東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 協調作業環境下での中世文書の網羅的収集による古文書学の再構築(21242021)
研究期間 2009年度~2012年度
研究代表者 近藤 成一
ホームページ http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/kondo/komonjovl/
研究目的 a 1600年以前の古文書を対象として、古文書の所在情報、画像、釈文を共有し、文書名の付与・年代比定等の古文書利用のための基礎作業を共同で行い、文書の形態・様式・機能・伝来等々に関する古文書学上の議論を組織・集約する協調作業環境をネットワーク上のバーチャルオーガニゼーション(「古文書バーチャルラボ」と称する)として構築する。
b 同オーガニゼーションの運用により、「日本古文書ユニオンカタログ」の網羅性の精度を上げ、『鎌倉遺文』データの修正・追加を推進する。
c 20万件を確実に超え数十万件に及ぶことの予想される1600年以前の古文書の全体について、文書名の検討と年代比定を進め、古文書学を帰納的に再構築する方向を示す。
研究実績の概要
  • 2012年度
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
【2012年度】
1.最終年度として研究成果をまとめるため、九月一八日に全体会議を持つとともに、公開研究会を開催し、研究成果の一部を発表した。
第一部 科研・研究成果の概要 近藤成一
第二部 古文書研究をめぐる諸問題
『鎌倉遺文』未収録の荘園帳簿について 海老澤衷
広島大学所蔵の『鎌倉遺文』未収録文書について 本多博之
『鎌倉遺文』未収の天皇家御願寺関連史料─京都大学文学部所蔵「金剛心院文書」から 遠藤基郎
『鎌倉遺文』の「古田券」を典拠とする文書について 柳原敏昭弘長三年東寺観智院金剛蔵所蔵『仁和寺興隆倹約等条々』について 稲葉伸道
古文書写二題─『宝永三年秋鹿・島根両郡神社書出帳』と『岩国藩中諸家古文書』より─ 西田友広
中世の位記について 遠藤珠紀
豊臣秀次朱印状の一斉発給について 金子拓
第三部 鎌倉遺文バーチャルラボラトリの課題について 渡邉正男
2.「古文書バーチャルラボ」運用の成果として、「鎌倉遺文バーチャルラボラトリ」上に蓄積されたデータを、点検を経た上で、「鎌倉遺文フルテキストデータベース」に移行し、公開した。
3.「日本古文書ユニオンカタログ」により、『鎌倉遺文』のある鎌倉時代の古文書データの存在状況について分析し、古文書研究に関する協調作業環境の課題について考察した。
4.以上の内容を報告書にまとめ、『東京大学史料編纂所研究成果報告二〇一二─四』として刊行した。
研究の概要
公開研究会の記録
  近藤成一 海老澤衷 本多博之 稲葉伸道 西田友広 遠藤珠紀 渡邉正男
古文書バーチャルラボの構成 近藤成一
古文書リンケージプラットフォーム実現の可能性について 山田太造・近藤成一・野村朋弘
『鎌倉遺文』の「古田券」を典拠とする文書について─『遺文』未収録文書の紹介もかねて─ 柳原敏昭
京都大学総合博物館所蔵『金剛心院文書』の紹介 遠藤基郎
鎌倉遺文「未収録」古文書目録
備考