3.佐竹文庫史料の調査・撮影

二〇〇三年十一月、秋田市内の同館に出張し、主として『幕末外国関係文書』所収対象の史料について探訪をおこなった。今回は久保田(秋田)藩佐竹家の、幕末期蝦夷地・樺太警衛関係の基礎史料を対象とした。即ち、安政六(一八五九)年九月の蝦夷地分領と、それに続く文久元(一八六一)年にかけての北蝦夷地警衛の幕令等である。
 佐竹文庫・佐竹宗家史料について、デジタル画像による撮影の対象としたのは以下の通り。
(中略)
                              (小野 将・柗澤裕作)

『東京大学史料編纂所報』第39号