19.仁和寺所蔵史料(御経蔵)の調査・撮影

二〇二〇年三月十六日から十八日まで、総本山仁和寺(京都市右京区御室
大内)を訪れ、同寺所蔵史料のうち御経蔵第百六箱から第百八箱までおよび
第百十八箱と、重要文化財「承久三、四年日次記残闕」「無常講式」および
「明月記」について調査を行い、デジタルカメラによる全文撮影を行った。
撮影目録について、御経蔵以外の三点について左に掲げる。御経蔵百六・
百七箱については「紺表紙小双紙」であり、別途掲載する予定である。ま
た、百八箱・百十八箱については撮影途中であるため、箱全体が撮影終了し
た段階で次号以降に掲載する。
なお、本採訪には仁和寺管財課朝川美幸氏にご高配を賜った。また、京都
文化博物館長村祥知氏(本所共同研究員)の同行を得た。記して御礼申し上
げる。
(木下竜馬・藤原重雄・川本慎自)

『東京大学史料編纂所報』第55号