「花押かがみ」三 鎌倉時代二

本冊には、死没年月日順に建長元年より嘉元三年までの人物の花押を収めた。
 編纂の体例は既刊第一冊と同様であるが、収載にあたっては、その人物の花押を代表する形のものを選び、花押の形に変化のある場合や、互に参照して運筆の順をうかがうことのできる場合は、必要に応じていくつかの花押を掲げた。伝記資料としての観点から掲載したものもある。
 本冊に花押が収載された著名人物を列挙すると、
 天皇・皇族

『東京大学史料編纂所報』第19号 p.61*