ロシア関係企画の御案内

 

東京大学史料編纂所は、国の内外に所在する日本史史料の研究・編纂に取り組み、最近ではロシア史料の調査収集もすすめています。現在はロシア国立海軍文書館との協力関係のもと、同館が所蔵する日本関係文書目録を作成中です。2003年は、日露和親条約を締結したプチャーチン来航から150年目にあたり、また、奇しくもロシアの旧都サンクトペテルブルグ市が建設されて300年目の年です。そこでこの3月にロシア国立海軍文書館長らロシア人研究者を招聘し、下記の日程で国際研究集会および特別展示会を開催することにしました。ラクスマン、レザノフの時代をへて、プチャーチンが切り開いた日露外交の初期から19世紀後半まで、すでにいくつかの新史料の発見もあり、日露関係史研究に新たな素材を提供できるのではないかと我々自身期待しております。興味関心をお持ちの方には是非ともご参加いただけるよう御願いいたします。

特別展示 ロシア海軍と日本 

19世紀の日露関係史料−

3月12日(水)〜19日(水)

9:00〜19:00

(入場は18:30まで、土日開場)

会場:東京大学総合図書館3F回廊

主催:東京大学史料編纂所

ロシア国立海軍文書館

※日露和親条約を締結した
プチャーチン来航150年を記念し、
日露関係の所蔵史料を複製展示いたします。

日露関係史料をめぐる国際研究集会

3月13日(木) 13:30〜17:00

会場:史料編纂所大会議室

▼記念講演:ウラジミル・ソボレフ館長(ロシア国立海軍文書館)

「ロシア国立海軍文書館の史料に描かれたサンクトペテルブルグ」

▼研究報告:藤田 覚教授(東京大学大学院人文社会系研究科)

「近世後期政治史と日露関係」

▼研究報告:マリナ・マレヴィンスカヤ副館長(ロシア国立海軍文書館

「所蔵史料にみる19〜20世紀初頭の日露関係史」

▼コメント:ワジム・クリモフ教授(サンクトペテルブルグ大学)ほか

                                                                                   

日露関係史料原本特別陳列会

3月17日(月) 14:00〜16:00

会場:史料編纂所大会議室