東京大学史料編纂所

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長崎・佐賀古写真調査

 古写真研究プロジェクト(代表‥保谷)では、十一月十八日から二一日にかけて長崎・佐賀両県へ出張し、各地所在の古写真史科を調査した。古写真画像および関係史料を調査し、また幕末期の写真古典技法の解明に向けた検討を行なうことが本調査の目的である。
 長崎市では古写真資料館・長崎市立博物館・シーボルト記念館を訪問し、所蔵する古写真を閲覧調査した。このうち市立博物館では、後日の検討研究のため同館所蔵の古写真二七点を複写した。次に訪問した武雄市歴史資料館(武雄市)では、武雄鍋島家文書の古写真関係史料および西洋銃砲・工作機械関係の史料を閲覧調査した。佐賀市では鍋島報效会徴古館が所蔵する鍋島家の古写真コレクションを閲覧した。幕末から昭和期にかけてのコレクションは総数一万点近い膨大なものであり、今回は概要を把握するにとどめ、体制を整えて本格的な調査の可能性を探ることとした。
 なお本調査には、吉田成助教授(東京工芸大学)の参加と協力を得た。
                  (谷 昭佳・箱石 大・保谷 徹)


『東京大学史料編纂所報』第39号p.123