東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 画像史料解析による前近代日本の儀式構造の空間構成と時間的遷移に関する研究 (16202014)
研究期間 2004年度~2007年度
研究代表者 加藤友康
研究目的 日本史学・美術史学・建築史学の協同による本研究の第一の目的は、(1)画像史料データの情報資源化を図り、画像史料を歴史的脈絡のなかで解析する方法を確立することをめざして、そのための共同研究の基盤を整えること、(2)これまで集成が十分行われていなかった「指図」 の編年的集成とそのデータベース化を図るとともに、「指図」 のコンテクスト・史料脈絡を情報資源化により復原する方法の研究を行うこと、(3)「次第書」「部類記」などを編年集成することによって、個々の儀式の時代的特徴とその遷移を明らかにする研究史科として活用することである。また、本研究により得られた研究成果を、日本史学をはじめとする学界共有の学術情報として活用し得る研究用プラットフォームシステムの開発を進めることが、第二の目的である。
研究実績の概要

  • 2007年度
  • 2006年度
  • 2005年度
  • 2004年度
2006年度に史料編纂所のホームページ上から「所蔵目録データベース」と連動して画像を公開してきた史料編纂所所蔵『奏者番手留』『徳大寺家史料』『通航一覧』について、デジタルデータと細目内容インデックスのリンク付けを完成させ、近世幕府儀式・外交儀式関係画像史料の集成とデータベース化を進めた。宮内庁書陵部所蔵『鷹司本年中行事絵巻』の閲覧システムの開発およびそれと並行して場面・段ごとのインデックスデータの作成を行った。これにより、段・行事名・場所・式日(月・日)・関連儀式書・関連古記録・関連指図・参考・備考などから任意のデータ検索を行い、検索結果から画像のサムネイル表示、詳細表示が可能となった。
古記録刊本所載の指図カードから儀式名称・儀式の場などからなるインデックスデータの作成・修正と、部類記日付取データの作成・修正を進めた。史料編纂所が蒐集し写真帳に編成した史料群のうち『陽明文庫記録』『仁和寺文書』『田中穰氏旧蔵典籍類』『広橋家記録』等から、また『陽明叢書』『冷泉家時雨亭叢書』等から、行事名・年月日・西暦・場所・建物・出典・依拠本・依拠本頁・図中表題・内容・指図種類・主な図像などからなるインデックスデータの作成・修正も行った。合わせて宮内庁書陵部所蔵九条家本の部類記収載の日付取データカードの追加外注入力も行って、その編年集成とデータベース化を進め、儀式関係史料の情報資源の蓄積を図った。
醍醐寺・比叡山国宝殿等における中世宗教儀礼絵画の調査、奈良文化財研究所における『興福寺所蔵典籍文書』写真帳からの「指図」の所在情報の調査とデータ集成、東寺・仁和寺・京都府立総合資料館等における中世宗教儀礼関係史料の調査を進めた。
備考