高知県立図書館所蔵山内文庫史料等の調査・撮影

(1)高知県立図書館(高知市丸の内一—一—一〇 )
 『大日本史料』第十二編の編纂のため、一九八九年三月二一日から二七日まで高知県立図書館に出張し、山内文庫をはじめとする同館所蔵史料の調査・撮影を行なった。本所ではこれまでにも数度にわたって、同館や山内神社・高知大学・高知市民図書館において土佐藩山内家関係史料の調査を実施してきたが(所報第四号九七頁、第五号一二〇頁、同一三六〜一三八頁、第六号一一四頁、第七号六六頁、第一一号七八頁、第一五号九〇〜九一頁の採訪報告を参照)、今回は人名註等の材料を得るため、分限帳・家士系譜類を主な調査対象とした。撮影した史料は次の通りである。なお、後半の家士系譜類はいずれも大部であるので、それぞれ一部分をサンプル撮影するにとどめた。

『東京大学史料編纂所報』第24号