東京大学史料編纂所

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研究種目名 若手研究(B)
研究課題名 畿内および周辺地域における守護系戦国大名関係史料の網羅的収集とその帰納的研究(19720160)
研究期間 2007年度~2010年度
研究代表者 村井 祐樹
研究目的 本研究の目的は、守護系戦国大名の典型たる佐々木六角氏の関係史料を網羅的に収集・蓄積し、それらを翻刻・活字化・校訂・整理し、帰納的に分析することで、大名権力像を明らかにすることである。そのためには、前提作業として多様な史料を収集・蓄積すると同時に、それらを有効利用するための効率的な整理方法を検討することが不可欠であり、その方策を探ることも課題とする。すなわち、細目録情報・書誌情報・フルテキスト等の史料から抽出しうる諸情報をデジタルデータ化し、その上で、申請者の職場である史料編纂所の有する諸データベースと有機的に連絡を図る方策の構築を目指すものである。
研究実績の概要
  • 2010年度
  • 2009年度
  • 2008年度
  • 2007年度
【2010年度】
本年度は、前年度に引き続き、畿内近国地域における守護系戦国大名、主に佐々木六角氏、および関連する守護系戦国大名関係史料の収集・調査・撮影に努めた。主な調査・採訪史料は以下の通りである。
 まず滋賀県においては、「胡宮神社文書」(多賀町)・「伴文書」(甲賀市)、大阪府においては「鶴原文書」(高槻市)・「浄照坊文書」・「定専坊文書」・「大阪城天守閣寄託文書」・「大阪歴史博物館所蔵文書」(大阪市)・「誓願寺文書」(藤井寺市)・「堺市立博物館所蔵文書」(堺市)、兵庫県においては「称念寺文書」(姫路市)・「西光寺文書」(宍粟市)、広島県においては「広島県立大学所蔵文書」・「野村文書」・「木村文書」・「多聞院文書」(広島市)・「三隅文書」(廿日市市)、山口県においては「藤井氏所蔵文書」・「下文書」(岩国市)、福岡県においては「井原文書」(福津市)・「上村氏所蔵文書」・「小寺文書」・「青木文書」(福岡市)、栃木県においては「佐野市郷土資料館寄託文書」(佐野市)、群馬県においては「安中市所在中世文書」(安中市)等である。また調査に御協力いただき、連携を深めることができた団体・機関は、大阪城天守閣、堺市立博物館、広島県立大学、海の見える杜美術館、岩国市、佐野市郷土資料館、福津市教育委員会、福岡市史編纂室、兵庫県立歴史博物館、安中市ふるさと歴史館、多賀町立博物館、大阪歴史博物館である。以上の調査をもとに、昨年度刊行した『戦国遺文 佐々木六角氏編』の補遺史料の蒐集・調査を行った。その結果を『遺文』記載史料のデータベース化のための、テキスト形式・PDF形式以外のデータ化の方策を検討し、出版社の了解があれば可能であるという段階にまで達することができた。
備考