2010.1

東大寺とその荘園‐古文書にみる大部荘」 (Tôdaiji and Its Shôen: Ôbe Estate in the Documentary Record) 南カリフォルニア大学国際シンポジウム「荘園制を再考する:中世日本の社会と経済」(International Conference ‘Reassessing the Shoen System : Society and Economy in Medieval Japan’) 於ロサンゼルス 2012.6

「基衡・為義・忠隆・御室覚法」東北中世史研究会サマーセミナー、於一関市博物館、2013.8

「東大寺文書研究の現在」EAJRS(日本資料専門家欧州協会) 2013 Paris Conference、於BULAC図書館(パリ)、2013.9

「『東大寺要録』成立期の東大寺」第7回東大寺要録研究会、於東大寺総合文化センター、2013.12

「地域寺社の立ち位置―中世的国家統合論の検証」歴史学研究会中世史部会例会、於東京大学史料編纂所、2014.1

「実運用となったHi-CAT Plus-新しい発信方式の意義と課題―」東京大学史料編纂所[共同研究拠点と歴史情報]シンポジウム「史料情報の新たな発信」 於東京大学史料編纂所、2015.1

「中世東大寺の燈油関連組織―御油目代・勧進所油倉・大仏殿燈油聖・大仏殿燈油納所―」日本古文書学会大会、於就実大学、2015.9

「採訪史料画像データベース構築における今後の課題」 基盤研究S「マルチアーカイヴァル的手法による在外日本関係史料の調査と研究資源化の研究」(代表保谷徹)・東京大学史料編纂所日本史情報国際センター共催公開研究会「東京大学史料編纂所のデジタル画像検索閲覧システムの現状と課題」、於東京大学史料編纂所、2016.6.23

「史料編纂所閲覧室での東南院文書の高精細画像の提供」 正倉院文書研究会第35回定期研究会 於奈良女子大学(奈良市)、2016.10.29

「過差の権力論―鎌倉時代後期篇」 国際日本文化研究センター・共同研究会(代表伊東貴之)「比較のなかの東アジアの王権論と秩序構想」2017(平成29)年度第3回研究会 於早稲田大学文学部、2017.11.4

「中世東大寺の<記録>の世界から」 秋大史学会2019年度大会公開講演 於秋田大学(秋田市) 2019.9.28

「中世起請文と神仏への「起請」―院政期の画期とはなにか」 東北史学会2021年度大会日本古代中世史部会 オンライン 2021.10.3

「近世・近代の古代・中世東大寺文書のための作業仮説」拠点一般共同研究「東大寺文書の近世・近代」内部研究会 於九州大学(福岡市) 2021.11.29

「賀茂別雷神社文書研究とデータベースの可能性」 拠点特定共同研究中世分野研究集会「賀茂別雷神社研究の現在」 オンライン 2022.2.12

〔科学研究費補助金研究〕(研究代表のみ)

「十~十二世紀の国家儀礼構造の変質過程における家産制的権力の歴史的役割の究明」 1991~92年度

「日本中世における文書儀礼・儀礼文書の基礎的研究」 1998~99年度奨励研究(A)

「東大寺文書燈油田大湯屋田関連史料をケースとした巨大中世史料群の構造解析方法の探究」 2008~2010年度 基盤研究(C)

「復元的手法による東大寺文書研究の高度化―『東大寺文書目録』後の総括・展望―」 2012~2015年度 基盤研究(B)

「日本中近世寺社<記録>論の構築―日本の日記文化の多様性の探究とその研究資源化」 2018~2023年度 基盤研究(A)

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