『日本中世気象災害史年表稿』ビューア

ヒット：13578 件
ID和暦グレゴリオ暦地域天変地異などの記事原出典掲載書誌
00008401長禄4年1月13日14600214大和金堂所々講布施事、依炎旱、三分一可沙汰之由、公文目代申、自余目代同辺、然而半分可沙汰之由、講衆等申之、…尋尊大僧正記14大乗院寺社雑事記2
00008402長禄4年2月14600303天下大地震、国々兵革多、旱魃、大風、洪水、五穀不熟、大飢饉、人民六畜多餓死、時将軍義政任吾栄燿、不知人民之餓死、耽自重職、不知天下之飢饉、朝暮営造殿、厳宮栽花植草、南殿作山水、自所々集磐石、徒費国民力量、帝聞此事、以一首詩諌義政云、…義政頂戴此御句、即止普請云々、天地根元歴代図後鑑195
00008403長禄4年2月14600303山城西岡上郷領主及び諸本所雑掌等、同下郷民の溝渠をうがちて灌漑の利を奪わんとするを停められんことを、幕府に請う、東寺百合文書史料綜覧8-101
00008404長禄4年2月18日14600320大和夜前、国中大風云々、大和社鳥居吹タヲシ了云々、其外小家・小堂所々破損了、於奈良中者、サシテ不吹者也、尋尊大僧正記15大乗院寺社雑事記2
00008405長禄4年2月28日14600330大和若槻庄下司＜依番条没落、白土成其替云々＞、菓子米四果事、以［ ］五斗余分今日沙汰之、依去年炎旱地［ ］無正躰之間、以此分、可被閣之由、種々歎申［ ］菓子米者、縦雖旱損、更不可有無沙汰之由、［ ］可致其沙汰、不然者、可懸札旨、加［ ］、経覚私要鈔4史料纂集
00008406長禄4年2月29日14600331山城［室町幕府奉行人奉書 当所給主御中宛］城州西岡拾壱ケ郷給主等申、桂川用水溝事、去年就西芳寺御成、雖被埋之、為作毛、依有其煩、於向後之出、御之当日、可相懸橋於彼溝云々、早任申請之旨、毎度可致用意、至水路者、如元堀通之、可被全耕作之由候也、仍執達如件、東寺百合文書を307室町幕府文書集成576
00008407長禄4年2月29日14600331山城［室町幕府奉行人奉書 松尾社神主殿宛］城州西岡十一ケ郷給主等申、桂川用水溝事、去年就西芳寺 御成、雖被埋之、如元可被通水之由候也、仍執達如件、東寺百合文書を308室町幕府文書集成577
00008408長禄4年3月14600401京都自三月、至六月二十四日、久雨、不熟、如是院年代記新校群書類従20
00008409長禄4年3月14600401天下春ノ比ヨリ天下大キニ飢饉シ、又疾疫悉クハヤリ、世上三分二餓死ニ及、骸骨衢ニ満テ、道行人アハレヲモヨフサズト云コトナシ、長禄寛正記後鑑195
00008410長禄4年3月2日14600402大和余寒甚事、超冬至先後、経覚私要鈔4史料纂集
00008411長禄4年3月15日14600415京都三月十五日ヨリ、四十日計、雨下云々、東寺執行日記後鑑195
00008412長禄4年3月17日14600417大和［別会五師定清書状 奉行宛］来廿三日、祈雨頓写大般若経、為学侶之群議致□進之奉行候、…尋尊大僧正記15大乗院寺社雑事記2
00008413長禄4年3月17日14600417大和雨下、近比甘雨也、依甚雨、件舞無之云々、経覚私要鈔4史料纂集
00008414長禄4年3月20日14600420大和当院院入十講始行之、請僧十口、去年供料、依炎旱、以大豆、為供料云々、尋尊大僧正記15大乗院寺社雑事記2
00008415長禄4年4月14日14600513甲斐自卯月十四、七月十四大雨、三日ト不照、王代記山梨県史資料編6
00008416長禄4年4月20日14600519京都鴨河暴漲、漂麦無数也、碧山日録日本凶荒史考
00008417長禄4年4月24日14600523世間奈良中、世間所労、以外倍増之間、為学侶評定、俄可有薬師図絵由、相触、…経覚私要鈔4史料纂集
00008418長禄4年4月27日14600526大和［ ］疫病倍増［故ｶ］也、…経覚私要鈔4史料纂集
00008419長禄4年5月4日14600602世間［廿一口方評定引付］一、世間、人多病死間、六月、於西院、心経会可被行所作人等事…東寺百合文書く23東大写真帳
00008420長禄4年5月8日14600606紀伊根来寺衆徒、土民と灌漑を争う、是日、守護畠山義就、その部下遊佐豊後守を遣わしてこれを諭す、衆徒等これを襲撃し、豊後守等自殺す、ついで義就また遊佐某を遣わし撃ちてこれを平ぐ、碧山日録.大乗院寺社雑事記史料綜覧8-104
00008421長禄4年5月10日14600608京都宿雨不晴、民曰、青苗腐湿、其根生蝗云、碧山日録日本凶荒史考
00008422長禄4年5月10日14600608大和（年次は推定）［畑経胤書状 御番衆御中宛］十市之内、松南院領事、近年百姓等事外雖任雅意候、被相待便宜子細候間、□被閣之候了、然此間、依麦作毛倍増、秋地子事外無正躰候之間、当年者、麦事不可作候由、去年堅被加御下知候処、悉押而麦お作候間、尤彼百姓等、雖可被処厳科候、以穏便之儀、麦所当可沙汰候由、被加御下知候之処、百姓不可致沙汰候之由、申切候、以外之次第候、彼百姓等悉十市領内候上者、加厳密下知、致所当候歟、不然者、秋之地子、縦雖旱水煩候、任本地子旨、致沙汰候歟、両篇之間、為十市沙汰、加下知様、被仰付候者、可目出候由、可申旨候、可得御意候、恐々謹言、大乗院寺社雑事記紙背文書1-235勉誠出版
00008423長禄4年5月20日14600618天下［随心院厳宝書状 宛所不明］…一、近日連雨事、以外事候、依此、天下以外つまり候て、めいわく候、断食おほしめしやられ候へく候、定而南都ハ当年ハよく候ハんすると目出候、／一、京中やく病はやり候て、人共多死候、此辺も迷惑時分候、是非もなく候、大乗院寺社雑事記紙背文書1-232勉誠出版
00008424長禄4年5月21日14600619京都賀茂川大出了、経覚私要鈔4史料纂集
00008425長禄4年5月21日14600619京都［ ］面見河水之大洪了、経覚私要鈔4史料纂集
00008426長禄4年5月23日14600621京都賀茂川［水ｶ］出了、以外洪水也、経覚私要鈔4史料纂集
00008427長禄4年5月25日14600623紀伊去十日、於紀州円福寺、畠山衆打死人数事、根来寺与円福寺＜ｺｶﾜﾉ事＞、水樋相論事故云々、…惣而打死衆七百余人云々、尋尊大僧正記16大乗院寺社雑事記2
00008428長禄4年6月14600628京都三～六月、霖雨、 年代記抄日本震災凶饉攷
00008429長禄4年6月1日14600628京都止雨奉幣、続史愚抄日本の気象史料
00008430長禄4年6月3日14600630天下天気陰冷、人皆着冬服、是以従前月、天下疫死者無数、碧山日録日本凶荒史考
ページ 281/453