[画 像]
P82
#200(原本15−3)
二〇〇 今川了俊貞世自筆書状(切紙)
「 」
新春御吉事申篭候了、幸甚〃〃、
抑両国事并嶋津進退事、自京都御使御教書等成下候間、此時両人事可定
候、其ほとハ、名和在陣候へは、毎事御同心候て御談合候て、事のやう
御らん候へく候、兼又仰合らるへき事候とて、了俊一身可参候由、仰下
されて候ほとに、当陣事、九州事等よくよくしたゝめ候て、一両月のい
とまにて可上洛候うへハ、御方の人〃の御ため中〃御悦たるへく候、よ
くよく御代官を申候て、公方ニも可申入候也、それニ付候てくはしく安
国寺ニ申て候、きこしめし候へく候、恐〃謹言、
正月六日 了俊(花押)
渋谷一族御中
「渋谷一族御中 了俊」