[画 像]

#159(原本13−2
 一五九 東郷道重充某譲状
譲与 東郷彦三郎左衛門尉道重所
 薩摩国入来院塔原村内田畠在家山野等事
 四至 但、前田并大牟礼弐簡所
  限東、前田之下□□木場□□□□方□在之、小丸之頭□柳之
 迫・松之迫等の西の田縁をのほに切、田ハ木場也、野ハ前田也、
 但、松の迫も前田之作田すこし相交在之、ゐむたか迫の田ハ木場也、
 但、大牟礼之作のゐむたより東の田縁につきてのほりにやけ山の小
 谷をのほりに副、牟礼の中のせたおと大牟礼のつゝきたるひたをよ
 り、嶽のこしを南の尾筋に下て、大□□より一番□小谷にくたりて
 比野河へ切、但、□□野下□ハ木はの寺仕之田也、彼田ハ字
 大牟礼と号焉、
  限南、市比野河を下仁、にか竹の渡瀬より市野堺を切矣、限西、
 前田山の縁目を北へ、片平か迫の西のはためんを、同迫尻の西の尾
 さきと、北よりさしたる尾崎のゆき合に切、両方の尾崎にはうし
 り、同片平か迫ののはためにつきて、東へ上□、前田山のはため
 につく、同しとも□の入脇田ハ木は寺仕之作田也、限、前田山の
 はためを東へ下