東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 江戸幕府・朝廷・諸藩の編年史・編纂史料集の史料学的研究(18202018)
研究期間 平成18年度~平成21年度
研究代表者 山本博文
研究実績の概要

  • 2009年度
  • 2008年度
  • 2007年度
  • 2006年度
【2009年度】
 本年は、研究実施計画の最終年度として、下記の成果を残した。
①研究代表者の山本博文が、平成一八年度より着手した『日本財政経済史料』のデータベース化を完成させた。連携研究者の福留真紀が、『日本財政経済史料』に所収されている諸史料を、特に『向山誠斎雑記』と比較してその史料学的特質について考察した。
②連携研究者の松澤克行が、『天皇皇族実録』のデータベース化を完成させた。綱文の訂正作業は、宮内庁書陵部の研究者と協議の上、継続中である。
③研究代表者の山本博文が、『東京市史稿』の「宗教編」・「変災編」・「橋梁編」・「港湾編」のデータベース化を完成させた。
④平成一九年度に完成させた『通航一覧』データベースにもとづき、連携研究者の木村直樹が『同書』所収史料と長崎歴史文化博物館の所蔵史料を比較・検討した。
⑤研究分担者の松方冬子とRAの矢田純子が中心となって、『オランダ商館長日記』および「マルヒナリア」の日本語訳を進めた。
⑥イギリス所在の日本関係史料について、ケンブリッジ大学図書館所蔵の日本史料を調査した。
 また本年は、これまでの研究成果を集約し、山本博文編『江戸幕府・朝廷・諸藩の編年史・編纂史料集の史料学的研究』(『東京大学史料編纂所研究成果報告』二〇〇九―五、二〇〇九年三月)として刊行した。同書は、本科研において研究の中核に据えていた『日本財政経済史料』・『天皇皇族実録』・『通航一覧』・「マルヒナリア」などの編纂史料について分析した論考を八編収めている。いずれの論考も、本科研において充実させた「近世編年データベース」を構成する諸史料の史料学的研究を行ったもので、近世史研究はもちろん、アーカイブズ学など関連する分野にも大きく寄与できるものとなっている。
備考