東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 画像解析と歴史・地理情報の高度活用に基づく荘園絵図の総合的研究(24242020)
研究期間 2012年度~2015年度
研究代表者 榎原 雅治
研究目的 本研究は、史料編纂所にて蓄積してきた古代・中世荘園絵図に関する研究方法を継承・発展させるとともに、その成果をより広く歴史史料一般の分析に援用することを目指す。第一に原本調査の方法論をより精緻化し、絵図以外の画像史料研究への応用を推進する。第二に荘園故地の現地調査方法をより鍛え、絵図読解を深めるとともに、調査情報を最新デジタル機器によって数値情報化し、系統的に記録・保存する。第三に蓄積された調査情報の集約・公開方法を鍛え、紙媒体と電子媒体の有機的な分業を実践する。あわせて地理情報を用いた荘園絵図研究の進展を図り、さらに文書や記録とリンクさせることで、史料編纂所歴史情報処理システム上にて時間と空間を結ぶ試みを実践する。第四に、調査情報のうち公開には至らなかったデータ群について、組織的に維持・保存を図り、後の検証・利活用に備える体制を構築する。
研究実績の概要
  • 2016年度
  • 2015年度
  • 2014年度
  • 2013年度
  • 2012年度
【2016年度】
 四年間の研究成果として前年度に『日本荘園絵図聚影 釈文編二 中世一』を刊行したが、同書には掲載しなかった荘園絵図の色彩、描画表現などに関する詳細な原本観察の所見、荘園現地において収集した情報をとりまとめる方法として、本研究経費によって構築した地理情報蓄積システムの概要、およびその活用についての提言、荘園現地調査地にかかわる新出史料の紹介などを、『東京大学史料編纂所研究成果報告二〇一六―二 画像解析と歴史・地理情報の高度活用に基づく荘園絵図の総合的研究』にまとめて刊行した。
報告書の構成は次の通りである。
研究課題の概要 研究成果   荘園絵図の彩色材料調査報告 村岡ゆかり/近江国菅浦与大浦下荘堺相論絵図」の彩色についての覚書 高橋敏子/荘園絵図調査の実践から 井上聡/荘園調査成果の共有をめざして 井上聡/金石文拓本史料データーベースにおける地理情報蓄積システムの活用 井上聡/史料編纂所所蔵荘園絵図模本データべースと地理情報蓄積システムの連携について 井上聡/『日本荘園絵図聚影』釈文編二中世一の刊行 林譲/「丹波大谷村佐々木文書」中の大谷村惣田数目録の紹介(翻刻修訂版) 榎原雅治
備考