東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究 (A)
研究課題名 日本前近代史料の国際的利用環境構築の研究 (17202016)
研究期間 平成17年度~平成20年度
研究代表者 石上英一
研究実績の概要

  • 2008年度
  • 2007年度
  • 2006年度
  • 2005年度
【2008年度】
 日本前近代史料国際的利用環境構築のため、システム開発・コンテンツ整備・利用環境研究を実施した。
1 欧米研究者と協同した平安・鎌倉時代史料の翻訳・グロッサリー作成の研究
(1)米国・アジア研究協会二○○八年大会(アトランタ)で関連会議を開催し応答型翻訳支援システム・史料編纂所歴史情報データベース・Kambun Workshopについての報告に基づき意見交換を行った。約三○名が参加した。
(2) 王立工科大学(スウェーデン・ストックホルム市)言語コミュニケーション学科Yoko Takau-Drobin講師と協同でThe First Euroopean Kanbun Workshopを開催し(七月七日〜二五日)、石上が参加し平安時代中期史料の英語翻訳研究を行った。翻訳成果は、研究成果報告書に収録してある。
(3)南カリフォルニア大学(USC。米国・ロスアンジェルス市)のJoan Piggott教授と協同でKambun Workshop 2008を開催し(7月14日〜8月8日)、遠藤が参加し平安・鎌倉時代史料の英文翻訳研究とグロッサリー作成を行った。翻訳成果は、研究成果報告書に収録し、またUSCのKambun Workshopのホームページからも公開されている。
2 国際的利用推進のためのコンテンツ整備
(1)応答型翻訳支援システムのシステム辞書に、和名類聚抄から地名情報データ、Kambun Workshop 2008で作成されたグロッサリーを入力した。
(2)平安遺文除外文書データベースのデータに『新訂増補国史大系』『朝野群載』『続左丞抄』『法曹類林』『本朝文粋』『本朝続文粋』のデータを校正し、公開の準備を行った(二○○九年八月公開)。平安遺文除外文書データの研究の成果として、RA矢越葉子は次の論文を発表した。
矢越葉子「『政事要略』所引の勘物について」『東京大学史料編纂所研究紀要』一九号、二○○九年三月
(3)平安遺文未収文書データベースのデータに、『大日本史料』第一編・第二編既刊分からのデータ採録を終了した。
3 国際的利用環境向上のためのシステム開発
(1)応答型翻訳支援システムのオンライン・グロッサリー登録システムのセキュリティー機能改良開発を行った。
(2)近世編年史料データベースの天皇実録データの利用環境改良のため検索画面に天皇実録プルダウンメニューを付加するシステム改良を行った。
4 研究成果のまとめ 『東京大学史料編纂所研究成果報告2008-3』として『日本前近代史料の国際的利用環境構築の研究』(二○○九年三月)を刊行し、4年間の研究成果を示した。
備考