東京大学史料編纂所

HOME > 編纂・研究・公開 > 共同研究 > 中世禅宗寺院の経済組織に関する研究―禅籍史料の活用を通して―

研究種目名 若手研究(B)
研究課題名 中世禅宗寺院の経済組織に関する研究―禅籍史料の活用を通して― (18720165)
研究期間 平成18年度~平成20年度
研究代表者 川本慎自
研究実績の概要

  • 2008年度
  • 2007年度
  • 2006年度
本研究は、中世禅宗寺院の経済組織、具体的には「東班衆」とよばれる僧侶集団について、その組織構成や寺院経済活動への関与を明らかにし、中世社会に大きな影響を与えた禅宗寺院の社会的役割について考察するものである。その方法としては、従来用いられてきた文書史料のみならず、禅宗寺院に関する典籍類(禅籍)をも分析し活用することによって文書史料を補い、禅宗寺院経済の全体像に迫ろうとするものである。
 本年度の研究活動としては、まず第一に、関東地方および中国地方を中心として禅宗寺院関係史料を調査し、必要なものについてはマイクロカメラやデジタルカメラによる撮影を行った。
 第二には、こうした史料調査を踏まえて、禅籍類を用いた分析・研究を行った。本年度は、とくに足利学校に残る中世の三島暦版暦を手がかりとして、版暦の移動と禅宗寺院の末寺・所領分布とを比較し、足利学校と相模・伊豆の禅宗寺院とのつながりを考察した。なお、これらについては「足利学校と伊豆の禅宗寺院」(『アジア遊学』 一二二号、勉誠出版)などにおいて成果を報告した。
備考