国際研究集会の御案内

東 京大学史料編纂所では、ロシアに所在する前近代日本関係史料の系統的な調査・研究と収集に力を入れています。この間も、ロシア国立海軍文書館・同国立歴史 文書館・同科学アカデミー文書館等の諸機関の協力を得て史料調査と目録作成に取り組み、年度末には国際研究集会を開催してきました。

日露和親条約から150年目の今年は、日本学士院による日本関係未刊史料調査事業(国際学士院連合関連事業)の一環として、サンクトペテルブルグ市からロシア国立海軍文書館と歴史文書館の両館長を招聘し、また日本側からは、昨年宣教師ニコライの日記(全5巻)を刊行された中村健之介先生に御報告をいただくことになりました。

是非とも多くの方にご参加いただけるよう御願いいたします。

日露関係史料をめぐる国際研究集会

日時:2005年3月10日(木)、14:00〜17:00

会場:史料編纂所大会議室
(東京大学本郷キャンパス、地下鉄「本郷三丁目」下車7分)

本企画は外務省の日露修好150周年事業に認定されています。

▼報告:中村 健之介教授(大妻女子大学)

「宣教師ニコライの日記とその周辺」

▼報告:アレクサンドル・ソコロフ館長(ロシア国立歴史文書館)

「宣教師ニコライの手帳について」

▼報告:ウラジミル・ソボレフ館長(ロシア国立海軍文書館)

「海軍文書館所蔵史料にみる日本関係地図と水路学の歴史」

▼コメント:ワジム・クリモフ教授(サンクトペテルブルグ大学)ほか

1819世紀の日露関係史料ミニ展示を開催します(新収史料含む)。

※終了後レセプションを予定しています。ぜひ御参加ください。


主催 東京大学史料編纂所・日本学士院

連絡先:保谷 徹、電話5841-5978hoya@hi.u-tokyo.ac.jp


(東アジアWG・東アジア科研)