東京大学史料編纂所

HOME > 編纂・研究・公開 > 所報 > 『東京大学史料編纂所報』第10号(1975年)

叡山文庫・妙法院・四天王寺史料調査

 昭和四十九年九月二十四日より、同年十月二日までの間、滋賀県大津市の叡山文庫・京都市東山区の妙法院門跡・大阪市天王寺区の四天王寺の史料調査を行ない、左記の史料の調査・撮影を行なった。  

一 叡山文庫
 (イ)毘沙門堂本
 一、竹林抄巻一                             一冊
 (ロ)眞如蔵本
 一、夫木和歌抄                             一冊
 一、鷹百首・白鷹記・鷹詞之連歌                     一冊
 (ハ)泰門庵本
 一、諸祕記前欠                             一冊
 一、千手經一宿五〓法                          一冊
 一、愚用抄十八道                            一冊
 一、許可作法                              一冊
 一、随行私記胎随行法                          一冊
 

二 妙法院  ○整理ノ符号等ハ本所架蔵ノ『妙法院所蔵重書目録』一(四一〇〇/六五ノ一〇—一)ノ符号ニ準ジタ、併セテ参照サレタイ、  

 第一ノ箱
 第一括
 一、堯尊親王授法御請状並忠承大僧正附法状                二通
 ○天文十一年十月六日、堯尊親王授法請状一通
 ○天文十八年忠承大僧正附法状案一通
 二、三昧院流印信天保元年冬                       一帖
 三、諷誦願文呪願文目録明暦二年八月廿日ヨリ宝録永六年三月マデノモノ   一通
 四、山門潅頂伝由                            一冊
 八、潅頂印信元禄六年二月晦日                    三通一帖
 九、許可印信元禄六年二月廿七日                     三通
 十四、川流密印青竜院流                         一帖
 十五、三昧流印信良祐                          一帖
 十八、印信石泉流覚空                          一帖
 十九、実円四度加行次第 永徳元年十月廿一日ヨリ同三年十一月八日ニ至ル日記抜書   三通
 第二括
 一、潅頂印信天正九年十一月十三日                  三通一帖
 二、許可印信                            五通二帖
 ○天正九年十一月十二日傳授三通二帖
 ○天正十六年十二月廿四日傳授一通他、
 三、潅許通用印信天正十年十二月三日                 二通二帖
 四、潅頂印信天正十年十二月三日                     三通
 第四括
 一、常胤親王初度印信天正十一年四月十九日                三通
 二、常胤親王第三度印信天正十二年八月八日             十三通一帖
 三、常胤親王第四度印信天正十二年七月七日 〔二〕            一通
 四、常胤親王第五度印信天正十三年七月七日、但シ、天正十二年八月八日第三度印信
   中ノモノヲ含ム、                          七帖
 五、常胤親王第六度印信天正十四年正月四日                三帖
 六、常胤親王第七度印信                       九通三帖
 ○天正十四年正月十六日傳授三通
 ○天正十一年十月八日傳授三通三帖
 ○天正十三年五月廿七日傳授三通
 七、常胤親王第八度印信天正十六年十二月廿一日              四通
 八、常胤親王第九度印信包紙ノミ、本包ニ收ムベキモノ第二括ノ二ノ中ニアリ、    一紙
 九、常胤親王第十度印信                         三通
 ○天正十六年十二月廿四日傳授一通
 ○天正十三年七月七日傳授二通
 十、常胤親王第十度印信 天正十一年十月八日、但シ、本書ハ第二度ノ印信ナラン、  一通
 十一、印信コノ中ニ、右ノ第三度印信、第九度印信ニ入ルベキモノアリ、 四帖一通
 第五括
 一、谷合行天文八年二月廿四日                      四通
 二、悉地惣許天文十八年                         二通
 三、惣許第五 天文十年三月廿九日                    一通
 四、第五當門第十度天文十年三月廿九日                  二通
 五、第五當門第十度包紙ノミ                       一紙
 第六括
 七、法曼院瑜祇潅頂印信密印智泉 享保十九年四月廿一日          五通
 第七括
 一、許可印信永正十二年十一月十日                    四通
 三、印信永正十八年七月十七日                    四通一帖
 四、印信大永元年十一月十五日                     十二通
 五、印信                              六通八帖
 ○永正十八年五月廿一日傳授一通
 ○大永元年十一月十五日傳授一通
 ○大永二年八月八日傳授三通他
 六、第五度印信大永二年八月八日                     七帖
 第八括
 四、印信元禄六年八月十一日傳授三通他                三通六帖
 五、略許可作法元禄六年九月廿九日                    二帖
 第九括
 五、印信                              一冊一帖
 第十括
 六、法曼院瑜祇潅頂印信密印智泉 元祿十四年九月十一日          五通
 第十一括
 二、覺叡親王照慶金剛潅頂印信天正十四年十月廿九日            二帖
 三、覺叡親王印信天正十四年十月廿九日                二帖二通
三 四天王寺
 (1)亮阿付一韶舜印信明治十一年十一月十九日              一通
 (2)弓削庄桑検注目録注進状文治五年四月                一通
 (3)四天王寺別当次第                         一巻
 (4)四天王寺別当尊鎮親王書勧進文天文七年六月             一巻
 (5)別尊雑記如意輪 元享元年移点                   一巻
 (6)阿婆縛抄弥勒法中下 延慶三年五月二日写              一巻
 (7)後小松天皇宸翰和歌                        一軸
 (8)太子未来記伝義                          一巻
 「正慶二年二月廿九日   楠正成(花押)」(奥書)           一巻
 (9)大般若経理趣品尊道親王写                     一巻
  ○本巻紙背文書アリ
 (10)三十番歌合                           一巻
 (11)聖霊院太子講会式                        一巻
 (12)高僧伝巻一・二・三・四・五・六・七・八・九           九折
  (巻一奥書)「為過去二親書写巳了、僧慈慶書之」
  (巻四奥書)「保安四年癸卯四月十七日、書写了、
 法隆寺一切経論之内、勧進僧林幸」
  (巻六奥書)「保安四年歳次癸卯五月十七日戊辰日、書写了、
 法隆寺一切経内、為令法久住滅罪生善敬奉書、僧覚春」
  (巻八奥書)
 保安四年四月十五日、書写了、為滅罪生善後提世菩提也、僧林勝」
  (巻九奥書)「大治二年丁未五月廿五日、法隆寺一切経論之内、
  為自他法界平等利益書写了、僧林幸
              一校了、」
  ○本書紙背ニ「法隆寺一切経」ノ黒印アリ、
 (13)往生要集                          版本六冊
  (巻上末奥書)「          三井寺日光院蔵本六冊之内
  亮憲僧正寄進 月山寺舜宥」
  

(菊地勇次郎・林幹彌・今泉淑夫・高沢実)


『東京大学史料編纂所報』第10号p.81