陽明文庫所蔵史料の調査・撮影

平成元年十一月二十八日より十二月一日までの五日間、京都市宇多野の陽明文庫に出張し、近世文書記録の調査・撮影を行なった。前回に引続き「陽明文庫分類目録 家門篇 二」に拠って調査を進め、今回は「四、財政」の続きの分、架番号五五三五から五七一七まで(一〇一袋〜一〇八袋)、都合一八三点(多くは長帳形式のもの)、及び目下編纂進行中である『大日本近世史料 広橋兼胤公武御用日記』第一冊に関連する史料、「寛延三年官位御定」一件に関する史料等を調査し、「公事儀式篇 四」所載「二五、法令達書等」のうち架番号四九〇四二〜四九〇八六(一一六六袋)、都合四五点、「家門篇 五」所載「二六、諸家」のうち架番号三一三八〇〜三一四四六番(七八〇袋)、都合六一点、を撮影し、マイクロフィルム・一〇〇フィート五函に収めた。
                      (橋本政宣・小宮木代良・馬場 章)

『東京大学史料編纂所報』第25号