東京大学史料編纂所では、独立行政法人日本学術振興会の平成17年度研究成果の社会還元・普及事業として、ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI「史料からみる日本の歴史」を実施しました。
 高校生を中心とした若い方々に、史料や史料データベースから歴史を探る楽しみを理解してもらうためのプログラムです。
 当日は、11校から39名(高校生29人、教員10人)が参加されました。史料編纂所の保立道久所長より、参加した高校生に未来博士の修了証が授与されました。
 この企画は、特別推進研究(COE)「前近代日本史料の構造と情報資源化の研究」(2000〜2004年度。研究拠点、前近代日本の史料遺産プロジェクト:Japan Memory Project)の研究成果によるものです。
当日は、教科書にでてくる著名な史料などを掲載した図録「史料からみる日本の歴史−東京大学史料編纂所所蔵の名品−」を資料として配布しました。図録はインターネット版を閲覧できます。
日時 2005年12月17日(土) 午前10時〜午後4時
会場 東京大学史料編纂所
プログラム 史料研究の世界へ
  石上 英一「僕は奄美諸島史を知りたい」
    林  譲 「今日は、自分の花押(サイン)を作って帰ろう
        −モノとしての史料研究の可能性」
    横山 伊徳「モノノミカタが変わるとき」
  展示 教科書に出てくる史料の本物を見てみよう
    刀狩令(国宝、島津家文書)などを展示
  史料保存技術への招待
  谷  昭佳「歴史研究の裏側−伝統技術とサイエンスの融合(写真)−」
    高島 晶彦「史料編纂所における修復について」
  史料研究室への招待(時代別に希望の講義を受講)
    稲田奈津子「墓からみた古代社会」
    本郷 恵子「中世史料の姿をみる−将軍の文書から百姓申状まで−」
    杉森 玲子「江戸の町と安政大地震」
    木村 直樹「江戸時代の日本と外国の関係−どんな人がきたのうだろうか?−」
注意:このホームページに掲載された史料の画像を、史料編纂所の許可なく印刷したり頒布することを禁止します。史料の掲載、複製については、史料編纂所図書部にお問い合わせ下さい。また、史料解説・講義ノートを引用する場合は、出典(史料編纂所「史料からみる日本の歴史」ホームページ版))と著者名を明示して下さい。
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 「史料からみる日本の歴史」のホームページは、平成17年度科学研究費補助金・基盤研究(A)「前近代日本史料の国際的利用環境構築の研究」により、史料編纂所所蔵史料のネットワークを通じての公開、教育への活用のために制作しました。