東大寺文書の原本調査

『大日本古文書東大寺文書之二十』編纂のための原本調査を、二〇〇六
年一〇月、二〇〇七年三月の二度にわたり、東大寺図書館にて行った。難読
文字の判読および、分離別置された文書の接続を確認することが中心課題で
ある。確認作業を踏まえての、文書原形態の復元については、二〇〇八年三
月刊の同書にて行う予定。なおこれとは別途に、借用中であった東大寺文書
の返却をしたことを付記する。

                              (高橋敏子・高橋慎一朗・遠藤基郎)

『東京大学史料編纂所報』第42号