二○○五年三月一日から三日まで山口県立山口県文書館に出張し、二月に引き続き、同館毛利家文庫「遠用物」（中世・近世前期）、および同館所蔵諸家文書等の調査・撮影を行った。今回調査・撮影を行った史料は以下の通りである。
①毛利家文庫「遠用物」中世の写真撮影を終了し、同近世前期（正徳期まで、二七一九点）のうち五○点の写真撮影を行った。
②毛利家文庫史料の内、堀立家証文（二七諸家・一三）、分限帳（五二給禄・三七、同三八）の調査・写真撮影を行った。
③次の諸家文書について、中世～近世初期文書の調査・写真撮影を行った。
　林潤介家文書、三浦文書（乙部分）、寄組山田家文書。
④県庁伝来旧藩記録地下上申絵図のうち須佐村を中心とする益田家給地諸村の絵図について調査を行った。
　以上、同館の調査・撮影においては、同館専門研究員和田秀作氏のご協力を得た。記して謝意を表する。

（及川　亘・木村直樹・久留島典子）