東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 「地図史料学の構築」の新展開-科学的調査・復元研究・データベース-(21242018)
研究期間 2009年度~2011年度
研究代表者 杉本 史子
研究目的 本共同研究「『地図史料学の構築』」の新展開―科学的調査・復元研究・データベース」は、「地図史料学の構築―前近代地図データ集積・公開のために」(以下、第1段階と呼ぶ)の蓄積を前提に、以下のような検討を行い、日本前近代地図の特質を明らかにし、社会に対して発信することを目指す。
○第一段階に引き続き、科学的調査(広義。狭義の科学的調査すなわち蛍光X線分析法・可視反射分光スペクトル測定法と、組織的目視調査とを含む)を行い、近世における代表的政治地図である国絵図を中心とした絵図類に使 用された材料・技法・描写方法・内容的特質についての基礎データを蓄積することを予定。
○国絵図についての学術的復元研究を行い、文献資料だけでは明らかにしえない、当時の制作技法・描写の発想・具体像を検討する。
○第一段階に蓄積してきた地図関係データを拡充し、効果的な公開のありかたを検討する。
○以上の研究成果を広く社会に公開することを検討する(シンポジウム、復元過程公開、諸分野の共通基本書となる『仮称・絵図学入門』など)。
研究実績の概要
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
【2011年度】
1 DB 関係 アクセスランタイムで『前近代地図情報データベース試用版』『東京大学史料編纂所所蔵印刷図データベース』作成した。
2 講演会などを行い、研究成果を学界のみならず一般市民にもわかりやすいかたちで公開した。
①2011年度「復元国絵図公開・研究発表会」(於東京大学、2011年7月5日)、
②『平成23年度池田家文庫絵図展』にあわせ、記念講演会「国絵図復元の成果」(荒井経)、パネルディスカッション(杉本史子・荒井経・佐藤賢一・中村裕美子・中村雄祐)を、岡山大学・岡山市デジタルミュージアムと共催で行った(於岡山市デジタルミュージアム、2011年10月23日)。
3 絵図調査のまとめ これまでの絵図調査の成果を、論文として発表するとともに、基礎データを『東京大学史料編纂所研究成果報告2011︲2 『地図史料学の構築』の新展開 第Ⅱ部 原本調査』(全512ページ)としてまとめた。
4 杉本史子、礒永和貴、小野寺淳、ロナルド・トビ、中野等、平井松午編『絵図学入門』(東京大学出版会、2011年7月、 全259ページ)の執筆:共同研究の成果を入門書のかたちに結実させ、今後の地図研究・利用・活用のためのプラットホームとして、学界・社会に提示した。
5 共同研究の成果を『東京大学史料編纂所研究成果報告2011︲2 『地図史料学の構築』の新展開 第Ⅰ部 研究概要/ データベース概要/ 論文・研究報告』(全320ページ)『東京大学史料編纂所研究成果報告2011︲2 『地図史料学の構築』の新展開 第Ⅱ部 原本調査』(全512ページ)としてまとめた。
備考