[画 像]

#231(原本18−6
 二三一 沙弥きやうにん田地売券
さつまのくにたきのこほり吉枝名内亡父きやうゑのゆつりしやう、よう
よう候によて、ようとう十五貫文に、そうりやうたけミつとのに、やう
たいをかきてうりわたしまいらせ候了、かの状ニのせられ候つほつほ、
御ちきやうあるへく候、このうへハ、自余のつほけ、そうしてきやう●ゑのふんのうちとかうして、なかくけうはうのきあるましく候、よての
ちのためにしやう如件、
   元徳三年八月廿一日        しやミきやうにん
                           (花押)