28.真珠庵所蔵史料の調査・撮影

二〇一〇年一〇月一二日より一五日、京都市北区紫野大徳寺の真珠庵に出
張して所蔵文書の調査・撮影を行った。前年度に引き続き、通仙蔵の調査と
撮影を行った。今回は、通仙蔵二階に収納されている軸物について四六点
(うち一二点が絵画)の撮影を行い、通仙蔵一階の長持・衣装箪笥、さらに
別書庫の文書収蔵状態の調査を行った。また真珠庵文書次冊編纂のための原
本校正も行った。なお、この出張は、基盤研究B「和紙の物理的分別手法の
確立と歴史学的データベース化の研究」(代表保立)とのジョイントで行わ
れ、同科研研究プロジェクトの支援員杉山巌氏の参加をえた。

(保立道久・久留島典子・金子 拓・高山さやか)

『東京大学史料編纂所報』第46号