国際研究集会のご案内

 

東京大学史料編纂所は、ロシアを含む東アジア所在日本関係史料の系統的な調査研究に従事してきました。現在は中国第一歴史档案館の協力を得て、同館が所蔵する清代档案1000万件のうちから日本関係档案のデジタル画像による収集と研究に取り組んでいます。

2006年度は日本関係の軍機処録副約2400点の目録化と約5000枚のデジタル画像を収集することが出来ました。同館が所蔵する清代档案には、18世紀の日本人漂流民にかかわるものから、日本の幕末・明治期にあたる時代のものまで、多くの貴重な史料が含まれています。プロジェクト2年目にあたり、中国第一歴史档案館馮伯群副館長ら同館の研究者をお招きして、下記の日程で国際研究集会を開催いたします。

ご興味をお持ちの方は是非ご参加ください。

 

 

日本関係清代档案をめぐる国際研究集会

 

日時:529日(火)、14:3016:30

場所:学士会館分館8号室(本郷赤門脇)
・ いつもの会場では御座いませんのでご注意ください。

・ 終了後レセプションがあります。よろしくご参加ください。

 

特別報告:王 道瑞氏(中国第一歴史档案館、「歴史档案」副編集長)

故宮博物院文献館(第一歴史档案館の前身)時代の清代档案編纂事業について

 

   あわせて、プロジェクト代表者保谷 徹(史料編纂所教授)より、この間の研究経過と収集史料の概要について、報告を行います。

 

主催/日本学士院・東京大学史料編纂所

〔画像史料解析センター中国档案画像デジタル化プロジェクト〕

 

※なお、本集会は日本学士院による日本関係未刊史料調査事業(国際学士院連合関連事業)の一環として行われます。