バイユー街に所在し、イギリスパンを看板に掲げるユヴェイ―レーヌなる店から、 パン2キロを購入し、対価として4フラン55サンティームを支払っている(裏面に 「四フ五十サン パン代」の墨書あり)。なお宛先は《Chipata》と読み取れる。 決して好みには合わないながらも、滞在中はほぼ洋食ばかりで過ごさなければならな かったことが柴田の記録から判明している。とはいえ、このパン店からよくパン(や 牛乳)を購入しており、気に入った店だったのかもしれない。
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