東京大学史料編纂所

HOME > 編纂・研究・公開 > 共同研究 > 近世日本関係欧文文書群の史料学的研究

研究種目名 基盤研究(B)
研究課題名 近世日本関係欧文文書群の史料学的研究 (15320077)
研究期間 2003年度~2006年度
研究代表者 松井洋子
研究目的 本計画は、日本近世史研究のための欧文史料の中心となる (A) イエズス会を初めとする修道会のアジア布教関係史科、(B) イギリス・オランダ他各国東インド会社のアジア進出関係史料について、国際比較的、及び史料学的視点からの既蒐集史料の再検討と、新たな調査・蒐集・分析を行なうことを目的とする。(A) については日本布教を試みた各修道会史料についての情報を可能な限り蒐集し、伝存の過程で作成された複数の写本の焼付写真を作成し、日録化を試みて相互関係を検討する。(B) については時期によるオランダ東インド会社文書、特に日本関係文書のあり方の変化を検証するとともに、比較の視点から他の各国東インド会社の史料、国内の関係史料の調査を行なう。
研究実績の概要

  • 2006年度
  • 2005年度
  • 2004年度
  • 2003年度
アジュダ図書館所蔵「アジアのイエズス会士」についてこれまで作成した目録の整理を行なった。イエズス会以外の修道会の布教活動については、日本学士院の事業との連携により、スペイン所在のフランシスコ会関係史料の調査を実現した。
B東インド会社史料:
各国東インド会社史料に関しては、2004年度に入手したオランダ国立ユトレヒト文書館所蔵ハイデコーペル家文書中の東インド会社関係史料のマイクロフィルムの目録を作成した。
『バタフィア発信書翰控簿』の一点毎目録の入力を完了し、校正を行なった。これにより、本科研の終了時には、1620年代から1790年代に至るおよそ42500点のデータの外注入力が完成し、校正がおおむね終了するに至った。当面可能な部分について暫定的に、史料編纂所の所蔵史料目録データベースを介してマイクロフィルムの内容細目の形でデータの公開を開始し、また英文HPに検索の案内を掲載した。
オランダ東インド会社日本(平戸/長崎)商館の『商館長日記』について、異本一覧という形で、残存史料群ごとに別個に記載されている『商館長日記』の目録情報をすべて年次毎に集載することで全体像を把握することを試みた 。それに基づき、史料編纂所で未蒐集だった異本の存在を確認し、今後すぐに補遺できるよう必要情報を整備した。
東インド会社解散後の史料についても、引き続き蒐集文書の内容検討を行なった。
C国内史料:
北九州市内個人宅において調査を行ない、長崎における対外関係の担い手として重要な役割を果たした町乙名に関わる史料を蒐集することができた。
4年間の成果をもとに、研究成果報告書を作成した。
備考