東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(C)
研究課題名 島原の乱と近世的軍制の基礎的研究(23520801)
研究期間 2011~2014年度
研究代表者 山口 和夫
研究目的 参戦実人員と戦争遂行システムの把握、諸大名家中での内実と統制の解明、牢人たちの参陣とその後の帰趨の事例発掘、の三つを目的に、「島原の乱と近世的軍制の基礎的研究」の研究を進めた。
研究実績の概要
  • 2014年度
  • 2013年度
  • 2012年度
  • 2011年度
【2014年度】
1.参戦人員数について分析した。その際、幕府に動員され、扶持米を支給 された諸大名家の軍勢に加え、諸藩から派遣され原城攻めに参陣した使者衆 や、攻め手諸勢に陣借りして参陣した牢人たちに目配りし、事例把握に努め た。鳥取池田家派遣使者衆の攻城戦参加、熊本細川家および同家老松井勢へ の牢人衆参陣参戦事例等を調査し、数値を把握した。
2.軍律と戦功、後世の記憶について、京都橘大学・大阪城天守閣・新見市 立新見図書館・鳥取県立図書館・長崎歴史文化博物館・佐賀県公文書館・熊 本大学などで史料を調査し、分析した、佐賀鍋島家については、一揆派兵二 百年、二百五十年関連行事史料を調査し、家中従軍戦没者追悼法要のデータ を蓄積した。
3.幕藩間の回路となった幕府年寄、諸大名家老・家臣、上方商人、牢人等 相互の人脈について、人物史データを整理・蓄積した。得られた知見を、『大 日本近世史料 細川家史料二十五』(二〇一六年三月発行予定)の人名一覧 解説にも反映させる。
4.研究成果として、牢人たちの参陣人数・帰趨事例についての一文と、細 川家・幕府年寄土井利勝の関係を論じた一文とを成稿・公表した。
備考