2001年11月10日

吉田成・藤原重雄「史料写真の保存と復元
              −大山寺縁起絵巻を中心に―」


近年、文化財として、あるいは種々の学術資料として写真の評価が高まってきている。こうした現状を踏まえて、写真の保存や修復に関心が寄せられてきている。本講座では、写真史料の保存の考え方と方法について講義する。さらに「大山寺縁起絵巻」のガラス乾板を素材として、劣化や破損した写真のディジタル処理による画像復元の可能性と問題点等について考える。また、その成果をふまえ、この絵巻の歴史的背景や図像の読み解きを試みる。






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