東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(C)
研究課題名 古代・中世古記録書誌情報の蒐集と古記録メタデータ・データベースの構築 (18520478)
研究期間 2006年度~2008年度
研究代表者 尾上陽介
研究目的 本研究は、日本古代・中世に作成された古記録史料(個人の日記もしくは日記を典拠とする諸記録類)について、現在すでに蓄積しつつあるデータをもとに、ある古記録に何年何月何日条の記事が含まれ、同時にそれがどのような形で成立したものであるのか、という情報の網羅的なデータベースを構築することで、古記録史料を個々の研究者が等しく利用できるような環境の実現を目指す。
そのため、古代・中世の古記録史料を多く所蔵する機関を集中的に調査し、新たなデータの蒐集に努めるとともに、各所蔵機関における請求番号や記録記主名、収載日条データ、特記事項など多岐にわたるメタデータの電子化を進め、公開・検索が可能となるよう、データの整備ならびにシステムの開発を図るものである。
研究実績の概要

  • 2008年度
  • 2007年度
  • 2006年度
本年度は、昨年度に引き続き本研究により新たに作成したデータについて、データベース化を前提とした項目の調整を進め、フォーマットの異なるメモ形式のデータについては形式を整序した。その際、データの検索結果を一義なものとするため、記録間のシソーラスの構築をさらに進めた。
また、昨年度に引き続き古代・中世の古記録史料を多く所蔵する機関に出張して調査し、各所蔵機関における請求番号および記録名、収載日条、書誌情報、特記事項などの新たなデータの蒐集に努めた。具体的には、本年度は京都大学附属図書館・京都府立総合資料館・西尾市岩瀬文庫などの諸機関に出張し、それぞれに所蔵される古記録を調査し調書を作成した。また、史料編纂所所蔵レクチグラフや国立歴史民俗博物館所蔵高松宮家本についても、データを蒐集した。その際、原史料に「不知記」などとあるのみで記録名が明記されていない記事についても、その内容から記録名を調査することに努めた。
以上の作業から、本年度は、新たに約二五〇枚のデータシートと入力データ二四〇〇件(個別記事存在データ換算では計五〇〇〇件を超える)を作成し、デジタルデータ化した。これら本研究によって蓄積したデータについては、史料編纂所が構築している編年史料カードデータベースに搭載しており、公開に向けて調整を進めている。
備考