東京大学史料編纂所

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研究種目名 基盤研究(A)
研究課題名 第二定型洛中洛外図屏風の総合的研究(課題番号14209008)
研究期間 平成14年度~平成16年度
研究代表者 黒田日出男
研究実績の概要

  • 2004年度
  •     
  • 2003年度
  •   
  • 2002年度
本科研の最終年度である二〇〇四年度は、林原美術館本『洛中洛外図屏風』の画面情報人力を継続して行なった。右隻・左隻ともに順調に入力作業を進めることができた。
それと並行して、高精細画像ビューワーと画面が同期するプロファイル機能を併せ持つ 「画像史料研究プラットフォーム」 に検索機能を加えた「PICTIONARY」の開発を終えることができた。さらに①検索機能の強化、②検索スピードの高速化、③使いやすいインターフェースの開発の三点に絞り改良を加えた。結果としてこの三点の改良にも成功し、本科研において開発してきた、データ構築能力をもち、そのデータを縦横に利用するための検索機能を持つ高橋維画像ビューワーは「PlnT岩NA河Y」として開発の第一段階を完全に終えることができた。
また、画面に措かれた情報の記述のみならずこれらの名称に対する概念規定を明示するために、社会史・建築史・都市史・美術史の各分野でキーワードツリーを構築した。これは、各情報の執筆者がどのような概念で事物を理解しているかを示すことで、各名称の使い方における法則性・規則性を明確にするためであった。これを検索の上であらかじめ準備した検索支援として設定することで、データベースとしての特性を鮮明にすることに成功した。
なお、以上の事項を遂行するに当たり、二〇〇四年庭中に二回の研究会を開いた。事務局からの問題提起、研究分担者・協力者からの様々な研究報告や提言など実りあるものであった。また十一月には本科研の研究資源である大学大学院工学研究科)、長谷川裕子 (立教大学文学部)、高屋麻里子 (千葉大学大学院自然科学研究科院生)、小川慧里子 (株式会社タカラスタンダード)。加藤裕美子 (早稲田大学大学院文学研究科院生)、大澤泉 (同上)、土井原もえぎ (財団法人林原美術館)、立畠敦子 (社団法人林原共済会)、太田まり子 (本所非常勤職員)、安達千鶴子(同上)、永井久美子 (東京大学大学院総合文化研究科院生)、斉藤麻衣 (学習院大学文学部学生)林原本『洛中洛外図屏風』 の所蔵者のご好意で、岡山県・林原美術館において原本の詳細な熟覧調査を実現することができた。
本科研の終了に当たって、研究成果報告書を作成した。同報告書には、研究経過・成果概要の報告とともに、九本の研究報告と「『洛中洛外図屏風』関係文献目録 (稿)」を収録した。
備考