東福寺
九条道家が円爾弁円(聖一国師)を開山として法性寺内に建てた大寺院です。
はじめ天台・真言・禅の三宗兼学の寺院でしたが、後に禅寺になります。
道家は自分の墓所として光明峰寺もこの付近に造立し、三宗兼学をより大きな規模で
実現したのだ、といわれています。(法性寺が天台、光明峰寺が真言、
そして東福寺が禅ですね)
東福寺で留意しておかねばならないのは大仏の存在です。有名な話ですが、この寺には
大仏が置かれていました。鎌倉の大仏の造立とあわせて、東西の大仏が
何を意味していたか、考えるべきなのでしょう。
開山堂
東福寺といえば紅葉
通天橋
寺の風景です
室町時代の三門。応永の頃のモノだと言われています。
三門内部には明兆が書いたという極彩色世界が広がるそうです。
塔頭の即宗院。 ここが九条家邸宅月輪殿あと、だそうでうす。
最勝金剛院の門。いまは同院は普通の墓守寺院です。
墓域の奥に小さな八角堂がありましたが、
これがどうやら「九条家の墓」らしいです。
芬陀梨華院。雪舟の庭があるところから、雪舟寺とも
名乗っているそうです。
東福寺から駅の方に歩いていくと、「法性寺」がありました。
浄土宗。かつての法性寺の名を引き継いでいるそうです。