東京大学史料編纂所

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京都大学古記録調査

(イ)昭和四十九年八月二十八日から同三十一日まで京都大学に出張し、同大学文学部所蔵の「勧修寺家旧蔵記録文書」の調査(継続)を行い、記録を中心にして次の四十五点を調査撮影した。なお、このうち『�忠卿記』二巻(未成巻)の一巻は『建内記』の抜粋であり、そのなかに『大日本古記録』既刊分に収められていない部分を見出すことができた。

妙槐記文応元年四月(二三九)                       一冊
勘仲御記抄永仁二年六日廿五日(二四二)                  一冊
吉槐記乾元元年八月三日・嘉元三年閏十二月一日〜十一日・同四年正月一日〜十二日(二四八) 二冊
吉槐記抄乾元元年八月・嘉元四年正月(二四九)               一冊
玉英記神事部・官位部・作法部・衣服部・服忌部・雑部、荒暦記神事部・作法部・衣服
部・雑部(二六一)                            一冊
建内記目録(二九五)                           一巻
義政公記康正二年三月、石清水参詣(三〇〇)                一冊
伊長卿記原本、自文亀三年至永正七年(三二三)               五冊
日々記永正九年二月〜九月(三三〇)                    一冊
尹豊公記大永年間記事抄録(三三一)                    一巻
抄出物勧修寺顕道筆、吉続記・山槐記・三長記・玉葉・中右記(四一三)    一冊
日次抜書小右記・中右記・左経記・薩戒記・大記・玉葉・法成寺関白記・山槐記・吉記
・明月記・台記・水左記・経信卿記(四一六)                一冊
日記抄明月記・拾芥抄・玉葉・吉続記・玉蘂・山槐記・法成寺摂政記・中右記・御座所
日記・小右記・長秋記(四一七)                      一冊
日記断簡(四一八)                            二枚
日記抄断簡(四一九)                           五通
記録目録親長卿記の目録、廿露寺親長筆(四二一)              一巻
勧修寺家蔵書目録(四二二)                        一冊
院号定次第文明十三年六月廿八日、甘露寺親長筆(四二三)          一巻
撰集祕記(五〇七)                            三冊
洞院家部類(其一)第一〜第六(五一五)                  六冊
同   (其二)第十八・第十九(五一五)                 一冊
同  二十巻(巻十八巻十九欠)(五一九)                十八冊
定親卿着陣記(六二九)                          一通
玉葉治承四年 正月小右記長和二年八月廿七日・長元二年閏二月廿二日(八四四)一冊
足利尊氏百年忌曼茶羅供記抄康正三年四月廿九日(八六九)          一通
七僧法会記嘉元三年七月十六日・継塵記抄(八七二)             一冊
興福寺寺務次第自慈訓至経覚(八七六)                   一冊
御八講記出納職忠朝臣記、元和九年八月(九二三)              一冊
御八講記衣かつき日記(九三一)                      一冊
御八講次第後円融天皇十三回聖忌、応永十二年四月(九三四)         一冊
永久元年興福寺衆徒発起部類外記記・中右記・雅兼卿記・重隆記(九三五)   一冊
仁安年中供養記仁安元年九月一日〜廿七日(九四一)             一冊
懺法講之記後土御門天皇七回聖忌・同十三回聖忌(九四二)          一冊
懺法講之記中和門院三回忌、同十三回忌(九四三)              一冊
三合御祈記宗賢朝臣、長興宿禰、在貞朝臣、有郷卿、(九八二)        一通
新任弁官鈔享保五年坊城俊将等校合(一〇五四)               一冊
貫首補任弘仁元年〜天和三年(一〇六五)                  四冊
職事補任至天正五年、中御門宣胤・宣秀・宣教等筆(一〇六六)        四冊
図絵宝鑑続編(一七〇八)                         一冊
和歌會部類記不知記(永和三)・兼宣公記(応永十九)・後鳥羽院宸記(建保二)、大永五年、甘露寺元長筆(一九四二)   一巻
和歌御会奉行事文明十六年五月、甘露寺元長筆(一九四三)          一冊
和歌御会写慶長十六、同十七、元和七、同八、同十(一九四五)        一冊
香之記天正十八年三月、山上瓢庵(二〇八三)                一冊
諱訓抄宝徳三年四月、甘露寺親長書寫(二〇八六)              二冊
�忠卿記(二九八)                            二巻

                       (益田宗・今泉淑夫・針生邦男)
(ロ)昭和四十九年十月十六日から同二十一日まで京都大学に出張し、同大学附属図書館所蔵の「菊亭本」の図書を閲覧し、記録を中心にして調査をするとともに、同目録(図書閲覧者用備付カ—ド)を筆写した。なおこのカ—ドは、追って図書部にまわし、「中院本」のカ—ドとともに所員の閲覧に供する予定である。
(益田宗・菅原昭英)


『東京大学史料編纂所報』第10号p.78