東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 法令・人事から見た近世政策決定システムの研究(23242037)
研究期間 2011年度~2014年度
研究代表者 山本 博文
研究目的  本研究の目的は、近世の政治に一貫した「政策基調」があったのか、あったとすればどの部署が管轄していたのかを検討することを主な目的としている。
研究実績の概要
  • 2014年度
  • 2013年度
  • 2012年度
  • 2011年度
【2014年度】
  織豊政権期については、引き続き全国的な史料調査を行って、豊臣秀吉の 法令、および豊臣家奉行人の奉書等のデータベース化を進めた。朝廷との関 係については、松澤克行が行った宮内庁編纂の『天皇皇族実録』のうち、御 土御門天皇・後柏原天皇・後奈良天皇・正親町天皇の実録のデータベースを 東京大学史料編纂所の「近世編年データベース」に格納した。
江戸幕府の法令については、『御触書寛保集成』データベースを同じく「近 世編年データベース」に格納した。その他のテーマについては、織豊政権に ついては堀新と研究協力者の曽根勇二(横浜都市発展記念館職員)が、豊臣 家五大老・五奉行の文書リストを作成した。また、佐島顕子は、『李朝実録』 のうち日本人が登場する記述を抜粋し、データベースを作成した。
江戸期の法令・人事については、福田千鶴が、福岡藩初期の法令伝達につ いて研究し、福留真紀は、幕府人事と法令に関する研究を進め、白根孝胤は、 尾張藩御城附についての研究を継続して行っている。研究員の篠崎佑太は、 東京大学史料編纂所所蔵の「石井良助所蔵史料」の整理を行い、目録作りと 一部史料の翻刻を行った。
全国的な史料調査については、三重県伊勢市の神宮文庫、奈良県天理市の 天理大学附属図書館などに出張し、豊臣期および江戸期の法令関係史料の蒐 集に努めた。
今年度は、本科研の最終年度であるため、研究成果報告書『法令・人事か ら見た近世政策決定システムの研究』(東京大学史料編纂所研究成果報告二 〇一四─七)を刊行した。目次は、以下の通りである。
一 法令・人事から見た近世政策決定システムの研究(序) 山本博文  
二 明智光秀「家中軍法」をめぐって 堀 新   
三 五奉行連署状について 曽根勇二  
四 『朝鮮王朝実録』収載日本人名に見る豊臣政権 佐島顕子  
五 山口県文書館所蔵『豊臣秀頼御上洛之次第』について 堀 智博  
六 戦国・織豊期『天皇皇族実録』のデータ化 松澤克行  
七 石井良助旧蔵史料の整理と紹介 篠崎佑太  
八 「兼山秘策」にみる幕府人事─勘定所を中心に─ 福留真紀  
九 幕府法令の伝達・情報収集と御三家御城附─尾張徳川家を中心に─ 白根孝胤  
十 近世初期福岡藩の法令伝達 福田千鶴  
備考