45.阪本龍門文庫所蔵史料の調査

二〇〇三年三月、奈良県吉野町の財団法人阪本龍門文庫に赴き、院政期史料を中心に閲覧・筆写を行った。いくつかにつき覚書として、報告にかえる。以下、川瀬一馬編『龍門文庫善本書目』(阪本龍門文庫、一九八二年)を前提とし、事後の検討が不充分で、また判読できなかった箇所(異体字を含む)も残るが、今後の調査の参考となれば幸いである。
(中略)

                              (田島 公・藤原重雄)

『東京大学史料編纂所報』第38号