東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 東アジアの国際環境と中国・ロシア所在日本関係史料の総合的研究 (19202020)
研究期間 平成19年度~平成22年度
研究代表者 保谷徹
研究実績の概要

  • 2010年度
  • 2009年度
  • 2008年度
  • 2007年度
【2010年度】
本研究は、一九世紀を中心とする中国・ロシア所在日本関係史料の体系的収集と分析によって、東アジアの国際環境の変容と日本近代化の位相をさぐり、収集史料および目録情報等の公開利用をはかることを目的とする。
 1)研究会・国際研究集会の実施:日本学士院がおこなう在外日本関係未刊行史料調査事業に連携し、東京大学史料編纂所・日本学士院共催による「日露関係史料をめぐる国際研究集会」(五月)を開催した。
 国際研究集会における報告四本は『東京大学史料編纂所研究紀要』二一号(三月)に掲載・公開した。
 また招聘者らは会議終了後、奈良文化財研究所(田辺征夫所長)・宮内庁正倉院事務所(杉本一樹所長)などを訪問し、木簡史料の発掘や保管、正倉院史料の修復現場などを見学して日本の古代史料とその保存状況についてレクチャーをうけるなど、日露の研究交流につとめた。
 2)ロシア連邦サンクトペテルブルグ市に出張し、ロシア国立歴史文書館・ロシア国立海軍文書館・ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所・同人類学民族学博物館(クンストカーメラ)・ロシア国立砲兵博物館等における日本関係史料の調査・収集を行った(六月・一〇月)。
 3)ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所(旧東洋学研究所)との覚書に基づき、一九世紀初頭サハリンアイヌ交易帳簿の解読・分析を進め、六月出張で原本校正をおこなった。なお本研究は、本研究所の共同利用共同研究拠点の特定共同研究(保谷・小野・麓・谷本・東俊佑〈北海道開拓記念館〉)と連携して行った。また、一九世紀初頭北方紛争記録に関する同研究所との共同研究をすすめた。
 4)本研究所の「抗倭図巻」プロジェクト(保谷・久留島典子教授・藤原重雄助教・須田牧子助教・谷昭佳技術専門職員・高山さやか技術職員)と連携し、中国国家博物館副館長らを招聘した国際研究集会「比較研究『抗倭図巻』と『倭寇図巻』」の開催に参加した。(一一月、東京大学史料編纂所・画像史料解析センター共催)。
 5)『ロシア国立海軍文書館所蔵日本関係史料解説目録』(三六七頁)を作成し、出版・公開した(三月)。
備考