東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(B)
研究課題名 近世前期西南諸藩史料の統合的研究─大規模軍役動員時の幕藩・藩藩関係から─(21320120)
研究期間 2009年度~2012年度
研究代表者 小宮 木代良
研究目的 本研究は、西南地方(中国・四国・九州)諸藩に伝来した大量の史料を蒐集し、とりわけ近世前期に幕府がそれら諸藩に賦課した大規模軍役動員に注目しながら、そこに表れる幕府と藩、藩と藩相互の政治的関係を考察しようとするものである。
研究実績の概要
  • 2012年度
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
【2012年度】
1.関連史料の調査・撮影対象として年度計画にあげた大名家のうち、①毛利家関係については、山口県文書館所蔵「毛利家文庫」の「五六 継立原書」に含まれる初期藩政史料原本一部の原本調査を行った。②高知藩山内家史料については、土佐山内家宝物資料館所蔵「長帳(山内家御手許文書)」のうち、甲六(寛永元年)の原本調査を行うとともに、昨年度に引き続き修補済の分類「丙」の史料六点のうち残り三点を調査・撮影した。③和歌山藩関係史料については、和歌山県立文書館蔵の「紀州家中系譜並に親類書」の調査を行い、二〇一一年度分と合わせて、全三二二冊の写真ファイルのうち二三〇冊の調査を終えた。また、和歌山大学紀州経済史文化史研究所所蔵「紀州藩留守居杉浦家文書」を調査した。④人吉藩相良家史料については、人吉市立図書館所蔵の「探源記」・「歴代私鑑」・「南藤蔓綿録」・「歴代嗣誠独集覧」・「歴代参考下書」等を調査し、デジタル撮影した。⑤徳島藩蜂須賀家関係史料については、徳島大学附属図書館所蔵の「蜂須賀藩家臣成立書并系図」を調査し、写真帳全二四九冊を調査し、関連史料をコピーした。⑥日出藩木下家関係史料については、日出藩萬里図書館において、同館収集複製資料の「日出藩御家中系図」「平姓杉原氏御系図附言」「延俊公御代御知行衆士」等を調査した。⑦大坂城普請関係史料の所在調査のため、香川県小豆島町・同土庄町を訪ね、徳島文理大学橋詰茂氏の御協力を受けつつ、現地における石丁場関係史料の所在情報の蒐集に当たった。
2.二〇一一年度に引き続き山口県文書館所蔵毛利家文庫の一門・重臣家の「譜録」所収文書の目録化を行った。さらに、継立原書中の初期藩政史料の目録化を継続した。また、オランダ国立中央文書館「日本商館文書」中の商館受発信書簡集の翻刻(レイニアー・H・ヘスリンク氏の協力による)と分析を行った。
3.これまでの収集史料とその整理の成果より、報告書作成のための分析・まとめを行った。
4.公開研究会「一七世紀前半西南諸藩における大規模軍事動員」を開催した(二〇一二年一二月七日於史料編纂所)した。
5.報告書『十七世紀前半西南諸藩における大規模軍事』(東京大学史料編纂所研究成果報告二〇一二─六)を作成した。
備考